5月のもう一言

利孟
武者飾り刀袋に所持許可証
新緑の甘き香こぼしプラタナス
袖脇に残りし仕付け糸更衣
洗車して給油満タン立夏かな
餌を競ふための大口燕の子
昭雄
立秋や一の鳥居は湖の中
句としては良い句ですが、わざとやってるの、今の時期に綿入れ着てるみたいですね
立秋や湖の水にて溶く絵具
当季雑詠ということを作法としています、にてだと湖に溶いているような感じも/面白いとは思うんだが、立秋では今の季節が違うでしょう:石/秋で水が良いか;比
山開き麻もて束ね巫女の髪
男体山でしょ、栃木の人は分かるでしょうが、巫女まで出てくる山開きは滅多に無いはずで、巫女が唐突な感じがする、なお、男体山は4月15日かに終わっているとか
逆光の瀬波に放つ囮鮎
光りが良い:木/逆光の瀬波と鮎の光り:小又
いくたびも変はる夜空や大花火
次々上がる花火なら大花火では無い、その辺りもしっかりおさえること
英郷
田圃みち自転車列の立夏かな
田舎の学校の通学風景でも、田んぼ道ではそんなに集まらないでしょう
葱坊主畠一枚を白く染む
連用形で流すことで、染めているという断定よりも軽い、染めたかの・・という雰囲気が出る
介護の日ナイチンゲールも更衣へ
介護の日は11/11
コロナ禍は変異株となり夏に入る
コロナ渦は流行のことで、変異株はウィルスのこと、言葉が甘い
更衣急ぎし後にパンクあり
面白くしすぎ、大喜利じゃ無いんだから
比呂
出刃振るふ奪衣婆囃し囀れり
囃すってのは?、確かに奪衣婆が作業してればそうかなだが、なにか置物か、絵なんでしょう
歯固めの膳の丸石軒菖蒲
こどもの日と歯固めとめでたい/こどもの日と情景があって:ミ
横断歩道の白線眩し更衣
白線て、センターラインならわかるけどね
遠山に雷の気配や雨意兆す
気配、雨意、兆すと三つの気配
夏立つや棚田遍く水湛へ
田水引くなどきがさなりだよね/棚田あまねく賀印象的/水満々が:石
ミヨ
壺に吐く憂ひの数多閑古鳥
そんなに沢山あるってのも困る
溝浚へ石ころ戻す養魚守
太陽光パネルかがやき夏に入る
更衣中止のおふれ念仏会
おふれってのは「やってはならぬ」という命令、念仏会は四天王寺の十五夜など
鋤簾ひく愛けし蟹の子連れかな
潮干狩り?、鋤簾は大きすぎるでしょう、幼:イトケシ、愛:イトシキ
美恵子
カーディガンを一枚残し衣更
衣更ショートカットで襟開けて
ちと色気がある感じで/衿開けて良・栃/
衣更服を一枚買い足して
同じ発想だね、更衣して、夏のものがもう1枚欲しいなと思うなところでとめて、買い足してと断定すると何を買ったか言った方が
三頭筋に予防接種の立夏かな
三頭筋は腕の裏側で、筋肉の名称に着目したのは面白い
合唱の声も揃って立夏かな
立夏で他にも揃うものがあればモだが
良人
境木の卯の花咲けり里の田に
境木が手柄、花は咲くもの、田は里のもの
街路樹の小さき木陰夏来る
日が高くなるからね、わかりきった話で
陽を閉ざす栃の並木路夏来る
枝隠す庭木の大葉夏来る
何を言ってるかはわかるけど、言葉が追いついていない
苗並ぶ山田に人の影見えず
見える、見えない、聞こえる、聞こえないなどいわんでしょ
木瓜
ネクタイにここ用もない衣更
溽暑なれ接種に電話掛け続け
なれ>なればと仮定形ですね、相変わらずおかしな日本語使いますね
炎天下真赤な衣装立つ女帝
女帝って今どこにも居ない感じで、
我がままに立夏の端に立ちずさみ
荒む、遊むいずれでも?
晩涼やここはひとまず背を伸ばし
夏の夕方の涼しさ、ちょっと季節が違おう
信子
衣更へてビジネス街のハイヒール
なにかイメージがあるんだろうが、ビジネス街って分かるようで分からないし、もの俳句と言えるほどでも無い
夏に入る水の円周水族館
水の円周?、プールの形、水輪
更衣遠く見る方(かた)みなひかり
後ろ手(で)に結ぶエプロン走り梅雨
エプロンを前で結んでグルリと回すってやらん、当たり前でしょう
夏立つやヒマラヤ杉の天衝ひて
ツフとなりますか?