<TOSSむしあなご10月例会 学びメール集>
 
■10月例会への学び・感想メールを多数いただいた。うれしいことである。例会運営上の改善などへの参考となる。何よりも書いた本人が一番「修業」となる。
 
■松本俊樹先生、皆様、こんにちは。前田英隆です。
10月1日の例会、いつもどおり、たくさんの学びをいただきました。
 
1* 酒井式手の描画法(極端に描く子が遅い子への指導、リアルに描くための微
   細技術、斜めから見たミシンの秘密、指導上の禁句、3本筆の準備、服の色、
  人物の特定)
2* スマートボード使用の授業では、最初に教科書を見せる
3* 全員が参加できるように書き方のフォーマットを示す(絵に書いて、図に書
  いて、何種類ありますかetc)
4* イメージを広げるための音読(強く読むところ、抑えて読むところ、切り目)
5* 文字を部分的に隠して読ませて違いを問う
6* 何ふくろできて何こあまるかの捉え方
7* お助け計算での矢印
8* 授業には迫力が必要
9* 測定の4段階
10* お代わりシステム
11* 連絡は小黒板
12* 給食から昼休みの間、机をいつ寄せるか
13* 給食当番が給食終了後当番を忘れない技術
14* LED信号機について
15* 黒板に使うチョークの色
16* 日本学生野球憲章(王選手の例など)
17* 大造じいさんの顔
18* スマートボードのクリックの仕方
19* 「努力」の手話
20* 茶髪の話題
21* 学校は学習をさせるところ
22* 江戸時代の身分制度の提示の仕方
23* 「分かったこと、気がついたこと、思ったこと」を書かせるための方法
  (30種類の褒め言葉、休み時間前に3つ、評定)
24* 竹の子読みのポイント
25* 松本先生のやんちゃな子
26* 林のくまじいさん、平野のくまじいさん
27* 「飴」の挿絵の扱い方、「2個」「2本」
28* 校内にある点字ブロックを点字授業の導入に
 
■28個も箇条書きにしてくださった。ひとつひとつ突き詰めて話をすれば1時間、2時間は可能。関連文献も集めれば膨大な情報量となる。
 以下は松本の返信。
 
■前田先生、さっそくの感想メールありがとうございます。松本俊樹です。
学びの箇条書きありがとうございます。箇条書きには番号を付けてくださいね。
 
> * 酒井式手の描画法(極端に描く子が遅い子への指導、リアルに描くための微
>   細技術、斜めから見たミシンの秘密、指導上の禁句、3本筆の準備、服の色、
>   人物の特定)
 
肝心の絵を忘れました。ちなみに例会への忘れ物。

(1)酒井式指導で描かせた絵
(2)スピーカー
(3)ホワイトボード用のペン
 
来月の例会では作品を何らかの形でしょうかいでいると思います。そうそう来週の西風例会に作品を持参します。
 
> * 何ふくろできて何こあまるかの捉え方
 
小宮先生、しつこい松本くんでした。「どちらが正しいですか」なので余計に固執してしまいます。「それもあるね」と認めた上で次の条件を示して答えさせることが
必要になります。
 
> * 授業には迫力が必要
 
そうそう、遠慮は要りません。初めての方でも何でも授業場面に立てば「自分が一番なのだ」と気概を持って挑みましょう。(なかなか出来ませんが・・・)
その上で謙虚にアドバイスなりを聞けばいいんですから。
 
> * 日本学生野球憲章(王選手の例など)
 
王選手の話の本は向山先生の御著書です。大事なことを忘れていました。
 
> * 大造じいさんの顔
 
これも向山実践に学んでください。「絵にしなさい」はいい発問のひとつです。
だからこそなぜここで絵なのか。絵を描かせて何をねらうのかまで考えを及ばせておくのです。
 
> * 竹の子読みのポイント
 
西村先生が模擬授業下さったおかげでポイントを考えることが出来ました。
 
> * 松本先生のやんちゃな子
 
かなりねぇ。西村先生の授業でもかなり・・・・失礼しました。
 
前田先生のDVDのお仕事・・・ありがとうございます。原材料費等、後日お支払い致します。
 
■そうそう・・むしあなご例会の様子を前田先生がDVD化してくださっている。松本の那波小の授業もである。希望する方はどうぞお申し込み下さい。
 次は寺西先生。ご存じ松本の同僚。昨年が同学年を組ませていただいた。時々教室におじゃまして教育談義。微細なところまで学びを発信できるというのは「見る力量」の証拠。
 
