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4年社会科「くらしを支える水」第1時「水をどのくらい使っているか」(向山実践の追試)


兵庫県加古川市立志方小学校)/松本俊樹


暮らしの中で水をどのくらい使っているか予想させる授業である。
原実践では1升ビンを提示されているが牛乳パック(1リットル)にした。
身近なものであり水の量の計算もしやすい。



 牛乳パックを示す。1リットル入りである。
 この牛乳パック何本分かとたずねれば何リットルかも計算しやすい。
 教科書(東京書籍)の調べ方の写真にも牛乳パックが出ている。

発問1 1日に牛乳パック何本分水を使っていますか。
 
 最小1,5本から最高6本まで予想される。(教科書には1日ひとり310本・310リットル使っていると出ている。)

発問2 みなさんの家では1日に牛乳パック何本分の水を使っていますか。
 
 80本という予想から700本という予想まで出てきた。

発問3 みなさんの家の1ヶ月分の水道代は何円くらいでしょうか。
 
 予想は1000円〜○○万円まで。
 大きな金額が出てくると競い合うように億や兆などの大きな金額になってくる。
 算数の「大きな数」単元で「億」「兆」を習っているからだろうか。
 頭を冷やさせるために次のような計算を示す。
 1000本使うと予想し、10万円かかるとなれば牛乳パック1本分の水は100円になる。
 水洗トイレに流す水の量は1回約10リットル(教科書の記述)である。
 ということは水洗トイレ1回使うと1000円かかる計算になる。

指示1 ノートに「ひとり(   )本」「家で(    )本」と書く欄
   を作っておきなさい。
 

発問4 学校1ヶ月に使う水道代は何円くらいでしょうか。
 
  **万円とこれまたいろいろな予想が出る。

 自分の予想をノートに書かせておく。

 次に調べ方を考えさせる。

発問5 どのように調べたらいいのでしょうか。

「学校のことなので先生に聞いたらいい。」

「事務の先生に聞く。」

「校長先生に聞く。」

3年生での「学校の昔調べ」での調べ学習を思い出している。


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