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TOSS兵庫播磨むしあなごの会/松本 俊樹
3学期第1日目のキィワードは次の3つ。
1) 包み込み
2) 笑顔
3) 遊ぶ
1 前日、教室に花を飾る。雑巾も新しく掛け替える。
志方町内にある高御位山(播磨富士標高304m)にも登った。(小1の娘と)
地域をながめて「よろしくお願いします」をした。
兵庫の100名山にもなっていて出会う人も多い。
「こんにちは」がうれしい。
2 当日朝8:00前に学校に到着。
教頭先生と用務員さんに挨拶。(その時おられたのは2人)
すぐに教室へ。
出会う子どもたちと新年の挨拶。
やっぱり子どもたちの顔を見るのはうれしい。
3 ところで前日からかなり緊張というか割りと気分は「ブルー」だった。
HPはできてないし(当時)、
2学期の日誌は書いてないし、
2学期末に集めたノートの返事も書いてないし、
学級だよりも書いてないし・・・
当日、車中で学校に近づくにつれていいようのない緊張感に包まれた。
転勤初日のような緊張感。
1人2人と登校中の子どもを目にするとやがてその緊張は心地よさへと変化。
登校してくる子どもを見て妙にうれしい。
子どもたちも緊張している子があるはずだろうとも思う。
何年何回迎えても初日は緊張。
大相撲でもプロ野球でも初日、開幕戦は緊張するだろう良しとしよう。
4 8:05ごろ教室へ。
「百人一首やっと一つだけ覚えた。」とか「高御位に2回も登った。」とか教えてくれる。
また、教室に入ってくるなり黒板を読んでくれている。
黒板には次のように書いておいた。
私がめざす決心のような意思表明である。
あけまして おめでとう ございます。
3学期 今まで以上に レベルアップしましょう。
1 15分間討論、50人発表。
(45分間) (200人)
2 うっとりするくらい上手に2ページまとめ。
3 百人一首覚える。(100個)
4 2重跳び(5回以上)逆上がり全員。
(3重跳び) (腕立て後・前転)
5 漢字・計算95点以上。
5 3学期のドリル、冬休みドリルの答えを配布。
提出物指示(板書も)・・・通知簿、ポスター(名前を書いて)、習字など
「など」としたのは「新しい雑巾」「自由勉強」「おたより」「おみやげ」など
も含めるということ。
6 「外で遊んでいいですか」と聞く男子。
終業式のように始業前に何かはじまってしまうのではと「警戒」しているのだろう。
「元気に遊んでらっしゃい」と私。
このとき「休み時間に勝る授業はない」と向山先生の言葉が頭によぎる。
「始業式当日だけれど休み時間は確保しよう。」
「できれば私もいっしょに体を動かそう。」
7 8:25から始業式入場までの指示をしておかねばならない。
教師が職員打ち合わせで教室を空けるからだ。(注:空白禁止の原則)
早く(10分も15分も前に)入場完了させるということは
この寒い時期に(夏休み前後なら暑い時)冷蔵庫のような体育館でじっと待たせることとなる。
そんなことは私にはできない。
次のようにこれも板書で指示。
8:25〜漢字ドリルに名前を書く
冬休みドリルに○つけ、直し
漢字ドリル p2〜 ドリルにする
8:34〜体育館へ 始業式 ・・・あえてきりのよい数字にしない。
(持)体育館シューズ ちなみに式は8:45開始。
話の内容を後でたずねます。
・連絡 ・・・1日目の内容を示しておく。
・そうじ 私も忘れないし子どもも見通しがつく。
・百人一首 1年生でもしてきたこと。
・漢字ドリル
・係
・10:40〜 一斉下校 ・・・終わりの時刻を示すから計画・
見通しを持って行動できる。
(注:最後の行動まで示してから子どもを動かせ)
8 8:25(チャイム)全員で「新年あけましておめでとうございます」
板書したことを読む。
当然ながら板書どおりに読む。
余分なことは言わない。
余分なことを言わないから伝わる。
9 職員打ち合わせ後教室へ。
ちょうど8:34であった。
子どもたちは漢字ドリルや答え合わせに熱中していた。
8:40体育館入室。式が始まる。
指示を聞いてすぐに行動できる子を見つける。
指を折って校長先生の話を聞いている子も見つける。
うれしいことだ。
10 9:05〜連絡帳に「あけまして・・・・」以下を視写させる。
私が読んで、子どもが読んで、ノートに写す。
だから頭にも残る。
私が読むだけでも、通信に書くだけでも残らない。
当然のことながら視写させながら消していく。
校長先生の話を書かせてちょうど9:15。
そうじの時間である。
校長先生の話は次のようにまとめた。
(1)辰年の話し
(2)めあてをもとう
(3)(人)を大事にしよう
(物) 〃
(自然) 〃
( )内は発表させた。k、m,u君が発表してくれた。(うれしい)
