5月のもう一言

利孟
ソーダ水人魚は泡と戯れて 比友
山若葉床百年の磨き艶
ベテランらしい:石/
一聲に川音の消え杜鵑 比〇友美
戦場ヶ原を歩いたときに:友/
二の腕にきらめく産毛夏来る
樟若葉明るめ伊勢の大社
上げ汐に止まりゆらぎ花筏
カーネーション負けて貰はれ花一匁 比石友
表現が面白い:石/母の日に関係するものではなく、離れて詠んで:友/
友子
煽られて風を釣り上げ華鬘草 利○比〇
お小遣ひから一輪のカーネーション 利△比石
カーネーションというとどうしても母の日なのね/可愛らしい:石
薫風や天窓見上ぐ椅子の父 利△
見上げでは首が痛い、見つめだとその姿勢が続いている身体の不自由さが見える
飛び石の先に東司やほととぎす 利△比
蒲公英の絮鼻面に牧の牛 利ミ美
よく観察しているなあ:ミ/
噴煙を見下ろすデッキソーダ水
大涌谷:友
日に映えて黄金色なす柿若葉
かな
比呂
走り梅雨離島に残る流人帳 利○美
それらしい流刑地を島でも僻地でも地名で
天と地をつなぐ 大樹や楠若葉 利△
神域の楠の大きさは西では一般的に認められる
葉桜や旧家に残る紙位牌 利石
味はあるんですがね、陰々滅々、旧家あたりをなんとか/戦死遺骨:石/
兜太先生言ひたひ放題裸の子
分身の杖は妣の杖カーネション 利友
ソーダ水さりげなく飲む向かひあひ
二人の関係が見えない、相席になってお互い無視しているとか/こんな言い方もあるかなあ:ミ
手触りのあるごと近くほととぎす
手の届く?
信子
何に笑ひ転げて少女ソーダ水 利△比友美○
何がそんなにおかしいのかと思うほど:比/ソーダ水と箸が転んでも笑うお年頃がよくあっている:美
暗算のそろばんは頭に夏来る 利△
暗算は頭の算盤とか:比/
ビル街の昼どき栃の若葉径 利比
いつ、どこでよりも、どうしたがほしいの
髪切って少し大胆ソーダ水 利比ミ〇
大胆でソーダ水か、ハイボールくらいにしたいがコークハイだとなんとか季語でいけそう/
分かり易い:ミ/ソーダ水と響く:比
若葉して山重ね合ひ光り合ひ 利比友
高いところから見晴らすと:友/
好む色問はれれば赤カーネーション
紐結ぶ靴の愛着昭和の日
どういう愛着なのか、結ぶ行為が意味があるのか/こんな経験もあって:ミ/
ミヨ
女人結界ここまでの山開き 利△石
今の時代にも:石/
月赤く夜店広げしキッチンカー 利△
石蔵や長持ちにある母のセル 利比
石蔵と長持は別の場所?、にあるとなると見えない、ちょっと黴臭くて風を入れて着ようかと、
いろは坂紐締め直す登山靴
船くだり鬼怒の蛇行や不如帰 利美
不如帰木道つなぐ行者小屋
二重投句めいてますね/
美恵子
逆さまの景色映してソーダ水 利△ミ
カーネーションもソーダ水も難しかった:比
寝ころべば若葉重なり遠き空 利比
寝転べばってする?
朝一番LINEで届くカーネーション 利石
今の時代:石/
杜鵑鳴けば歩を止め登山靴 利比
夏に入るラケット片手に水を飲む 比〇
カーネーション鉢にりぼんで競い合う 比石○友
新樹光見上げば心が解けゆき
なにやら分からんでもないが、どんな心、それぞれでお考えをということ?
四月句報追加
ミヨ
新茶の香大戸の奥の焙炉かな 利石
焙炉で茶を揉んでいる光景が身近にあったようですね/大戸の奥から香ばしい新茶の香りが:石
山開き裏道をゆく小屋の跡
裏道が分からん
石仏の岩場吹き出す裏見滝 利友石美
裏見滝ということだから情景がよく分からない/岩場から吹き出す滝の勢いが良い:友/
行ったことがあり、よく情景が浮かびます:美
老鶯や木道通り行者小屋 利比○友
八ヶ岳のようですね/背中の荷が重くなってきたさきに、行者小屋が見えて来る、
老鶯と行者小屋を木道がつないでいる:比/初夏の尾瀬ヶ原を歩いた事を思い出した:友
山桜小屋先に古桶ひとつ
焙炉場の板戸全開茶の香り 比美
同じような句はいかがなものか/茶の香りが、辺り一面に香り漂う様子が!:比/
大戸の奥から新茶の良い香りがする、この季節になると今でも懐かしく思出す:美