(C)Two-Way/小学校/2,3,4,5,6年生/教科国語/単元名詩「おうむ」/キーワード1/キーワード2


詩「おうむ」(つるみまさお)授業後のまとめの作文


松本 俊樹(TOSS兵庫播磨むしあなごの会)

1992年12月19日(土)の詩「おうむ」実践(6年生)後のまとめの作文である。


 まず、1行ずつ示しながら言葉を予想させる展開を行った。
 次に「1連と2連を比較して気づいたことを書きなさい。」の指示。
 最後に「ふたつの『こんにちは』は同じかちがうか。」の発問。
 授業のまとめに次のように書いた。


 4行目と6行目の「こんにちは」は同じかちがうか。どちらも同じ言葉を言っている。しかし、ちがいはある。全部で6つある。
1 気持ちがちがう。
 4行目にはあいさつの気持ちはこめられていいない。けれども6行目にはあいさつの気持ちがこめられている。そのわけは「おうむ」は鳥だから「あいさつ」を知らない。人間が「こんにちは」という言葉を教えただけだ。
2 次に4行目と6行目ではだれが言ったかがちがう。
 4行目は「おうむ」である。6行目は「わたし」である。鳥と人間のちがいである。
3 速さがちがう。
 たぶん4行目の「こんにちは」はゆっくり言っただろう。6行目の「こんにちは」はあわてて速く言っただろう。
4 言い出し方がちがう。 4行目は自分から言っている。6行目は「おうむ」に言われてから「あわてて」ゆっくりして言っている。
5 言っている場所がちがう。
 これは当たり前のことだ。こんな細かいことまで気が付いた。すばらしいことだ。
6 最後は、声がちがう。
 藤原君が言ったように「おうむ」はおうむらしい声。「わたし」は人間らしい声。声に出すのはむずかしい。
 この中で1番大事なちがいは何だろう。
 自分は1番目だと思う。わけは気持ちというのは大切だからだ。
 感想
 また、詩の勉強をした。今日も「つるみまさお」という人で、この人の詩はおもしろくて好きだ。 先を考えていくのがおもしろい。
 前は「練習問題」という題だったけれど、題と中身が全然ちがう。新しくやったのは「おうむ」という題で中身も「おうむ」が出てきて題とぴったしだった。
 先生がかくしたりしてそれを考えるのでとてもおもしろい。



前ページ |TOSSインターネットランドご意見・ご感想|