■松本先生、皆様、寺西 雅子です。10月例会ありがとうございました。
 例会で唸ったベスト4
@谷先生の茶髪児童に対する学校側の指導を求める保護者への対応
くくっていない長い髪ならば、水泳指導や組体 の授業時に「他の子供達をまきこむ
危険性」があるので指導する。が、茶髪には「他の子供達をまきこむ危険性」がない。
 学校は学習する場。だから、学習に関する事は、指導する。  
 これに対して、保護者が論理的に反論するのは難しいでしょうね。
 
A毛見先生の遥かなる甲子園
 過去にされたという事で突然の指名でした。でも動じられず、勝負焼けを感じまし
た。聞いているものの胸に響く語りでした。ほろっときました。
 
B松本先生の遥かなる甲子園の代案 
 発問と指示の言葉をその場で考えられて見せていただきました。スムーズでつまりがありません。(松本先生の話し言葉のワンセンテンスは、短いです。それが、歯切れの良さを産み出しているのでしょうね。)
 
C竹田先生のコンテンツ。
加えて、発問に対する児童役の反応を受容的に受けとめられた言葉の数々と表情。
 
 2次会への車の中で
@田中先生の実際的なアドバイス。
(感覚的な書き方で申し訳ないです。)田中先生の子どもの気持ちにそってやろうという温かさ。その子にとって困難なことを乗り越える方法をかんがえてみようという前向きさ。田中先生とお話をしていると、子どもの見方が変わります。
 
 2次会で
@起こりくることを肯定的に受けとめられる谷先生の姿勢
 斎藤一人さんの本の中の言葉を思い浮かべながら、お話される事を聞いていまし
た。言葉というよりも、そういう生き方をされている人の持つ雰囲気を感じさせても
らっているということの方が強いです。
 石田先生に私が言った言葉は、自分自身に言い聞かせている言葉です。自分の考えが至らない 及ばない点をねらって出来事って起きてくる。予測していれば、手は打てたはずです。この事は、こうした方が良かったのだと自分にわかれば、それでおしまいにするしかありません。わかった事が自分の財産です。
 
A話を聞かれている森下先生の表情
 私の向かいで谷先生の話を聞かれていた森下先生の表情が好きです。谷先生の言葉が森下先生の中に染んでいっているのだなあと思います。
 
 最後に、松本先生、進行をありがとうございました。松本先生のやんちゃ君ぶりで思わず吹き出してしまうのです。笑うと、楽しいです。
 
■そうそう楽しいから笑うのではないんですね。笑うから楽しくなるんです。学級の雰囲気づくりも同じです。次は田中先生。これまたDEEPにコメント下さる。
 
■MLのみなさん、神戸養護の田中です。今回も勉強になることがいっぱいでした。
 
(1)小宮先生の模擬授業
新しい(?)基本形の登場にすっきりしました。木村先生の「矢印が少ない方がいい」(文責:田中)は教室の障害児にとっても優しい思いを感じました。しかし全部書かせることには、能力の高い(知的に高い)障害児には、見当を付けたところから、かけ算を書かせても、と感じました。
例えば、29÷4 の時には見当を4×6に付けたとしたら、そこから
4×6=24 4×7=28 4×8=32 と確かめさせるのはどうでしょう?
よけいに手間かもしれませんが・・・。
寺西先生のクラスの子どもの様子、
「できることはさっさとやってしまう」(文責:田中)を聞いて考えました。素人考えですので、ばっさり切り捨ててください。
 
(2)多田先生の「角」。
木村先生の「測定の4段階」、勉強になりました。基礎体力の無さを感じます。
本校の児童は「直接比較」「間接比較」の段階です。そこをしっかりと経験させたいと思います。
 
(3)谷先生の給食指導DVD
さすが・・・としか言いようがありません。すっきりした指導に、自分のごちゃごちゃした指導の未熟さを感じます。子ども達の楽しそうな表情が印象的でした。
 
