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発表・報告はこわくない(話し方トレーニングメモ)


松本 俊樹(TOSS兵庫播磨むしあなごの会)

人前で話をするときのポイント24個。今は開き直って話し方に挑戦。


1 一切の前置きは入らない。

 「それでは、先月にありました***の健康診断の、結果について・・・
  ***ページにありますが、****ご覧いただけていますでしょうか。」
 このような言葉こそ取り去るべきである。 

2 すぐに本題にはいる。

すぐに本題にはいるから聞き手が集中する。

3 むだな修辞・修飾語を使わない。

4 短い文を重ねる。(1文20字程度。40字以上は危ない)

5 長文を話そうとすると主語述語等が気になり余計に話が通じなくなる。

 「・・・・ですが」「・・・なので」「・・・しまして」などは話を長々とわかりにくくする言葉である。
 「・・・です。しかし・・・」「・・・です。したがって・・・」「・・・しました。そして・・・」と1文1文を区切る。

6 「〜〜は〜〜です。」と言いきる。

「思います」などの発表者の思いを語る場ではない。

「これから***を報告したいと思います。」などは知性の欠如の見本である。

7 「余りよく分かりませんが」「発表になれませんので」など妙な謙遜の言葉は見苦しい。

「わからんやつの発表など聞きたくない」「しっかり練習してこい」「見れば分かることを言うな」である。

8 淡々と事実と事例と問題点とその処理について報告すればよい。

9 発表内容についてよく分かっているのは自分であるという自負心を持って報告すること。

10 質問が出ればしめたと思えばよい。

突然のことで答えられなければあとでよい。

その時知ったかぶりして取り繕うとする方が見苦しい。

「その件については抜けておりました」と潔いくらいが好感を持てる。

11 質問についてはぐらかして答えるとか言い逃れをするのがかっこいいのではない。

見苦しさ、誠実さの欠如、人間性や生き様の問題なのである。

12分からないことについては分からないと答えるのが一番よい答えである。

 「分からない」ことが分かるから前進するのである。

13 表を見れば多くの人は理解できるだけの知性を持っている。

知性が足りな い人が長々と説明するのである。

14 馬鹿な人ほど話が長い。

15 自分を賢く見せようとする人ほど話が長くなる。

16 話が長い人が傲慢な人である。

17 話が短い人ほど知性的で謙虚な人である。

18 話というものはいい足りないくらいが一番よい。

満腹者の前にどんなにお いしい料理を並べても無意味なのである。

19 余分な説明は入らない。

説明を入れれば入れるほど聞き手の思考のじゃまになる。

20 一番分かりやすい報告とは書いたとおりの報告である。

21 人間の集中の1ユニットは30秒。

つなげたり話が展開して3分。

30秒以上同じ話や関係ない話が続けば聞き手の集中力は途切れる。
(本当は6秒らしい)

22 足がふるえるくらいの緊張場面を経験すればするほど話し方や報告は上達する。

「勝負焼け」するのである。

高校野球でも同じ。

同じ高校生でも甲子園大会を1試合経験しただけでぐーーんとレベルが高まるという。

23 下手な報告をしても給料が減るわけではない。

クビになるわけでもない。

24 ご苦労さん会を楽しみにプラスイメージを持って挑むことが成功に導く。




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