第6学年2組社会科学習指導案
平成15年 月 日( )
指導者 松本 俊樹
1 単元名 明治維新を作り上げた人々
2 単元目標
・新しい世の中(明治時代)がどのようにつくられていったのか関心をもち、一人の
人物に焦点を当てて新しい時代をどのように生きたかを意欲的に調べることができ
る。(関心意欲態度)
・新しい世の中(明治時代)の変化を調べることを通して新しい時代に生きる人々の
生き方や願いについて考える。(思考・判断)
・明治時代のさまざまな出来事や人物の生き方を調べ時代の変化を工夫して表現する
ことが出来る。(技能・表現)
・明治時代に生きる人々の国づくりやくらしの変化を知る。(知識・理解)
3 指導にあたって
○教材観
単元「明治維新を作り上げた人々」では次の事象を取り上げる。
1 ペリー来航と開国
2 明治維新
3 文明開化
4 富国強兵政策
5 自由民権運動と国会開設
6 大日本帝国憲法発布
明治維新の事象は当時の錦絵(東京)に描かれた人々の生活から見て取れる。
その錦絵は明らかに江戸時代との様相が違う。
このような大きな変化を政策も含めて明治維新と呼ぶことが出来る。目に見える事
象のみを定義づければ文明開化、富国強兵政策とも言えよう。
では、このような大きな時代の変化をもたらせたきっかけは何か。1853年のペ
リー来航である。したがってこの単元ではペリー来航の意義とその影響(開国・大政
奉還・明治維新)を調べる学習からスタートする。
さらに、明治維新に行われた政策を代表的な人物を通して調べさせる。
○児童観
本学級の児童は歴史学習における基礎的な事項(代表的人物・文化遺産・・出来事
など)は忠実に学ぼうとしてきた。さらに、興味深いエピソードなどについて深い調
べ活動(人物エピソード・衣食住など)を行うこともできている。逆に、難しい歴史
用語にとまどう児童もある。
したがって、本単元を進める上で文字資料の検討だけに終わらずに視覚的な資料(ビ
デオ・絵画)などを提示しながら現代の生活との結びつきを意識させつつ授業を進め
ていきたい。
○指導観
本単元では次のように進める。まずは児童の内部情報(明治時代の様子など)を蓄
積させる。それはビデオを見る、教科書を読む、資料を読みとるなどの学習活動であ
る。次に、この時代の代表的な人物を一人決めさせる。その人物を通してどのように
生きようとしたか、どんな時代だったかを調べさせる。最後に、取り上げた人物と1
〜6の事象の関係をまとめさせる。また、新しい時代(明治時代)への変化を印象づ
けるために文明開化についていくつかのエピソードを取り入れたり、インターネット
・百科事典などくわしい調べ学習を設定する。
4 単元の指導計画・評価計画(8時間)
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時間 |
学習活動・内容 |
評価規準 |
評価方法 |
第1次
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2
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1枚の絵から問題を把握する
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自分なりの問題を2つ以上作れたか。 |
ノートとに書かれた問題。
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第2次
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2
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一人の人物の生き方を調べる。 |
生き方を調べることができたか。 |
ノートに書かれた生き方。 |
第3次
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3
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明治はじめて調べをする。
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自分で決めたはじめて調べが出来たか。 |
ノートに書かれた調べのあと。
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第4次
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1
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時代のまとめ
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おもな政策や人物について身に付いたか。
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単元テスト。
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5 本時の目標(第3次 第1時)
文明開化の時代の変化と当時の人々の意識の相違に気づかせ、明治時代に新しく入
ってきたものについての調べる意欲を高める。
6 準備物
プリント、パソコンとプロジェクタ
7 展開
学習活動 |
指導上の留意点 |
評価規準・方法 |
1 明治維新の時 に取り入れられた ものを知る。
2 文明開化の時代 の人々の戸惑いを 知る。
3 明治はじめて調 べの計画を立てる
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・100年以上昔のエピソードだが現代につながる話題を取り上げる。
@競闘遊技会とは何か?
A雀離出巣とは?
Bとびうおのなみきりとは?
・プロジェクタを効果的に使う。
・文明開化に伴って生じたいくつかの事例 を予想させる。
@髪を洗うとき
A初めての駅弁
Bコレラ予防策
C電話の迷信
D走っている機関車へのエピソード
E汽車から降りるときに・・・
F汽車での罰金10円とは?
G郵便箱のまちがい?!
・インターネットしよう場面を見せる。
明治時代になりいろいろな出来事やいろいろな物が日本に入ってきた事実を調べさせる。
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A 詳しく理 由づけて予 想できてい る
B 自分なりに
予想や理由付 けが出来てい る。
C 全く予想や 理由付けが出 来ない。
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