(4)石田先生の「遙かなる甲子園」
この題材は、田中にはとても関わりのあるものです。スマートボードに薄く写ったときから、その前の模擬授業が耳に入っていませんでした。関連では、毛見先生のツーウェイも読みました。本をすべて石田先生に貸し出す約束を、強引にさせていただきました。
来月、コミックなど13冊持って行かせていただきます。
 
(5)寺西先生の「点字の導入」
やはり低学年には、身の回りのモノから入る方がすっきりしますね。たぶん教室では、子ども達の声が響くのでしょう。寺西先生の教室の様子(子どもの様子?)をよく聞かせていただくのですが、子ども達への優しさをとても感じさせられます。
これからも教えてください。
 
(6)楽しい楽しい二次会
今回はディープな話題が多かったように感じました。それでも、時には笑いもあり、
とてもためになるお話でした。
 
(7)心残り
唯一心残りは、6時開始に間に合わず、松本先生の情報を最初から聞き逃したことです。
もう少し早く出られるように、仕事を早く終わらせなければ・・・。
いつもパワーを頂いています。また次回例会まで踏ん張れます。
本当にありがとうございました。
 
■例会当日はできるだけ仕事をさっさと済ませて余裕を持って出ましょうね。ぐずぐずしていると仕事を頼まれてしまい難儀します。松本は次のように返信。
 
■松本俊樹です。田中先生、学びメールありがとうございます。
> (1)小宮先生の模擬授業
> 新しい(?)基本形の登場にすっきりしました。
 
どのような基本型なのかきちんとリサーチされています。夏の例会での寺西先生がなされた追求を小宮先生もされました。貴重な情報でした。(出典は示されていましたか?)
 
> (5)寺西先生の「点字の導入」
○年前の資料を探し当てた点もすばらしいです。それは寺西先生が実際に足を運んでおられるからです。小原先生ともつながりがありそうで・・・「ネットワーク」が出来ましたね。
そうそう・・・
10/2(木)は全校集会でした。長々と・・・中身のうすい・・・お話の時
自閉症の男の子はずっと泣き叫んでいました。
(少しは考えて話をすればいいとみんな思っている・・・?!)
障害児学級の担任の先生がずっとついていらっしゃいました。
その先生は赤い羽根募金の話をしなければなりません。
自閉症の児童への対応者が寺西先生になりました。
すると・・・泣き声がぴたっと止まったのです。
6年生のところから寺西先生の動きをちらりと拝見しただけでしたが男の子を包み込むようにしておられました。どのようにされたのか興味津々です。話が終わって交代されるとまた泣き声・・・!?
 
■田中先生からのメールがさっそく届く。
 
■MLのみなさん、松本先生、寺西先生、神戸養護の田中です。松本先生からの返信メールを読ませていただきました。
 
> 10/2(木)は全校集会でした。全校集会で寺西先生がどんな対応をされたのか、
 一度伺ってみたいです。
 
でも何もなしに聞くだけでは失礼ですので、田中ならどうするかのポイントを書いて、
実際の寺西先生の対応を聞いてみたいと思います。(寺西先生、強制ではありませんので、お気になさらないでください無視してくださって結構ですから・・・)
 
ポイント1
視線の高さを合わせる(ひざまづくなど)
ポイント2
なるだけ言葉をかけない声をかけても「もうちょっとだよ」とか最小限に。
ポイント3
立っているのか座っているのかわかりませんが、後ろから軽く手を回して、おなかか胸のあたりをリズム良くとんとんと叩いてあげる。もしくは肩に手を置いて同じように叩いてあげる。
ポイント4
教師の身体に少しもたれさせてあげる(接触の部分を増やす)
ポイント5
うるさくしゃべっているようなら静かに児童の唇に人差指を当て静かにすることを伝える。(普段の指導がどれだけできているかに左右されますが・・・)
私の実力では、これぐらいでしょうか?
うちの学校はみんなが知的障害児なのですが、何の考えもなしにしゃべる教師がいます。
校長が一番短いあいさつかもしれません。(校長はこのあたりのことをかなり意識しているようです)いつも話をした部署にわかりやすい話を、と要求していますが
なかなかそうはいきませんね。もっと現場を変える努力をしなければ・・・。
 
