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松本 俊樹(TOSS兵庫播磨むしあなごの会)
夏休み明けの作品処理。1時間で終了。
次のような手順。その場でできる教師のコメントの書き方。
1 必ず呼びかけの形の文で書く
「○○さんへ
とってもすてきな貯金箱が出来ましたね。
いっぱいいっぱいお金を入れたくなります。
お金が入ると音が鳴るようにしたところがすごいアイデアです。」
(コメント例は松本の作文)
2 コメント用紙を人数分(プラスα)用意しておく。
書き損じの時のために。
3 コメント用紙は色画用紙がよい。
薄いピンクというのが向山先生のお薦め。
4 コメント用紙の大きさはスキルの半分くらい。(B6)
向山先生より聞いた。
5 コメントを書くペンは赤のサインペン。
太めでよい。
太めでかくと見栄えもするしぎっしりに見える。
(向山先生より)
6 ○○さんへとかく時間も惜しみたいときは「○○さんへ」だけあらかじめ書いておく。
7 原則、本人の発表内容をなぞったコメントで充分だいじょうぶ。
(向山先生より)
「手の部分を曲げるときが難しかったです。」(発表)
→「手の部分の曲げの苦労が偲ばれます。とっても難しい作業がよくできたね。」
(文例は松本)
8 発表者本人の発表が一文程度で終わってしまってはコメントを書く時間がとれないので20 0字程度(30秒)は発表させたい。
9 発表の形を「アウトラインシステム」(大森修氏)で書かせてもよい。
「ぼくの(私の)作品は○○です。
作品を作ってみた感想は・・・・
一番アピールしたいところは○○です。
苦労したところは・・・・
うまくいったところは・・・・
よく見てほしいところは・・・・
どうしてかというと・・・・・
このように・・・・・
あらためて・・・・・」 (形式は松本が変えている)
10 あとは書くしかない!!
書けば必ず教師自身の書く力量が上達していく。
11 この方法は作品発表会だけでなく作品鑑賞会や社会科調べ発表会などあらゆる時に活 用可能。時間をとらずその場で出来上がる。
その上一番印象的な文章になる。(向山先生の言葉)
12 書いたコメントはコピーして保管しておくこと。
通知票所見作成時におおいに役立つ!!(同上)
*松本はこの方法を追試し始めてからもう8年くらいになる。
休み明けすぐの作品展に教師のコメントが入っているので保護者からは驚きの声!!