「修業」 bP17  2000,2、5(土) 志方小 松本 俊樹

 
<向山洋一氏の 社会科における基本的な流れ>
 
 向山氏は書いた。「社会科教育」誌 明治図書 85,12 p30〜
 Q0 一から六を並べ替えなさい。(順不同にしておいて)

一 まずはじめに、ある限定された場面の写真・表・絵・実物などを示し、  できる限り多くの考えを発表させる。
 
 Q1 どのような発問・指示をするのですか。
 Q2「この授業場面だけでも、多くの法則がある。」といいます。
   「例えば」どのような法則なのでしょう。
 Q3 ( )にあてはまる言葉を書きなさい。

ア・まず(ノート)に書かせよ。
イ・(5)分間は待て。
ウ・(選択)させずに次々に発表させよ。
エ・(数十から時には百)を越える意見が出るはずである。
オ・(絵、写真)を見ての意見は多く、(表)からの意見は少ない。
 

二 出された子どもの意見を分類する。
 

ア・ある視点を与え分類させる。
イ・これが学習課題と読んでもいい。
ウ・分類の方法はさまざまでありうる。
 
 Q3 どのように分類されますか。
 ・武家の屋敷の絵で「いざ鎌倉を見つけなさい」
 ・暮らしの様子の絵で「衣・食・住・その他に分けなさい」
 ・維新前後の江戸の絵で「前の時代との違いを見つけなさい」
 Q4 ほかにいくつかの例をあげなさい。
 「〜〜だから〜〜である」という言い方をしなさい。
 「〜〜の順番を書きなさい」
 「〜〜の工夫を見つけなさい」
 ・また、発問で「分類」する事もできる。

三 分類したいくつかの課題に対して、それを確かめる授業をする。
 

ア・学習していく方法を教える。
イ・追求していく方法を教える。
 
 Q5 どんな学習していく方法があるのか
 Q6 どんな追求していく方法があるのか

イ・子どもの力では困難なことをとりあげる
ウ・子供自身で調べられることは残しておくべきだろう。
 
 Q7 例えば・・・
 Q8 困難なことを先に取り上げる例は? (青森、リンゴの例)

四 それ以外の課題を子供に調査させる。
 

ア・資料を集めさせる。
イ・(資料を)検討を加えていく。
イ・ふつうはグループを作って行う。
 

5 調べたことを発表させ、討論させる。
 

ア・同じことを調査しても答が異なることがある。
  山場となる。
 

6 「分かったこと」と「分からなかったこと」を確認する。
 

ア・整理をする。
 
 
:追加

a・子どもの様々な意見、思いつきをためていき、子ども自身に調査をさ
 せ確認させていく。そのことによって知的な成長を得られる。
b・1枚の資料では子どもは資料を吟味せずに読んでしまう。吟味させる
 には2枚必要である。
 
a=内部情報の蓄積