■次は毛見先生。石田先生との情報交換は10月の西風例会にも生かされた。
 
■松本先生、みなさん、こんにちは。毛見です。10月例会、多くの学びをありがとうございました。
 私的ベストワン 石田先生の「遥かなる甲子園」
「1960年、沖縄に風疹が大流行しました。その結果500人もの聴覚障害児が生まれました。」
この瞬間、ドキッとしました。もしかして拙実践を「追試」してくださっている?
後でお聞きするとマンガに感動されご自分で考えられたとか。石田先生が「選ばれた」シーンはもちろん毛見と重なる場面もあれば当然ながらそうでない場面もありました。
「どこを選ばれたか」も勉強でした。失礼にも前に立って授業してしまいました。思い入れがあり、途中はしょった場面もありましたが何とかできました。
 石田先生に「データー、いただけませんか?」と思わずお頼みしました。こちらから拙論文(「教室ツーウエイ」誌2002年2月号掲載)と子どもに行った指導過程をお送りさせていただきます。ご批正下さい。返信用封筒、切手も同封させていただきます。お時間のある時でかまいませんのでお送り下さると幸いです。お手数をお掛けし、申し訳ありません。
 
「分け入っても分け入っても青い山」の模擬授業。
松本先生に続いて谷先生にも介入していただき学びの宝庫でした。
『音読』『助詞』による変化にはうなりました。ありがとうございました。
 
そしてお食事会!この内容はここには書けません!とてもメールには書けない凄い内容でした。ありがとうございました。
 
■確かに・・お食事会のことはメールに発信しにくい。メモを詳細にとっておられる方のあるから参考にどうぞ?できる範囲で食事会の情報も発信どうぞ。
 
■ありがたいことに県外から例会に参加下さる先生がある。鳥取(森下先生)と岡山(熊谷先生)から。森下先生は向山一門でもある。サークル代表でもある。その上でこれだけの行動力。頭が下がる。遠方から時間を割いて参加下さる森下先生が毎回参加したいと思っていただけるだけの例会内容にしたいと松本はいつも考えている。
 
■松本先生 むしあなごのみなさま鳥取の森下です。10月例会ありがとうございました。今回も深い学びがありました。
毛見先生の「分け入っても分け入っても青い山」の模擬授業。
大変よかったです。「青」の色から主題に迫る授業で、なるほどと思いました。とても勉強になりました。
池町先生の算数は、洗練されてきたなあと思いました。
実にシンプルに分かりやすくされていました。
石田先生の「遥かなる甲子園」もよく構成されているなあと感じました。最初の入り方がよかったなあ、と思いました。私が学級においている漫画本は、「三国志」「火の鳥」「はるかなる甲子園」です。
寺西先生のご授業は、「さすが」といつも思っています。
あの笑顔とテンション、そして対応。教材への持っていき方など大変勉強になります。
西村先生のご授業は、指導案はよかったと思いました。1年生の国語は、「ゆさぶって文章に気づかせていく」と「変化のある繰り返し」が大切と思いましたが、西村先生の
指導案は、そうなっていました。指導案とおりにされれば、と思いましたが。
ただ、模擬授業は俊樹先生に翻弄され指導案通りにできませんでした。
あの場面は、俊樹先生にどう対応していくかということはとってもよい学びの場になっていくと思いました。対応力の勉強になりますね。俊樹先生、役がお上手です。
田中先生からいただきました冊子「実力を・・・」読みました。
大変よい勉強になりました。ありがとうございました。
今回も松本先生、谷先生、木村先生の解説をたくさん聞かせていただき、大きな学びになりました。模擬授業された方は皆さん、すごいと思いました。私は、「食」の授業を持っていっていたのですが、みなさんの授業を受けている間に「やめよう」と思いました。やはり恥をかかないと駄目ですね。(今回できなかったので、西風例会で挑戦させてもらいます。でも、その場になると気持ちが変わったりします。書いてしまえば腹も決まりますから、宣言してしまいました。)
 多くの学びをいただいた10月むしあなご例会でした。松本俊樹先生、むしあなごの皆様本当にありがとうございました。
 
