12月のもう一言

利孟
鯖を負ひいそぐ街道風花す 比ミ○美○
鯖街道の光景を:ミ/冬の情景のきれいな様:美
まづ煙草つけ埋み火に炭を注ぐ 比○ミ美
年用意ふるさと納税あれこれと
日の変る頃の終ひ湯柚子香る
吊るし干す消防ホース寒晴るる
比呂
やうやうに渡る吊り橋ましら鳴く 利☆
取るつもりながら、取り損なった:石
冬濤の響久鬼水軍の来る気配 利△
白菜漬けのお茶請けをだす鄙の宿
茶請けを出すはいわんで良いのでは/
古今和歌集綺羅刷り仕立て秋季満つ
仕立ててあるにきまってるし、秋季は運動会、この句なら秋気でしょう/
山伏の臼かつぎ来ぬ年用意 利ミ美
埋み火を探りきざみの長管
煙管なら普通刻み、紙巻きをちぎっててやるのは長煙管ではあまりしない/
埋み火や弾かぬピアノの艶失せて 利ミ美石
しばらく弾かないのに
寒夕焼けヨットハーバー混みあへる
混んでいても人では無いでしょうから、帆柱がどうとかなにかありそうだ/
畑の正装姉さんかぶり霜の花
ちょっと分かったような、姉さん被りを馬鹿にしてないか?!、/
円覚寺伝「三日月宗近」秋日和(国宝展)
円覚寺ですか?/
ミヨ
那須野原闇に崩るる狐石 利△比
年用意臼のすわりの土ならす 利△比○美石英
臼を据えるのにそうするのね:石/土均すのが○
埋み火や帯戸四枚の煤け様 利△
煤けるはどうか?、炭だからあまり/
山越えの風花たまり横穴墳
風花は一般に山越え、溜まるほどでも無し、オーケツフン聞いて分からない/
丸柱寄す竹籠のかん小菊
丸柱?寒小菊?/
美恵子
埋み火や十年日記もあとわずか 利△比英
よく続きました、日記買う、果てるも季語です/10年日記良く書き続けた:比
空濁し来て風花の純白に 利△比石英
埋み火やあれこれ迷い紅を指す
夜のお出掛け?/介護の母に似合う口紅は?と読み解くのは、俳句は一人称の呟きという原則からは難しい
お洒落着に伊達襟を付け年用意 利ミ
お洒落着って改まったというよりは/
埋み火や鉢上げの球根を干す
同胞のメールの整理夜半の鐘
季語は?、同胞というのは?、兄弟姉妹なら整理するほどでも無いでしょう/
埋み火や猫と枕を並べ居り
火の側で寝てる?/
信子
風花や丘に設ふ登り窯 利△
設えるのは当たり前でしょう/
風花や寺町と呼ぶ寺のかず 利△比ミ
信号待つ荷かごに紅いシクラメン 利美
信号待つにどれほど意味が?、荷台の方が大きな鉢の感じがでるように/冬らしい光景:美/
愛犬の爪切りやるも年用意
愛犬はX、愛孫というのと同じ、ポチの爪鑢掛けるもとか/
埋み火や回り廊下に見る夜汽車
英郷
風花や破れ障子に目張りする 利ミ美石
これだけ季語を盛り込んだ手柄という皮肉も込めての入選です、目張りの使い方も間違い、破れ障子を張り替えてくらいで二つに整理して欲しい/
晴天に風花舞ふやコロテ禍に
風花って基本晴れてもいるし、青天の霹靂みたいでおもしろいかなと/
年用意稚児も覗きみ炊事場に
神社かなんかの雰囲気が出るでしょう/
埋み火や継ぎ炭しては匂ひけり 利石○
継ぎ足す炭の種類で匂いが違う:石/
大仕事やっと済ませて年用意 利比
抽象的すぎて誰も共感したくても出来ない、日頃のご苦労に免じて大添削/