第6学年2組 算数科学習指導案
平成15年11月12日(水)第5校時
指導者 松本 俊樹
    豆崎 章三
 
1 単元名  分数のわり算
2 単元の目標
 ・分数のわり算の仕方を使って進んで問題を解くことができる。(関心・意欲・態度)
 ・分数のわり算の仕方を面積図・式変形の方法で考えることができる。(数学的な考
  え方)
 ・分数のわり算の問題を正しく解くことができる。(表現・処理)
 ・分数のわり算の仕方の意味が分かる。(知識・理解)
 
3 指導にあたって
  本単元は、「分数でわるわり算」「分数のわり算を使って」「どんな計算になるのか
 な」の3つの小単元から構成されている。まず、分数でわる計算の立式と計算の仕方
 を学習する。次に、分数倍を使った問題(第3用法)などで数量関係を考えながら分
 数のわり算を使って問題を解く学習をする。そして、分数の乗除の演算決定を含んだ
 学習をする。
  本学級の児童は前単元で「分数のかけ算」を学習した。分数の乗法の仕方を面積図
 によって計算の仕方へとつなげた活動を経験した。分数のかけ算の達成率は9割を越
 えていねいに意欲的に計算練習などに取り組めるようになっている。しかし、計算途
 中の約分忘れや計算ミスなどが時々見受けられ、具体的な問題場面では数量関係を考
 慮せずに立式する児童もある。また、分数のかけ算の仕方の理解も十分とは言えず、
 面積図を使って分かりやすく説明できる技能が全員に身に付いているとは言い難い。
  本単元「分数のわり算」指導に当たっては以下の点に留意して指導する。

1 「計算ができるようになる」を重視して指導する。
2 分数のわり算の仕方の意味に面積図を使って理解させる。
3 具体的な問題場面ではスモールステップで指導に当たる。
4 正確さを求めるために途中の計算や約分の後を残すよう指導する。
 
 
4 指導計画(全10時間)

小単元

時簡

学習活動・内容

評価規準

評価方法

第1次

 



 

分数でわる計算

 

分数のわり算が意欲的に正しくできる。(関心・意欲・態度)(表現・処理)

計算スキル
テスト
 

第2次

 



 

分数のわり算を使って
 

割合や時間を表す分数を用いて問題を解くことができる。(知識・理解)(数学的な考え方)

ノートの記述
計算スキル
テスト

第3次



 





 

どんな計算になるのかな


 

分数の乗除の適用問題を確実に解いたり問題を作ったりできる。
(数学的な考え方)(関心・意欲・態度)
 

ノートの記述
計算スキル
テスト

 
 
5 本時の目標(第1次 第3時)
  計算の仕方に沿って分数÷分数の一般的な計算ができる。(表現・処理)
 
6 準備物
  教科書、ノート、計算スキル
 
7 展開

児童の活動

指導上の留意点

評価基準・方法

1 教科書p27の5をする。
 ・問題を読む

・問題文を範読した後、児童に読ませる。
・何の話か端的に答えさせ、問題場面をとらえさせる。
・p24の言葉の式に当てはめさせて立式させる。


・わる数に何をかければ1になるかをヒントに計算の仕方を考えさせる。

・途中の式もきちんと書かせる。
・線はミニ定規を使わせマス目にきちんと合わせて式を書かせる。
・約分に備えて式と式の間を空けさせる。
・整数÷分数、分数÷整数でも5の方法で解けることに気づかせる。




・教科書の「わる数の分母と分子を入れかえた分数をかける」に赤線を引かせ分数のわり算の仕方をまとめさせる。


・最初の1問目を計算の仕方に沿って一斉に解く。
・約分ありの問題でチェックする。
・黒板に書かせて計算の仕方を説明させる。

・自分の力に合わせて問題数を選ばせる。

 

[評価の観点]
 表現・処理
[評価規準]






 

5  mの布を 時簡
  で織った人は、1
  時間あたり何mの
  布を織ることがで
  きるでしょう。
 





 






 

分数÷分数
の計算の仕
方に沿って
計算ができ
る。
 






 
・立式する。


 ・計算の仕方を考える。
 



2 類題6をする。
 ・

 ・


 ・分数のわり算の仕方をま とめる。




3 練習問題をする。
 ・p27 F 8問





4 計算スキル28をする。

 
A十分満足でき
 る     
 分数÷分数の
計算の仕方に沿
って正しく(正答率9割以上)計算ができる。  
       
B概ね満足でき
る      
 分数÷分数の
計算の仕方に沿
って正しく(8割以上)計算できる。     

Cの児童への支
援      
 途中の式をヒ
ントにしたり写
させたりしなが
ら計算させる。

[評価方法]
・ノート
・計算スキル