11 そうじ時間15分の後休み時間。
校時表でも休み時間となっている。
私も外で遊ぶ。
縄跳びや大縄。
私は大縄の回し役。
楽しいひとときである。
子どもの表情が見えてくるひとときである。
教室に残っていた子もある。
今はそれはそれでいい。
12 入室後連絡帳の続き。(9:40〜9:45)
明日の持ち物や宿題。
この時に提出物の確認。
鉛筆が折れてしまった子に1本貸す。
消しゴム忘れた子2名に貸す。
赤鉛筆忘れ5名に貸す。
(3日後私は言う。「1回でも持ってきた人・・・・」3日連続忘れはおそらくないとは思うが。)
「戦い」への布石である。
13 学校だよりを読む。(9:45〜55)
年頭挨拶が書いてある。
月中行事が書いてある。
校長挨拶が書いてある。
この上に私がくどくど話す必要はない。
校長挨拶にはいいことが書いてあった。
抽象的なので具体的レベルに落として話すのは担任の役目である。
「体験のこと」「体を鍛えること」など。
ちょうど1月の生活目標の紙が配られていた。生活目標を読ませる。
さらに「休み時間外で遊んだ人?」と聞く。
7割以上挙手。
これも布石。
3日後が楽しみ。
14 五百人一首をする。(9:55〜10:15)
2人一組。
リーグ戦方式。
教室には23セットある。
黄色ばかり3回戦。
「大江山・・」「淡路島・・・」「知るも知らぬも・・」「あまのはら・・」と
私にとってもなじみの句が多い色である。
欠席者のところは私が参加。
読みながらとる。
もちろん負けるのだが・・。
休み中に覚えてきた子は強くなっている。
松野君は画用紙を切って1枚1枚に句を書いていた。
この努力には頭が下がる。
ノートにいっぱい書いてきた子もあった。
ようやくスムーズに机を並べ替え席の移動や札のならべができつつある。
「声を出したのでお手つき」という子はなし。
上の句を読んで少し間を空ける。
その時点で「はい」の声。
クラスの雰囲気ががらっと変わってくる。
15 漢字ドリルもする。(10:15〜10:25:チャイム)
いわゆる授業である。
最初に記名の確認。
記名を板書(第1番目)で指示していても名前を書いてなかった子が10名余り。
「隣の人がきちんと名前を書いていたら手をあげなさい」
「○班手を下ろしなさい」とチェック。
「空書き」「指書き」「なぞり書き」「写し書き」の復習。
「空書き」の時の雰囲気がたまらなく良い。
「良い緊張感」が漂ってきた。
読みのページも読む。
練習問題ページも行う。
答え合わせも行う。
赤鉛筆のチェックができる。
16 チャイムで終了。
帰る用意(トイレ)。
初日と言うことと時間的な余裕からそろって挨拶。
挨拶前には机をそろえることと窓しめ。
一斉下校であることを指示して
(念のために・全校で1番に出るのでそのまま帰ってしまう子があった)
さようなら。
私は黒板を拭いて、
明日の予定を書いて、
机を並べ直して、
荷物をまとめて運動場へ。
時間の余裕があるということは子どもにとっても私にとってもうれしい。
17 2日目もまだ給食はない。
さっそく始まると覚悟と期待していたのに。次のような予定である。
1 朝 学年便り配布
朝学習 漢字ドリル
2 1校時 算数「割合第1時」
教科書には黒板の絵が出ている。その通り写させる。表も写させよう。
要するに「倍」に注目させるらしい。
3 2校時 国語「読書発表会」
まず読む。1月末に「読書発表会」を予告する。
係活動計画を立てさせる。企画書づくりであるから当然「国語」である。
また、「目当て」も書かせる。「1分間ティチャーの話」(向山洋一訳)も する。
終了間際に漢字テスト。(4問)
4 業間 遊ぶ(大縄)
5 地区児童会
移動までに15分間ある。その間に連絡と百人一首1回。
6 一斉下校
18 3日目(1/13)から給食開始である。
5時間ある。
0 朝 愛校作業 クラスの花壇整備とインコ小屋のそうじも含める
1 国語 「席書大会」
2 〃 早く終わった子は作文(席書大会)読書(発表会に向けて)
3 図工(専科である。未定)
4 〃
5 算数 「割合2時」(割合の意味づけ 第1用法)
19 4日目(1/14)
0 朝 漢字ドリルとプリント(難問中学年)
1 社会 「情報・通信」 コンピュータ?インターネット?携帯電話?ニ ュース?天気予報?
ネタが絞り切れていない。
2 体育 5周走、なわとび、ミニサッカー
3 音楽 (専科)
4 算数 「割合」(比べる量を求める 第2用法)
5 国語 「情報をさがすくふう」(社会科と関連させることができる)
6 委員会活動 3学期の見通し 6年生を送る会(新役員かな?)
20 (1/15)
0 朝 計算プリント・漢字ドリル
1 国語
2 社会
3 算数
1/17は震災5年目。防災教育・避難訓練が本校でも実施。松本が担当。