8月のもう一言

英会話塾の賑はひ敗戦日  
面白いね、塾賑わしき英会話では伝わらない

大あくびひとつ呑み込み籐寝椅子  
面白い

幼き日よりの川瀬に追へる鮎  
幼き日ままに・・なんのこっちゃ、まず日本語として出来ていること

おしやべりのやがて寝息に夏休み  
雑談のでは、散漫です

踊る輪を無言で照らす夏の月  
踊の輪、夏の月 秋と夏ですね

蔭を出て影を連れたる黒揚羽  
うまくできてるね

語り部の「だとさ」で終る寺の夏  
民話の語り部「だとさ」は事実でも訴えて来ない、寺の夏は面白い

客の来てより甚平を羽織りけり  
客に慌ててというのは、たんなる滑稽である

さるすべり庫裏に干されしアロハシャツ  
面白いけど、ちょっと狙いがあるかな、季重り

少年の白き道衣や夏稽古  
無垢のというと余分な思いがあり過ぎる

暑気払ふ地下足袋固き鳶職人  
鳶頭は言わない、鳶の頭でしょうからね、軽きは?

暑にたまりかねて風鈴鳴りにけり  
季重りですが、耐えし風鈴が鳴るというのは×

新涼や茶の三音にゆとりあり  
三音で広辞苑にありますな、しかし、茶でゆとりというのでは駄目でしょう

裾捌き叙する久闊青簾  
和服にてでは、全然カッコつけただけ、こうなったらなにやら御簾の陰からお出ましのようで

蝉時雨怒濤のごとく音しまく  
すぎる

外つ島の土産の塩や暑気払ひ  
遠来の友と塩舐めでは、あんまりの歓迎でしょ、もてなしってのはそれなりのもので

田仕舞のままに合寄り暑気払ひ  
家路を急ぐでは、今日は飲めるぞ!というだけで情緒がないんです

ダム底に沈みし村や星月夜  
沈む村有りというのではニュースで眼前に見えない

妻の留守の夫のあやす子夜の秋  
赤子父抱くでは、赤ん坊が父親より大きそうだ

手の甲に塩をつまみて暑気払ひ  
塩美しきは言い過ぎ

出羽の地の端縫ひ衣装の踊かな  
端縫い衣装というのが特殊な踊衣装ですね、やで切らない方がよい

怒鳴り合ふ無線の通話鮪船  
逞しきではなんのこっちゃです

暖簾透く風の爽けし夜の秋  
暖簾は季語性は薄いが季語、そして、爽やか、夜の秋もね

廃村の庄屋の屋敷合歓の花  
本家跡地は、何の本家かイメージが湧かないか

箱共に枡形本を曝しけり  
申し訳ないが、枡形本がイメージ沸かないんです

端居する場所心得て通ひ猫  
涼み場所ってのは日本語にならない

八月や谷固く折る紙の鶴  
できた

覆面の目に火の映り盆踊り  
西馬内の踊のようですね、前書きを

枕辺にラジオ朗読夜の秋  
ラジオ朗読が?、ラジオ小説、深夜便など

街中の並木路暗し夜の秋  
夜暗いでは?

目隠しの手のなめらかや夜の秋  
花火大会か、お祭りか、ちょっとときめきがよろしいね

薬草のたゆたふ湯舟暑気払ふ  
湯殿では、どこにたゆたっているかわからない

遊水池大夕立を呑み込めり  
渡瀬遊水池というのは案外特殊な遊水池ですから、前書きを

夜の秋石にのりたる緑亀  
石のひとつにとはならないでしょう

ラベンダーの丘に溶け込む空の色  
ちょっとテレビ俳句的ね、例え行っていたにしても臨場感に掛ける