6月のもう一言
| 利孟 | |
| 鍔広の白き帽子やソーダ水 | 比ミ○石 |
| あら、情景が見えてくるな:ミ/光景が見えてきれい:石/ | |
| 夏至の日は暮れずジンギスカン焼けば | 比美 |
| 夏の夜遅くまで:美/北海道の夏至は白夜で遅くまで明るい野です:利 | |
| 香水や店員の侍すガラスドア | 比 |
| 銀座辺りのブランドショップの光景てなことで:利 | |
| 喧騒と紫煙の茶房ソーダ水 | |
| 水撒いて遊ぶ子小さき虹見つけ | 比石○ |
| 大きな虹でなく、子供の光景がかわいい:石/子供がキャッキャと:比/皆さん正解、利孟ジジの ところに来た孫(いまや六年生ですが)、ホースで水を散らしては虹だ!と叫んで遊んでおりましたデス:利 | |
| 餡パンと瓶の牛乳ありて夏至 | 比○ミ美 |
| ありてはうるさいかな:石/微妙に響いている:比 | |
| 卯波寄す浜に禊ぎの島の禰宜 | 比石美 |
| 信子 | |
| 雲が好き青空が好きソーダ水 | 利◎比ミ |
| 口ずさんで楽しいね:利 | |
| ソーダ水嫌いは好きで在った頃 | 利○比ミ |
| 私たちの甘酸っぱい乙女心:比/ワンパターンの句になったので評価下げました、悪しからず、 また在は物理的な存在になりますので「あった」と平仮名で:利 | |
| 卯月波捉へサーファー立上がる | 利比○ |
| 波に乗ったボードにすっくと立ったサーファーというイメージなんだろうが、立ち上がるだけ でどうなんだろう:利 | |
| 夕虹を帰る飛び越す水溜まり | 利比 |
| ソーダ水大人のぬり絵滲ませて | 利 |
| 大人の塗り絵ねえ?:利 | |
| 両頬っぺ凹まし戻しソーダ水 | 利比ミ |
| 面白いね、だけどソーダ水くらいならそんなに必死にならなくてもとも思うが:利 | |
| 糠床を返す人肌二重虹 | 比 |
| 厨仕事に虹はちと遠すぎます:利 | |
| 美恵子 | |
| 街路樹の大葉騒めき驟雨くる | 利◎比ミ |
| 街路樹という漠然としたものにせず、観念から具体へ:利 | |
| 窓の雨眺め友待つソーダ水 | 利比 |
| ソーダ水が友だちを待っているのでは無く、待つ友と切ってしまえばソーダ水が働きます:利 | |
| 大空に大蛇の如く虹渡る | 利 |
| 蛇はやっぱり嫌いな人多いし:利 | |
| 次々と現る虹や島の朝 | 利 |
| 消えては、現れが島の変わりやすい天気を思わせます:利 | |
| ソーダ水ボーイの黒き蝶ネクタイ | 利比○ミ |
| 気取ったパーラーとかホテルとか:利 | |
| クールべの深き緑に卯波立つ | 利比○石 |
| 卯波立つ核搬入とベラルーシ | 比 |
| ベラルーシは完全な内陸で、卯波は騒然たる事態の暗喩にせよ無理があります:利 | |
| 比呂 | |
| 転がるやうつきゆく子鴨青嵐 | 利○美 |
| 子鴨がころころ:美/軽鴨(かる)の子という夏の季語がありますから些か重なりがありますが:利 | |
| 噎せる夫の背を叩けば遠蛙 | 利○美 |
| 叩くというと、トントンと優しくとイメージしてくれるとは限らず、なにやってののよ!バンッ みたいにも読めますから:利 | |
| ブッセ詩集に挟まる文あり龍の玉 | 利○ |
| どういういきさつで、どんな手紙が挟まっていたのか、ちと面白い感じがするでは無いですか:利 | |
| 売り家札古び総立ち松の芯 | 利 |
| 陶枕の唐子が騒ぎ目覚めけり | 利 |
| 騒いでは目覚めがよくないのでは | |
| 海中に虹の踵の消えゆけり | 利 |
| 降り出して更に卯波の白飛沫 | 石美○ |
| 風で波、更に雨の飛沫:美/更に飛沫の卯波かなくらいでは:利 | |
| 再会やソーダ水などお飾りに | |
| 言いたいことはよく分かるんだけど、お飾りは無理でしょう:利 | |
| 深淵のあなたに鮎の苔濃しと | |
| ミヨ | |
| 古焙炉 男手の揉む新茶かな | 利○比○石美 |
| 光景は見えるのだがホイロが読めなかった:石/男手は男の働き手のことですからいけません:利 | |
| 陸奥の旅の終わりや桜ん坊 | 利 |
| おはりですが、終りでも良いのです:利 | |
| 雀の巣 洞に引き込む藁一本 | 利比○ |
| 屈まりて大豆撒く手に日を重ね | 利 |
| 種子を植え込む場合は、蒔く、播くです:利 | |
| 大袋 刈り込む茶葉の踊り込む | 利 |
| お茶の刈り込み風景面白い:美/畝を端から刈っていく大きなバリカンみたいヤツだよね:利 | |
| 神棚へ新茶古茶缶納まれり | 石 |
| 古茶にならべた?:石/新茶と古茶の扱いは難しいんだと茶人の利孟としては思っていて:利 | |
| 英郷 | |
| ハルジョオン群生真白に初夏伝ふ | 利石ミ |
| 季重なりだけどなんとなく:比/ | |
| 白鷺や番で啄む田ん圃かな | 利比石ミ |
| きれい:石/ | |
| 薄日さし古里の浜卯波くる | 利比石 |
| 夕間暮れ辰巳の空に虹懸かる | 利石ミ |
| 随分と入り日の方角が北に寄ったのですねえ、ちと苦しいけど:利/辰巳の空が面白い:石/ | |
| いっちゃんは虹橋渡り何処へ行く | 利 |
| 誰も知らない名前を使ってなにか思わせることは困難、ノンちゃんなら「雲に乗る」で虹があっても おかしくないでしょ:利 | |
| 孫娘頬を緩めてソーダ水 | 利 |
| 孫などと直截に言っては、老人クラブの句会で孫というだけで名句になってしまうといったくらいで、 孫俳句は言わずに思わせるようでなければ成功しません:利 | |
| 葉が茂リアブラムシつく犬走り | |
| 犬走りは手入れしているものでは?:利 | |
| 卯浪たつ海面見詰めてタィタン号 | |
| 時事句で詩情ある句をものにするのは容易ではありません:利 | |
| 儚くも消えゆく虹の夕間暮れ | 石 |
| 虹というのはそういうものです:利 | |
| ひーちゃんはくりくり目を向けソーダ水 | |
| ひーちゃんなんて誰も知りませんからねえ:利 | |
| 英郷さん、インテリの面子にかけて、他人任せというか丸投げにせず、自選、推敲を心がけてください、なお、投句は句会の2日前に、今回のようにワープロ清記で大きな文字で送って下さい、そのままOCRで読み込めます、また、句の途中にスペースは入れず、追番も無しで願います | |