■きちんと模擬授業の場を提供できなかったのは松本の至らなさである。西風例会での森下先生の模擬授業。「とてもおもしろかったです!!」「ぜひ追試したいです。」
 次は多田先生。6月からサークル参加。すぐに同僚をお誘い下さっている。毎回模擬授業に立候補でやる気満々。
 
■松本先生 むしあなごのみなさん 多田圭孝です。例会での模擬授業ありがとうございました。前回同様、内容以前の問題で自分の力のなさをひしひしと感じています。
早速、今日学校でいろいろなことをためしてみました。
子供の中に入ってどんどん話を進めていく。(松本先生より)
算数で問題を読む時に意識して子供の中に入っていきました。子ども達は、おっどうした?と言った顔をしながらも幾分乗りが良かったように思います。また、3列目から後ろの子ども達のノートが前から見るよりもはっきりと見えました。
シナリオを見るのが9割。全然子供を見ていない。(木村先生より)算数は自信がなかったので国語の時間に思い切ってノートを一切見ずに授業を進めました。ノートがない分、子供を見たと思います。また、谷先生がおっしゃっていたようにそこそこしゃべれました。
角同士を実際に重ねさせないと子ども達は理解できない。(木村先生より)
算数の時間にプリントを使って練習問題をしました。角の大きさくらべです。一番前の一番学力的にしんどい子が間違えていたので1番アだよ。と小声で話した後、隣を見ると同じ間違いをしている。その隣の子も同じ間違いを・・・
 まさに木村先生の言われていた通り。その場ですぐに問題に書いてあった角を3つ
とも切らせてアとイ、アとウ等3回比べさせました。その後もう一度子ども達に同じ
問題をさせると全員正解でした。
 その瞬間、授業をしながら、木村先生の偉大さを感じ、これからも言われたことを
全面的に学んでいこうと思いました。
まだ入会して3ヶ月しかたちませんが、池町先生の上達ぶりは、私にでもわかりました。聞いていてとても心地よかったです。また、帰り際に駐車場でわざわざ毛見先生が職場の後輩の酒井先生に対して模擬授業に対することば掛けをしてくださりました。内容はよく分かりませんが、その表情から毛見先生の暖かさを感じました。ありがとうございました。また、11月も算数で模擬授業をさせて頂きます。よろしくお願い致します。
余談ですが、松本先生。9月26日は、平岡小学校にお越し下さりありがとうございました。放送も私です。聞き手にとって分かりやすい放送を心がけていますがまだまだです。社会の集まりがあったのは、職員室の黒板を見て知っていました。もしかしたら松本先生もいらっしゃるかな?入っていこうかな?とちょっと思ったのですがやっぱり恐
れ多くて行けませんでした。松本先生の書かれていたダメな先生が私の同僚でないこ
とだけを願っています。また、30日の電光掲示の仕事もご苦労様でした。多田は出発係で役員として、また、酒井先生は監督としてバスにのり選手を引率します。
 
