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子どもが熱中!体育の授業システム「縄跳び」


TOSS兵庫播磨むしあなごの会 松本 俊樹


子どもが熱中する体育の授業システムを紹介する。



1 「1回旋1跳躍連続跳び」

TOSS長崎の伴一孝氏より学んだ。

「1回旋1跳躍が連続150回跳べれば2重跳びができる」という。

はじめは連続50回跳びから挑戦させる。

スモールステップである。

途中で切れたらまた1からやり直しである。

150回跳んでも約1分30秒で終了。

毎回取り入れたい運動である。

年間で全員2重跳び達成する事例が多い。
 

2 「縄跳びリレー」。

これも向山氏に学んだ縄跳び運動のゲーム。

男女1列ずつで2重跳びリレー。

最初は背の順でスタート。

回を重ねると「先生、順番を変えてもいいですか」と質問が来る。

「かまいません。でもそのゲーム中は順番を変えてはいけません」と答える。

男女2列に並んで前から2重跳びをする。

次の児童は立って縄を用意して待たせる。

跳んでいる子は男女1名ずつ。

切れた子は次の子と交代。

切れなければずっと跳び続けさせる。

次の子がもたもたしていたりわざとゆっくりして跳ぼうとしていたら交代。

このようなルールは教師が毅然と示さなければならない。

2重跳びができない子もいる。

しかし列に入って順番が来れば挑戦させる。

「よく跳べる人だって1回で切れてしまうことがあるのです。」と

すぐに切れてしまった児童があったときに説明を入れることもある。

やがて一巡する。一方のチームだけが一巡しても終わらない。

両方のチームが一巡して終了。

跳んだ児童数を数える。もちろん少ない方が勝ち。

「女子10人、男子22人。女子の勝ち!!」

ふつうは女子が強い。

しかし男子の中には2重跳びがレベルアップする児童がある。

男子対女子で行うからであろう。向山氏は男子対女子の2チームで行うから効果があるという。

4チーム対抗や男女混合チーム対抗で行ったこともあるが断然男女対抗がよい。

盛り上がりや真剣さが明らかに違うのが見て取れる。

跳び終わった子は次々と列の後ろに移動。

順番が来た児童は前に出て跳ぶのである。

それぞれの場で跳ばせると跳ぶ場所が一定しない見る児童の視線がばらつく。

前の一定の場所で跳ばせるから集中を生む。
 


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