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学級だよりに新年度のメッセージを載せる


○○TOSS兵庫播磨むしあなごの会/松本 俊樹


7つのポイントを示した新学年スタート号(学級だより)である




ア 4年生子ども向けのメッセージである。
  子どもが読める漢字で、常体。
イ 私からの子どもたちへのメッセージを授業場面や教室での
  子どもたちとのやりとりを記しながら伝えていく。
ウ プラス面しか書かない。マイナス(よくないこと)も学級にはあるだろうが
  解決していけばすべてプラス面として描ける。
  要は私の指導力次第だということ。
エ 登場する児童名は順次実名で掲載する。
  このレポート上には伏せ字にしてある。
オ あくまでも授業が第一なので発行が途切れても
  「俺はたいいした実践をしていない」とか
  「今私は怠けている」というように落ち込まないようにする
カ 無理に返事を保護者に強制しない。 
キ 私にとっては23人が対象であるが親にとっては
  「たった一人の大事な大事なだれよりも大事なわが子である。」を
  肝に銘じて発行する。

以下「4の1 物語」第1号。(B41枚分:改行等変更あり)

  <出会い 3日間>
1 4月6日(木)の第1日目。23人との出会いの前に。
 ろうかの窓のクラス札をはりかえながらそっと4年生の様子をうかがっていた私。
 そんな私に新4年生は話しかけてくれました。
 「先生、次何年生?」
 「まだまだ秘密(ひみつ)です」
 「先生、3年生の札を変えようから次4年生?」
 (鋭い!!と思いつつ表情には出さずに・・・)
 「他の学年の札も変えていますよ。」
 私は新しい出会いをとても楽しみにしていました。
 やがて、着任式、始業式、転入生紹介(4年生はS君:4の1とY君:4の2)、
 クラス分け。
*********************(罫線)
(1)体育館でのあいさつ、みんなきちんとあいさつできていました。
(2))礼もできていました。
(3)その上、集中して話を聞けていました。
*****************(罫線・以下同じ)
 足をごそごそという人がいません。
 目で聞けているのです。
 出会いがますます楽しみになってきました。
 
2 出会い 教室で「返事」
 1組2組と交代に名前を呼んでいきます。
 「1組 U○ T○君」「はい!」「いい返事です」
*******************
(4)「名前を呼ばれたら返事をする」という基本中の基本がしっかりできてい
る人ばかりでうれしくなりました。
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 教室を移動して座席・たなを決めました。
 まずはすわり方。
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(5)「腰骨(こしぼね)を立てなさい。」
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 「お尻を後ろにひいて、腰骨を前に出す。」
 ぼうしはたなにしまうことにしました。
 「横にかけているとときどき下に落ちでしまう。」が理由。
 出席順に並んで教科書をとりに行きます。
 次々と「お願いします」「はい」と手渡すのですが「もっと持てるよ」という力持ちばかり。
 見ると4の2の教科書が残っています。
 「次の人からは4の2へお願いします。」
 1組分と2組分がまざることなく運べました。
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(6) 協力して作業ができ、その上外のクラスの人の分まで働けたのです。
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 1日目からすばらしいことばかりです。
 教室で配りながら「どうぞ」「ありがとう」の声。
 「3年生の時と同じだ。」
 「大事なことは変わらないのです。」と私。

3 「ひみつ」をさぐろう。
 黒板に書いておいたメッセージの「ひみつ」(学年だより)を見破っていたという人が2人ありました。
 HM君とHYさん。

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(7)「1年間、いろんなひみつをさぐっていきましょう。」
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というメッセージでもあったのです。

4 知的な4の1
 学年だよりを読んで、質問を聞いて、連絡を書いて、ジャンケンをしてさようならでした。
 「キャップは持ってきてもいいのですか?」
 「勉強に関係あればOK。遊びで使うのはだめです。」
 「呼び捨てはだめですよね?」
 「もちろんだめです。」
 「古いノートの続きは使っていいのですか?」
ノートは急に使い終わって間に合わないときなどの予備でお願いします。」

*1年間、どうぞよろしくお願いします。



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