■次は多田先生からの見ても上達がくっきりはっきりしてきた池町先生。サークル参加1年2ヶ月。
 
■松本俊樹先生 皆様、池町徹也です。10月例会、ありがとうございました。途中からの参加で、ご迷惑をおかけしました。また学びを減らしてしまいました。力のないものが後から会場に入るのは気が引けます。開始から学べるように、もっと気持ちを強くしないといけません。
谷先生の給食指導、途中から学ばせていただきました。早く終わった子が片付けに回るのは覚えていましたが、谷先生が「1学期は、ずっと教師が回っていた」「2学期になって、子どもに『やってくれる?』とこえをかけた」
とおっしゃいました。この流れが、私には全く分かっていませんでした。長期間にわたる布石があったのだと知りました。率先垂範ですね。
やはり何度も講座を受けるたび、聞き飛ばしていたことに気づきます。
茶髪のQ&Aなるほどと大変納得いたしました。相手を崩す論理がないこと。
このような見通しを持てると、対応しやすいです。
「学校とは学習をさせるところ」
「学習に関しては厳しくしていく」
お食事会で寺西先生が子どもの行動を許す、叱る基準を確実に持っておくことのお話をされていたように思います。そのこととも関連して、多くの学びをいただきました。
西村先生の授業
たけのこ読みの極意を教わりました。終わったあと、立って読んだ回数を問うのを、私はしていませんでした。やらせっぱなしでした。指示の後に、評価を入れる。この繰り返しが大切でした。また、読まない子のために、最後の1文を残しておく!すごいと思いました。「読めないこともあるよね。じゃ、最後の1文。みんなも一緒に読もうね。」
だったでしょうか。私にとって、珠玉の指示でした。
竹田先生の授業
いつも惹きつけられます。ピラミッドの問いが知的でした。また、とても分かりやすかったです。近世政治起源説。私は身分制について、昔習ったことしか頭にありませんでした。とらえ方が変わっていることをレポートからも学びました。
自分自身の古い価値観を変革しないと駄目なことに気づきました。
遥かなる甲子園
不勉強のため、今までどのような話か知りませんでした。設定が分かるにしたがって、心に染み込んできました。毛見先生の「2年生を出そうという意見に賛成か反対か」の発問が特に揺さぶられました。追試したいです。
「分かったこと、気づいたこと、思ったこと」の授業
谷先生のほめ言葉、心に残りました。30くらい、ほめ言葉を作っておく。
また、その前に、教師自身がやってみる。すると、3個書けた子がどれだけすごいか分かってくる。自分もやってみることを、私は抜かしています。
子どもに指示することは自分でもやっておくということは、算数のノートを教師も書くということともつながります。そのようにいたします。
寺西先生の点字
学校に点字教科書があるのなんてはじめて見ました。学校から地域へ視点を広げ、また学校に戻ってくるという構成にも唸りました。いつも授業の流れ全体を把握しておられるのですごいです。
田中先生
色覚の資料、大変ショッキングでした。こんなに見える世界が違ってくるのかと、愕然としました。色覚障害の種類によって、全然見え方が変わってくるのも驚きました。
家や学校で起こりやすいことを読ませてもらうと、身につまされる気がします。
・ホワイトボードマーカーは青がいい
・黒板は原則、白と黄色
むしあなごに来ていなかったら、こんなことを知らずに教師生活を送っていたんだな
と、今更ながら感じます。授業に活かします。
お食事会では、木村孝康先生から「見る努力をせよ」と教わりました。全員を見ない。濃淡がある。うなずく子を見つける。うなずく子さえ、うなずいていないなら、でたらめな授業の証拠。講座も同じ。プロの視点を教わりました。でも、それを使いこなすまでには遠い道のりがあると感じます。がんばって、意識いたします。
10
谷先生、松本先生からもたくさんお話をいただきました。
・何か起きてもよかったと思え。「ちょうどそうなってほしいと思っていた」と思う
・正直に言いに来た子をわざわざクラスで報告し、ほめたりすると、子どもにしたらか えって「面倒」に感じてしまう。
・備忘録を使って、けんかのプロと闘う。
・1対1の関係が作れるまでは一切怒らない。
 ほめてほめてほめまくる。
向山先生もビンタをした事はある。しかし、それは関係が築けたと自信を持って言えるようになってからのことである。多くの学びをいただきました。ありがとうございました。
11
木村先生から「緊張してるね」と言われました。お食事会は、どきどきしてしまって。
皆さんのようにリラックスすればいいのかもしれませんが。でも、自分としてはとても楽しくて有意義な時間です。これからも参加させていただければと思います。
12
私は算数「わり算(2)」第1時の模擬授業をさせていただきました。挿絵とヒントを、授業の流れに乗せて使えるようにしたいと思いました。指示を出したときなど、皆さんの動きを自分の目で確かめるよう意識しました。しかし、視線が宙を舞っていました。
過日、向山型国語・兵庫のミーティングで「教師がいかにその場を支配しているか」ということを教わりました。「支配」するとは、具体的には「教師の指示が通っているかどうか」です。私は、指示を出しておきながら確認しないことが多いので、子どもが私の指示通り動いていないのを見逃していました。そういうことのないよう、これからも意識して授業させていただきます。
 
