第424回四天句会
令和7年正月21日 Zoom句会
   
兼題 息白し、飾焼く、冬の星、探梅、熊


  利孟  
吉書揚棒にかざして焼く蜜柑  
街の灯の中に見付けて冬の星  
托鉢の笠の内なる息白し  
探梅の社に合格お礼絵馬  
熊鍋の囲炉裏に竹のかつぽ酒  

  義春  
冬空に賢治のよだか青く燃え  
飾焼く目明き達磨の笑ひ顔  
ポンプ車の前で整列息白し  
奧山に戻せは羆知らぬ人  
梅の銘の下がる苗木や探梅行  

  恵一  
蝦夷松に背こする熊の掴む枝や  
探梅や小鳥せはしく枝渡る  
どんど焼き並べ汲み置く川の水  
道ふさぐ女生徒四人息白し  
冬の星億光年を経てわれに  

  あやの  
小鳥鳴く方へ歩を向け探梅行  
飾焼き終へ藍色の深き闇  
冬の星白髪男の配るビラ  
息白く先行く男子組寡黙  
安住地へ彷徨ふ熊の試練かな  

  雨竜  
飾焼く汁粉振る舞ふ塗の椀  
日暮れ時羆追ひ込む銃の音  
探梅や行き交う人の目のなごみ  
冬空の大三角を指で追ひ  
息白し午前八時の皇居前  

  虚承  
枝分けて藪の先へと梅探す  
消防団の掛け合ふ声や飾焼く  
熊を追ふ勢子は大声下り降り  
田の続く散歩経路や息白し  
星座指さし満天の冬の星