428回点盛り
利孟
金の蕊散らし牡丹の崩れけり 雨◎恵○ 時間差と重量感:雨/上手い句、金色の蕊が散らし花弁が散る様子:恵
バーナー一閃瞬殺の毛虫百 義◎恵 破調の句、一閃瞬殺、毛虫かなでないのが〇:義/バーナーでのすさまじさが瞬殺で出る:恵
山若葉床黒々と奥の院 義○雨○ 奥の院の静けさと床の黒光りと外の若葉の対照:義/若葉のつやつやと、黒光りの対比:雨/
TUVMのショートメールとカーネーション 義雨 娘母のやりとりが現代的で面白い:義/現代的な俳句で感じが良い:雨/
筍を探す足裏で地を撫でて
恵一
潜水夫雲丹の籠提げ浮かび来る 利○虚◎雨 答えは座五にってテクニック/籠提げ上がるのが良い:虚/ふわっと浮いてくる感じがでている:雨/
また伸びる筍雨を弾きつつ 利◎
水没林の柳若葉や白川湖 利○ 白川湖は前書きでしょう、いつ、どこでをいれたら詠む字数が無くなる
石庭のなかに深紅の大牡丹 虚 石庭にある?、鉢を置くとかかな/石庭にあるのかな、面白い:虚/
わが肩に毛虫降りくる糸を曳き わが肩ではね
義春
届きたる郷の筍鍬の跡 利○虚雨恵 専用の鍬は難しい:虚/故郷の温もりを感じる:雨/プロで無い掘り上げ:恵
薫風や左舷に旅の芭蕉像 利○虚○ 左舷て船が大きい感じでとなると海路?/船からかな:虚
揺れる葉の裏に緑の毛虫かな 利恵 毛虫は難しいが、愛おしさもあるような:恵
湿原を目指して若葉峠径 利○
千株の牡丹は八方顔を向け 八方美人てことでしょうけど、中身は無いね
虚承
毛虫焼く夫我が背より指図して 利○義恵◎ 背の君なんて言葉もあるね/発生の毛虫に夫婦での対応の景色:義/奥さんが焼いていて、旦那が指図しているのが分からないんだが、面白い:恵
大道芸投げ銭集め薄暑かな 利○ 様子見ているより自分の動きで
窓若葉羽織るを探す宿の朝 利
茹で上げし筍全て銀杏切り
水彩画課題となりし牡丹生く 課題の牡丹?、絵画教室に通っているということこと自体は日記でしか無い
雨竜
島津紅仙巌園のお姫様 お姫様に擬人化するのは?/立派な牡丹と島津のお姫様:義/
D51のはしる煙と若葉かな この恵の通り:虚/
竹の子やそっと隠れし下草に 状況に無理があるけど、草の中にないし、隠れる間無く伸びる
葉脈をクネクネくねる毛虫かな
柏餅青き小皿の香りかな 皿が香る?、椎の葉に盛るたぐいのこと?