3 ヶ 月 検 診

 のぶりんも、無事3ヶ月になりました。最近では、生まれたころと違って涙を流して泣くようになったし、指しゃぶりも覚え、唾液も結構出ますし、なかなか人間らしくなってきたのぶりんです。そして、嫌いなことは、鼻掃除と耳掃除。あんなに詰まってたら、息苦しいだろうに、綿棒を取り出しただけで、のけぞり出す嫌いよう・・・。それでも、負けじと掃除に取り掛かるわたしの顔を、足でゲシゲシ蹴ってくれる元気者なのだ。そんなのぶりんの3ヶ月検診に、先週、行きました。病院は、さとりんの1歳6ヶ月検診をしていただいたところです。さとりんのときは、まだ病院もどこがいいとかそんなことまで考えが至らず、近所の産婦人科病院でしてもらいました。ところが、これが、待たされる待たされる。しかも、予約制にもかかわらず、申込者全員を受けているようで、人が多くて、その全員の測定が終わらないと検診が始まらないというシステムだったんです。それに、懲りて、知り合いに、少人数予約制の小児科病院を紹介してもらい、今のところに落ち着いたわけです。
 この日は、朝からさとりんの風疹の予防接種もお願いしてあったので、まず、さとりんから病院へ。さとりんは、呼ばれた途端に泣き出す始末で、先生に「また、泣いてんのか?」と言われてしまいました。一旦、帰宅して今度はのぶりんを連れて病院へ。すると、もう2組待っておられて、最終的にはのぶりんを入れて、4組でした。うち以外の3組は、全員子ども2人連れで、2組が10ヶ月検診、1組が1歳は6ヶ月検診と思われました。全部で子どもが6人いるわけで、待合を走り回って、騒いで、その賑やかなこと。それを眺めつつ、のぶりんが10ヶ月検診に来るころは、さとりんとのぶりんの関係もあの子たちくらいになってて、こんな状態なんだろうか・・・、ちょっとうるさくてイヤかも・・・、な〜んてね。のぶりんは、いつも1人で、静かな環境で寝かされているので、この騒ぎに驚いたようで、キャーキャー声がするたびに、ビクッビクッと飛び上がっていました。ホントにビックっとするので、おもしろいんですよね。
 さて、そうこうするうちに、いよいよ順番が回ってきました。診察室に入って、洋服を脱がしても、身長を測るのに押さえつけても、体重量るのに硬い体重計に寝かせても、先生がさわりまくっても何しても、ポカーっと笑ってて嫌がる様子がありません。わたしが、先生のお話を聞いている間も、天井やその辺を見回して楽しそうにしています。あ〜、なんて楽なのっ!! こんな楽な検診経験したことないわっ!! さとりんは3ヶ月検診ですでに大泣きかましてくれたので、大変でしたが、のぶりんのなんとおとなしいこと。さとりんは、なぜだかやたらと危険を察知する能力に長けています(その割りに、散歩の度にこけて泣いてますが・・・)が、それに引き換え、ちょっとおっとりしすぎかも・・・。で、それはそれで、心配になってくるんですよねー(親バカ)。
 ところで、いきなり話は変わりますが、のぶりんが笑っている様子を書こうとすると、どうもその形容に困ります。さっき、ポカーって書きましたが、それ以上の表現が思いつかない。あえて書こうとすると、宮沢賢治の『やまなし』を思い出すんですよね。「クラムボンがかぷかぷ笑ったよ」の、かぷかぷ! 子どものころは、笑い声に「かぷかぷ」って、なんじゃい?! と思ったのが、今、のぶりんののんびりした笑い顔を見ていると、それってこんな感じかな〜って・・・。
 あぁ、話を元に戻すと、検診の結果、先生曰く「男の子にしては小柄ですが、身長と体重のバランスも取れてるし、健康状態もいいですね」とのこと。「小柄? 小柄?! 小柄!!」そんなこと、さとりんの検診で聞いたことのない言葉だ!! 彼女はすでに初めのころから検診ではいつも、「肥満ですね」ばっかりだったのに。あ〜、なんて魅惑的?な言葉。ちなみに、肥満になるかならないかというのは、生後6ヶ月でほぼ決まるらしいです。そこで、肥満の細胞の数が一生分確定するんですって。だから、後々、ダイエットしてスリムになっても、細胞が死ぬわけじゃなくて、しぼんでるだけなので、すぐにまた太るってこと。そうすると、のぶりんは、後3ヶ月が勝負なわけね! 肥満にしないように、頑張らなくちゃ!! ところが、どっこい、その先に先生が言うには、「1回のミルクの量が多すぎるね。ちょっと減らしなさい」。へっ? ミルクの量多いの?! なのに、なんで小柄なんだ〜? ねぇ、のぶりん、飲んだミルク、どこへやってるんだよー。
 そういえば、先日の新聞に、もうすぐ3ヶ月の愛子さまの写真がでてましたが、その体重と身長を見ると、体重はのぶりんとほとんど同じなのに、身長はのぶりんが3センチも低い。こはいかに? だけど、なによりも大きな違いは、髪の毛! ふさふさ愛子さまに対して、いつまでも地肌丸見えのぶりん。のぶりん、絶対将来アポ○カかなんかのお世話になること確実よー。薄い髪の毛をうらむなら、もぐらどんのせいだからねー。な〜んちゃって(笑)。
 しかし、のんびり屋でなにも気にしてないように見えたのぶりんも、実は緊張してたんですよねー。帰りの車では、乗った途端に睡魔に襲われてぐっすり。きっと、疲れたんだよね、可愛そうに・・・。
 だけど、親って、手のかかる子ほど可愛いってよくいいますけど、わたしの場合は違うね。手のかかるさとりんより、手のかからないのぶりんの方が、絶対かわいい!! 以前、どっちも可愛いとかいいつつ、すーぐこれだ。まあ、早い話が、自分にとって都合がいい子の方がかわいいっていう、最悪母親のよりりんなのだった。そして、毎度のことながら、夜中になると寝ないのぶりん。早く昼夜逆転直らないかな〜。
(2002.2.25)