■木村先生からは「俳句」情報。
 
■TOSS兵庫向山型国語研究会(仮)代表の木村です。
「分け入っても分け入っても青い山」の俳句の授業、面白い展開になってきました。
TOSS兵庫向山型国語研究会例会での模擬授業(1回目)
  毛見氏・・・色(青)と作家論にこだわる授業
  木村・・・・・作家論に触れない、助詞を変化させる代案
むしあなごでの模擬授業(2回目)
  毛見氏・・・改善された色(青)と作家論にこだわる授業
         (独自のお考えをお持ちの毛見先生がんばる)
  松本氏・・・俳句の基礎を扱う(季語・破句)代案、作家論に触れない
  谷  氏・・・読みの違い(切り方)、助詞を変化させる代案
松本氏・谷氏・木村の主張には、共通点がある(向山一門ですから)。
谷先生が自分のクラスでこの句を取り上げて授業中
  3時間扱いになりそう←今後の報告が楽しみ!
 
■みなさん、こんにちは。瀧口泰広です。
 
1、いつになく遅れてしまいました。
  池町先生が言われるように学びを減らしてしまいしました。
  最近の瀧口の指導が悪いのか訳の分からない親が多くなったのか
  早く学校を出ることができませんでした。
  これも神様が成長しなさいと言っているのだと考え耐え抜きます。
 
2、谷先生の名言
  「覚えられなかったことは重要でなかったと考える。」
  瀧口は、いつも何とかして思い出そうとして
  授業のテンポを落としてしまいます。
  そこ思い切って削っていくといい授業ができるのだと考えます。
 
3、CD-ROMの存在
  算数の指導書にCD-ROMがついているのは知っていましたが、使えるところがある のは木村先生のコメントではじめて知りました。
  教科書会社の指導書なんて使えないという先入観があったためと考えます。
   
4、点字の教科書
  寺西先生の模擬授業で登場しました。
  「すごい!そんな資料があるなんて」とびっくりでした。
 
■松本先生、皆様、石田正代です。10月例会、ありがとうございました。
 いつも遅れて参加、松本先生の講座が聴けないのが情けないです。みなさんの感想を読んで、残念でなりません。遅れをとっています。
 
@毛見先生の「遙かなる甲子園」、ありがとうございました。
試合のときのエピソード、先生の語り、ジーンと来ました。
授業を組み立てるのって、難しいですね。
それにしても、松本先生、何でも知ってらっしゃるのですね。
 
A「山頭火」は、以前読んだことがあって・・・。
青いと言うのは、山の青、人生の青と出ましたが、もう一つ、山頭火が、当時の俳壇から阻害されていたことも含めて、それでも俳句を作る・・・(俳壇に)分け入っても分け入ってもにつながっているのでは無いでしょうか?まちがっていたらすみません。
 
A谷先生の給食指導。
話には聞いていましたが、おかわり指導わかりました。
百聞は一見に如かず。ジャンケンの仕方もうーーん。
給食後、食器が時々残っていたのですが・・、ごちそうさまをするときに机の上にのせてごちそうさまをすれば、忘れないのですね。いいことを教えてもらいました。
早速、やってみます。善は急げ、即実行。
それにしても、子どもが幼い、かわいいです。
 
B西村先生の、国語。やさしい口調。
しっとりと落ち着いた教室でしょうね。
 
C寺西先生の点字。いつもながら、流石です。
授業を受けていて、楽しくなります。引き込まれます。
 
D池町先生の算数。すごく落ち着いておられて、授業もシンプルでした。良かったです。
 
いつもたくさんの元気を貰って帰ります。ありがとうございました。
 
■松本俊樹です。
例会での情報をもとに意見交換がなされています。
うれしいことです。どんどん発信下さい。
 
1対1だけでやり合う様子を受け取るだけでなくぜひとも質問、他の情報・・・など
第3者からも発信下さい。
 
10月例会で相生の福井先生がレポートを配布下さいました。國本先生がまとめてくださった松本の飛び込み授業テープおこしです。45分間まるまる記録化されています。
「じゃあ、今から書きなさい。」などほぼ松本が言ったとおりに記録にしてくださいました。授業者の松本は自分の授業なのに
「ああ、こんなことも言っているんだ」などとすでに5回ほど読みました。
 
