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松本学級の給食準備と連絡帳指導


松本 俊樹(TOSS兵庫播磨むしあなごの会)

毎日の給食や連絡帳指導。小さな積み重ねではあるが1年たつと変容も大きい。システムを意識して指導することが大事である。


                                    *2000,10,18(水)

 1 連絡帳をいつ書かせるか。

 松本学級の場合、給食後に連絡帳を書かせている。

 4校時はチャイム通りに終わるのですぐに給食当番がエプロン等をつけて給食をとりに行ける。着替えが遅い子があっても置いて出発。待たない。
 遅れた子は歩きながら服を着込む。

 ときどき松本チェック。
「今日出発に間に合わなかった当番は立ちなさい。」
「今日歩きながら服を着た人は立ちなさい。」
 あっという間に配膳。
 当番の服を片づける子を待たずに「手を合わせて」「おあがりなさい。」と日番のあいさつ。
片づけている子はその場で手をあわせる。もちろん自分の席に着いたときに自分で「いただきます」を言わせる。

2 給食おかわりのシステム。

 給食のおかわりを取り仕切るのは教師である。(向山先生の主張)

「大きいおかずが多いという人減らします。」
「小さいおかずが多いという人は減らします。」

「もう少し大きいおかずを増やしたい人増やします」
「もう少し小さいおかずを増やしたい人増やします」

増やすときは教師がたずねたらすぐに「はい8名ですね。」と確認。
ヨーグルトなどの個別の余りは12:55に食べ終わっている人で取り合い。
ジャンケンで。号令は松本。多い場合はまず松本と一騎打ちでジャンケン。

3 ジャンケンで取り合いをしきるのも教師である。


 

 その頃には松本も食べ終わっているので日記や学習のまとめ作文などを読み上げる。題名だけや書き出しの1行だけなど。時間に余裕があるときは2から3行。長く読まれると言うのはそれだけいい内容と言うこと。
 向山先生の論文審査と同じことかな。

 13:05から連絡タイム5分間。食べ終わってなくても連絡。
 遅い子はその後の昼休みに書く。13:10にはごちそうさまの号令。
 昼休みは外遊びに行きたい。当番がみな片づけるのを確認して松本も外遊び。
 いま流行っているのは男対女のドッジボール。女組に松本が入ってバシバシ男子を当てる。松本のストレス解消になっている?!たまに男子に当てられてしまう。当てた男子はヒーロー。松本のボールを受けることが出来た男子もヒーロー。
 縄跳び特訓や逆上がり特訓もしていきたいとは思っている。

4 連絡帳で鍛える。

 ところで連絡帳のとどめ。

 帰り際に「5校時の算数の勉強の感想を一文で書きなさい。」などの指示。

 「書けた人から見せに来なさい。」

 その時に連絡をきちんと書いているかも見る。

 一文ながら書き出しのひとマスや漢字、句読点もチェック。

 「連絡もきちんと書いているでしょうね。」あわてて写している子も。

 「きたない字、やり直し」

 「おうちの人に見せる字じゃありません。書き直し。」


 「すらすらわかってよかったです。」と読んで「よくがんばったね。さようなら。」

 ○をつけてもらった子は帰る用意をしてさようなら。

 一文感想をいつもするわけではないが・・・。


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