< 家島小 木村・瀧口立ち会い授業参観記>
松本です。返信が遅くなりました。(長文です)
1 瀧口先生(家島小の校長先生をはじめ職員の皆様)へ
深く強くお礼を申し上げます。
学校を挙げてのこういう形の研修会をもたれたという点ひとつでもすごいです。
瀧口先生の授業後、昼食を食べその後授業についての意見交換。
それが校長室でなされるわけですから。
すこぶる緊迫した空間になっていました。
何しろ次の授業者木村先生もおられましたから。
松本からのメッセージは途中ですみませんでした。
瀧口先生の授業を見ながら「向山型算数」のいろいろなパーツについて
またまた強く意識できました。
木村先生が書かれておられるように方向が間違っていないからでしょう。
今回の授業で今までの修業の蓄積から急上昇間違いありません。
何年かあとに私のターニングポイントとなったあの授業と
いう形で発表する日が来そうですね。
それにしても校長先生も太っ腹。
研究担当の先生を迎えに出し、
車で案内をさせ、
瀧口先生以外のクラスで飛びこみ授業をさせる。
授業検討会にも講師(木村先生)以外の参加者も入れる。
その参加者は「向山型算数」の人間。
校長先生ご自身は向山型算数に対して
どのようなスタンスをとられていらっしゃるのかは分かりませんが、
これぞ「民主的な研究」スタイルではないでしょうか。
実際の授業を見て、あとは選択していくのは自由なのですから。
2 木村先生へ
どうまとめたらいいか分からなかったのですが
取り急ぎメモ書きで授業の感想を書かせていただきました。
授業が始まってすぐに実感したのは
「松本とは算数に関して(授業に関しても:ここで付け加えます)
歴然とした力量の差がある。」ということです。
松本など教科書の字ずらだけを追って授業しているとわかりました。
帰りに港まで瀧口先生と話しながら「全く説明がなかった」と。
火曜日の松本の算数の授業では「説明している」自分が見えてきました。
今までは説明していても説明のない授業だったと自己満足していたのでしょう。
自分自身が見えなかったのでしょう。
木村先生の授業を見させていただいた翌日説明しない授業をしているつもりが「説明している」自分があるのです。
あらためて圧倒的な差を感じました。
「消しゴムで消さない」
「×をつけられても再度挑戦する」
「写すのもお勉強」
といった重要なパーツを初めて経験する子どもたちでしたから
木村学級の授業とちがいいくぶん時間的な不足は仕方がなかったのでしょう。
(木)には同じ所を模擬授業させていただきたいとまで心しました。
(授業案がまとまりましたら・・・)
得意のメモを取りながら・・・痛感したこと。
全く無駄のない、すべて有効な指導言だと。
「鉛筆を持って」
「ノートの一番上に」
こういった指示もこの場であるから必要だったのですね。
私の横は男の子二人が並んでいておもしろい子でしたが
ノートに○をもらってはすごく喜んでいました。
小さなガッツポーズがありましたね。
ちなみに「まわりの長さが4センチメートルの正方形」を
松本が書いて持っていったら一発で×でした!!
3 参加された谷先生、三田先生、寺西先生へ。
TOSS流の参観が出来ました。
当然のことながら時間前に教室へ入る。
子どものも表情が見える場所を確保する。
代案を持った具体的なコメントをする・・・
一流の授業者に一流の参観者とともに勉強させていただき
本当に実りのある研修会でした。
県の指定の研究会、文部省指定の研究会よりも何万倍も価値のある研修会でした。
授業後の研修会に参加できなかった無礼をお詫びいたします。
(01,2)