経験ある方はお分かりのようにテープおこしは大変な作業です。
自分の授業または他人の授業をたとえ3分間分でも行ってみればその大変さが十分に実感できると思います。
 
ですから、國本先生からテープおこし完成をお聞きしたときその労に報いたいと思いました。そこで國本先生には
「条件付きで配布してください」とお願いしたのです。
 
その条件とはレポート読後「感想・学びを次のいずれの方法で発信する。
 1 むしあなご例会へレポート
 2 むしあなごMLへの発信
 分量・中身は問わないがTOSSらしく。」
 
例会当日國本先生は欠席されたので同僚の福井先生が持参下さいました。
しかし、以上の条件を発表する前に全員に配布されてしまいました。
それはそれで仕方ないので例会で4,5,6のような内容を松本から
お話しさせていただきました。「学び・感想を発信下さいね」と。
 
残念ながら例会から3日間たってもテープおこしについての発言発信はありません。
(もしかしたら松本が読み落としているのかも知れません。)
やはり条件を付けて「読んでやろう」「批判してやろう」という心意気の人だけに渡すべきだったのかとかすかに後悔しています。
 
例会参加下さった皆様。ぜひともテープおこしについて
学び感想・批判・質問メールをお待ちしています。
 
10
授業記録をもう少しビジュアルに校正し直す予定です。那波小への資料、QAと
前田先生の学びなども含めて小冊子にします。(谷先生の追試!!)
 
■ 松本先生、國本先生お世話になっております。
平岡南の小原です。
 
テープおこし拝見させていただきました。
発言が遅くなって申し訳ございません。
私なりの学びを書かせていただきます。
 
@ページ数を書かせる場面「10秒以内に書くんですね。」
 数値化することにより遅れている子どもが書き出す。
 
A「どこが上手かと言うと、ちゃんとそろっていることと両手で持っていますね。い
い姿勢になります。」
 ほめること・いい条件を言う この二つによって子どもの様子を変えさせている。
 
 
B「もう一度上手に読んで」
 ほめて読ませる。注意して読ませていない。子どものやる気が全く違ってくる。
 
C「おしいー!95点」
 数値化・高得点をあげる事により意欲を持続させ、間違っても恥ずかしくないよう
にしてあげている。
 後5点という微妙な点数には意味がある。
 
D「教科書にかいてあることをちゃんと見つけることも大事なちからだぞ。」
 「算数のお勉強の時にはね、教科書を見て、考えながらやっていく。」
 教科書を見てもいいこと、見たほうが力がつくことを趣意説明している。
 (「知性的は集団」とはのびやかな自由さがあり、自分のやっていることを自分で
納得している集団である。)
 授業の腕を上げる法則より
 
E=をそろえさせる。(式と答えが一目でわかるため)
 
F男子と女子にわけて読ませる。(変化のある繰り返し)
 
G「です。」まで言わせる。「とっても上品に聞こえる」
 
H「これ一発で言えた4年生、はじめてみたよ。」
 「本を両手で持っているから上手に読めてる。」
 基本は誉めて伸ばす。
 
I「全員本をちゃんと持ってたからね。」
 全員 1人残らず見ている。
 
J「答えは定規で線を引く。」
 
K話を聞かせる時などは、手に何ももたせず、前を見させる。
 
L阪神の選手の背番号で説明する。
 ユーモアがあり、楽しい授業になる。
 教室に笑いは必要。
 
Mややこしいところはやはりコンテンツがいい。
 コンテンツの量も多すぎず、黒板を使って、再度まとめをしている。
 
N「念のために」
 「超難しい先生問題」
 「ちゃんと聞いていなかったらわからんで」
 子ども達の集中が途切れそうなところで、あおって集中力を持続させている。
 
Oスキルは二つ折りに(となりのページが気になるから)
 
P「先生も遅い人なんですけどね。」
 遅い子・2問コースの子への配慮
 
Q「鉛筆の先から煙が出るくらい」
 「ただし、丁寧な字で、丁寧な数字でやりますよ。」
 この指示は必要だと思った。
 
R「ちょっとわかりにくいなと言う人、答えを見たらいいです。」
 できない子へはやさしい向山型算数。
 
松本先生、國本先生ありがとうございました。
長文失礼しました。