第413回点盛り

利孟
草の芽の肩寄せ土を起こしけり 虚○あ◎
草の芽の一生懸命さ:あ
園長の白髪の鬼や年の豆 恵○義
幼稚園の節分遊びの鬼役園長:恵/通常ある情景ながら、園長のがんばりの情景:義/
春隣洗ひ流して鍬の土 恵義
農作業が終わり、明日に備える、もうすぐ春:義/
産院のピンクのカーテン春立つ日
産婦人科のピンクのカーテンが:義/
余寒なほ無言でティッシュ配る娘の
義春
節分会世話人鬼に般若湯 利○虚◎あ
世話人がなんでもやってくれて、ほのぼのの人間関係:あ
早暁の籠に空瓶余寒かな 恵あ○
朝の資源ゴミ捨て?分からない/おそらく捨ててある情景:恵/瓶のカシャカシャが節感がある:あ
春隣流れ眩しき目黒川
草の芽やなびくたてがみ草千里
強風の岬の灯台野水仙
灯台、水仙、見るものを絞らなきゃ
あやの
割れ鉢の土塊に吹き名草の芽 利○義◎
鉢も割れた去年の花が芽を出した:義/
喪の友の問はず語りに更く余寒 利義○
通夜の席か、心象的にも:義
往年の日活ヒロイン節分会
銀幕スターくらいか、日活ヒロインで分かるか?
転勤の後方支援春隣
後方支援て、引っ越しの手伝いか?
盛りし雪日向に撒いて踏んづけて
日陰の雪を早く消そうというのは分かるけど
恵一
国境の有刺鉄線春隣 利◎虚
皮肉だね
豆撒くや紫式部道長も 利○虚
豆撒きのゲストね
萱の芽に曙のいろ及びけり 利○
みづうみの鳥飛びたたぬ余寒かな
飛び立たなければならない状態で飛べないならこの句は成立するが、あんまり良くない
節分や隣家同時に窓開けて
懐かしい:あ/
虚承
シュプールのための早起き子を急かす 利恵◎
子供まで出さなくてよろし/スキーで、まだ滑っていない雪を滑るために、眠たがる子供も巻き込んで:恵/
耕運機積む軽トラや春隣り 利恵あ
積んだ状態、積む状態/春耕の用意が分かる:恵/そんなに大きなものでは無いが、組み合わせのカラフルさと、春の兆し:あ
寝付けづにバーボンなめる夜寒かな
旧仮名でも、ズです、余寒と夜寒はちがいますけどね(本人訂正あり
草の芽や庭の勢力まだ三分
節分や声に張り有り鬼と福
雨竜
席譲る人は笑顔の春隣
基本俳句は一人称、譲る人を見ているのは第三者の視点、
梅見ごろ奨励会の壁たかし
まず分からんね、奨励会の当事者でも無いだろうし
散歩道朝日の染まる余寒かな
朝日が染まるのはすごいけど、づですか
草の芽や歩く公園花図鑑
節分やテントの中の豆を撒く
テントの中の豆?、節分、豆撒き重なる