2月のもう一言

利孟
冬の波岬のカフェの固き椅子 比◎ミ美
固き椅子が合っている:美/客が沢山居るかは知らず冬の波を見ている情景:比
牡蠣小屋の火を赤々と一斗缶 比◎石○ミ美○
一斗缶が牡蠣小屋らしい、火のかなと:石/一斗缶で景が見える:ミ/景、冬らしい:美/暖かさ、おいしそうで:比
綿入れを着て丸々と籠りけり 比石美
同じ情景を詠んでいるが:美/
義理チョコを男持ち寄りティータイム 比◎
おかしみがある:比
千年の寺の由緒や落ち椿 比ミ〇
多くを言っていないが風格が:ミ
レール搏ち音見る工夫つくづくし 比ミ
頼朝が落ち来し安房の初桜 比石美
比呂
明日の米洗へば犬遠吠えす余寒なほ 利◎美
米は最近は洗うらしいが、やはり研いで欲しい、/実感:美
病む人の爪脆かりし春北斗 利○
土筆生ふ流人の墓の朽ちてをり 利○ミ
バレンタイン大きリボンに惑はされ
その気になっちゃったってこと?
寝そびれて見る天窓の春銀河 利美
ベランダくらいかも
母の衣仕立て花柄ちゃんちゃんこ
後生車からから回り余寒かな
回りは自動詞、風車ならそれでよいが
信子
チョコ香る母の忌バレンタインの日 利◎比
特殊だけど面白い
つくし野や日差し広ごる終日(ひもすがら 利○
足場組む音の高々寒明ける 利○比ミ美
渡すもの吾のものバレンタインチョコ
土筆伸ぶ丘天辺の美術館 利比
綿入をかけやる転寝る父へ
ただ揺れるだけの体操余寒かな 利比
ミヨ
松手入れからうち鋏のはかどらず 利◎比石
の捗らずが?:石/
足湯してまたもや一人雪景色 利○
またもやは無い
春水や桶のたが引き締まり 利○
木の天辺ねぐら競う鷺の群れ
夏ですが
冬日差し広縁の隅猫つぐら 利比石
おもしろい:比
軒下にかこふ孤より春の声
菰か?
開け放つ鳥屋にほつほつ鴨の夕
鴨がどうしたの?
美恵子
自分にも褒美の一粒バレンタイン 利◎
摘むたびにママのポッケへつくし来て 利○比石
つくし来てがちょっとひっかかる、つくしんぼとか:石/可愛い感じが:比
余寒まだ足早に帰る肩すぼめ
解れ無き祖母の綿入半世紀 利比石
祖母が丁寧に仕立ててくれたもの、縫い目が細かくて:美
背を丸めうつらうつらと炬燵かな 利ミ
余寒まだ杉山白き天長節
忌日は季語に数えなくても良いが、白い山も雪山のことだろうし多過ぎ
綿入に袖を通せば弛む顔
・・の顔になるとしたかったが:美