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松本学級2学期3日目の授業日誌


TOSS兵庫播磨むしあなごの会/松本 俊樹


学期はじめの3日間は黄金の3日間である。その2日目の指導記録である。




<9月4日(月)新学期3日目の松本授業日誌>

 日曜日相生でソフトボールの試合。炎天下2試合。

睡眠を充分とったが疲れが残っている。(後の飲酒がいけないのだろうが)

1 朝の教室。花の水かえ。温度が高いので花の痛みが早い。
 月曜集会(朝会)がある。職員打ち合わせもあったため始まりが遅れる。
 自分が担当だったら待つ間に何をするか。
 5分10分集中させる手だてを持っておかねばならないだろう。

 全校生を5分10分間集中・熱中させる技術を持つこと。

 たとえば「ジャンケンゲーム」。

 語るとすれば何か「モノ」を見せることだ。
(かつて「マムシに注意」と言うときには「ヘビ」を見せたことがあったなぁ)

 話の準備とは「もの」を用意すること。


2 集会は学級委員選任式。さらに表彰伝達。

 伝達する係の人はすばやく出てこなければならない。

 そして短い言葉で。

 式では言葉をできるだけ削るのがよい。

 クラスのこの返事については教室で評価。
(呼ばれる前に「大きな声で返事をするのだ」と言っていた方がよかっただろうか。)

 学級での指導の表れが表彰伝達式での児童の返事である。


 3 集会後運動上石拾い。腰痛のため私自身がかがむのがきつい。
 だからがんばっている子がたのもしい。
 バケツに石を入れている子を見るとみんなほめてしまう。
 時間で区切るよりも数で区切った方がよかったかも。

 数で区切った方が目当てがはっきりする。


4 石拾いも終了して教室にはいると9:00。
 1校時15分入っている。その後夏休み作品展の作品並べへ。
「画鋲、テープ、マジック、ペン、作品カード」も持っていく。

 教室にもどると1校時終了。

5 2校時は算数。小数である。(啓林館)2ページ半進めてしまう。

6 3校時は体育。運動会の練習。
 3,4年生は「子どもかっぽれ」をさせてもらえることとなった。
 その1回目。しかし、作品展のために体育館が使えない。
 ビデオも見せたい。急きょ会議室とする。机、いすを4の1の子どもたちと出す。ちなみに会議室にはエアコンがある。

7 まず、運動会でする種目を伝える。
 遅れてきた子があったので時間を守ることを注意。
(ちなみにほとんど4の1の子らであった。机出しをしたのでその分休み時間いっぱい遊んできた。)
 「かっぽれ」のいわれを話す。すぐ話をはじめる子がある。あとで質問するよう注意。
 かっぽれの手と足を指導。次々と個別評定。合格と不合格のみ。

 個別評定するから力を引き出すことができる。


8 かけ声も練習。ビデオを見せてマニュアルの1時間目のところまで練習。
最後に評定。そういえば「かっぽれ、かっぽれ」の声が練習後も響き渡っていた。
 練習後机いすも元通り。4年生で行う。
 連絡帳を書いて給食なしなので一斉下校。

9 午後、学校保健委員会。兵庫県中央子どもセンター判定指導課課長氏の話。
 具体的でとても勉強になった。
 何よりも問題のある子どもをご自分で預かり指導されている点が印象的であった。

 そのような人に「6ヶ月経って、ようやく話が通じるようになって」と言われると説得力がある。

 マスコミは事件があるたびに言う。「もっと少年の心と通じ合うように」と。

 私はいつもつぶやいていた。「ならば書いている記者自身がその少年とともに過ごして見ろよ!!」 現実にそういった少年と向かい合っておられる。

 それでもなお厳しい話ばかりだった。

 虐待を受け続けた子の事例・・・

 神戸の事件や佐賀の事件等についてもマスコミの見方とは違う見方を教えていただいた。

10 終了後「かっぽれ」の特訓(教師)。

 2時間目の指導部分はOKとなった。

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