「修業」 bR62  2002,11,14(木) TOSS兵庫 松本 俊樹

 
<山下先生の学校のように「トヨタ」に見学が行けるとはうらやましい限り>
 
@ 法則化時代からの古くからの仲間、愛知の山下理恵先生と懇親会でお話しできた。 10月20日のインターネット英会話セミナー(名古屋)の懇親会である。現在同じ 5年生ということで話も弾んだ。5年生MLの話題等・・・。その山下先生から質問 を受けた。「明日、自動車工場に見学に行くのですが、何を見てくればいいのでしょ う。」
 
A うらやましい話である。いくつもの観点をお答えした。子どものノートの取らせ方 等もお話しさせていただいた。山下先生はすでにご存じだったかもしれないがそこは 酒の席、にこにことお聞き下さっていた。そんな中で、これだけはという箇所やこれ を手に入れてほしいという「モノ」をいくつかお願いした。
  結果「モノ」は手に入らずとのこと。やはり企業は厳しい!?
 
B 後日、5年生MLに山下先生の見学の学びを33個発信下さった。松本はそれを資 料にしてクラスでまた授業した。「もらない」点についての企業の姿勢に触れること ができたようだ。
  
C 皆が皆有名な工場に見学に行けるとは限らない。そのかわりそれぞれの地方にしか ないところを取り上げて教材化すればいいのだろう。
 3学期の「日本のへそ」(西脇)「子午線」(明石)あたりでは資料など提供できる。
 
D 松本が頼んだモノといえば・・・・

1 従業員の方の服装や身につけているモノにこだわりたい。
  帽子、手袋ひとつにも意味があるだろうから。
2 トヨタを世界一にした「カンバン方式」(指示書)を手に入れてほしい!!
3 教科書のシートを取り付ける行程では緑色のカバーが車体にある。
  キズ防止だという。そのカバーを手に入れたいなぁ。
などなど。
 
E いつもは漢字ドリルを練習するときに全然書けない児童。すき間時間があったので 今度のテストに出る漢字だよと板書。するといつも以上のペースでノートに書いてい る。ドリルを見て写すにくらべて写す対象が限られているからいいのだろうか。スキ ルではないので漢字ドリルには1問にたくさんの情報が入っている。だから板書で練 習漢字だけを示さなければならないのだろうか。それともテストに出るからか。1問 ずつ教師が板書したからか。小刻みな視覚情報がよかったのか。一人の児童のおかげ でいろいろ教授行為をふり返り改善することができる。
 
F 「ジェンダーフリー」が話題に出ることがある。すると松本など男女区別(差別) 者である。まずは「2重跳びリレーでは男対女をやっている」「ネームプレートは男 女名前を色分け」「1分間8の字跳び100回の取り組みでは男女交互に跳ぶよう強 制」「日番は男女名前順1名ずつ」「席替えでは原則として男女となりどうし」「集会 等では男女別に並ばせている(全校)」「この前体育では男女対抗全員リレーをした」
 「4人組や3人組を作らせるときには「男女一緒に」と注文」「男女の制服が違う」「ク ラス分けでは男女比が均等になるようにしている」「名簿ももちろん男女別」「男には 君、女にはさん付け」「男らしくないぞと男子を叱りつけることもある」「女らしくな いよと女子を叱ったことはない」
 
G 研究会の分科会や教科担当者会などで自己紹介場面がある。「・・・小の・・・で す」とわざと聞こえないように言っている教師。力がない証拠だ。朝会などの表彰場 面。「ちゃんと大きな声で返事をしましょう」といって名前を呼んでいるのにきちん と返事をさせることのできない教師。策がない。名前の呼び方もなってない。力がな い証拠。
 
H 神田先生発の「ランニング」がずっと頭に残っていた。今までの経験で「ランニン グ」をさせつつ学級経営してきたなぁという思いからだ。初めて1年生を担任したと きも大いにランニングさせた。(持久走です)4年生以上を担任したときは5分走や 7分走に取り組ませた。おかげでマラソン大会では好成績。学級経営にも好影響があ ったと思う。
 
@ 娘3人にアシックスの靴を履かせている。妻が靴に付いていたアンケートに答えた ようでアシックスからいろいろ資料を送ってきた。中に「子どものためのランニング ガイドブック」があった。著者はダグラス・ドーマン氏です。(グレン・ドーマン氏 の息子)いきなり次のように書いてある。「走ってる子どもは笑っている。なぜでし ょう。」さらに・・・「幼児教育の世界的権威グレン・ドーマン博士は特に小さな子ど もたちにとって、ランニングをはじめとする運動は『脳の発達を促進する』と提唱し ています。」なるほどなるほどと読み進めた。