平成  年  月  日
事業主各位
 
健康保険・厚生年金保険加入手続を依頼される方へ
                                                  
 
全員加入が原則です。
 
民間の生命保険などと違って、入りたい人だけが入るということはできません。
 適用事業所になりますと、そこの会社で働いている人は、国籍、年齢、給料の額などに関係なく、原則としてすべて被保険者となります。
 
 
試用期間中も被保険者となります。
 
 会社によっては、1カ月とか2カ月とかの試用期間を設けていることがあります。この場合、使用期間の最初の日から被保険者となります。本採用になってから届ければよいと誤解していると、後日、会社も従業員も、思わざる不利益を被ることがありますので、承知しておいて下さい。
 従業員が、会社に居つくかどうか見極めてから届けるということは許されていませんので、ご承知おきねがいます。入社日から、5日以内に、届けるのが原則です。
 
 
パートタイマーも被保険者になります。
 
 アルバイトとかパートと称していても、単に時間給というだけで長時間働く人は被保険者となります。おおむね、1日6時間、1ヶ月20日ほど就労する予定の人は、会社の身分にかかわりなく、被保険者として、社会保険事務所に届けなければいけません。
 主婦などを雇っている場合、健康保険には入りたくないなどと苦情をいうことがあり、事業主もまた、これに妥協する場合がありますが、「希望者だけの加入」を認めていると社会保険制度が成り立ちませんので、きびしく戒められております。定期的な調査で、加入もれ(届けもれ)が 発見されますと、保険料を遡って徴収されることもあります。
 また、退職してから「年金の受給資格期間が足りないのは、会社のせいだから補償せよ」と、在職中は何もいわなかった従業員が、会社を訴えることもあり得ますので、加入もれのないように十分気をつけてください。一宮社会保険事務所は、パートの社会保険加入について、パート本人の加入の意志の確認をし、加入を希望するものを被保険者とし、加入を希望しないパートについては、被保険者としない取り扱いになっています。ここでいうパート労働者とは、1日の勤務時間が一般社員の勤務時間の4分の3以上のものであり、かつ1月の労働日数が一般社員の4分の3以上であるものをいいます。
 
 
その他、@給料関係の帳簿をよく整備しておくこと。
A保険料が、会社と従業員それぞれ給料の約1割かかること。
 
 
以上について、よく承知しておいてください。
 
 
 
                                                                                        社会保険労務士 森 芳樹