歯 軋 り

 のぶりんは、つい先日、1歳のお誕生日を迎えました。もぐらどんのお義母さまからは、木製の汽車ポッポをもらい、うちのおばあ&おじいからは、自分たちで何か買って請求してくれと言われました(未だに何も決めていない・・・汗)。確か、さとりんの1歳のお誕生日にも汽車ポッポをいただいたのですが、そのとき、さとりんは満足に押すことも出来ず、かなり長い間放置されていた記憶があります。でも、のぶりんは、ポッポーと言わせながら楽しそうに押していました。私ともぐらどんは、その写真を撮ろうと、やっきになっていたのですが、そこへさとりんがやってきたのです! 彼女は、自分のものは自分のもの、のぶりんのものも自分のものといういつもの傍若無人さを発揮し、その汽車ポッポをのぶりんから取り上げ、自分で押していく始末。仕舞いには、汽車に乗って(さとりんには、もうその汽車小さいって!)勝手にずんずん進んで行きます。のぶりんも、それを阻止?しようと近づいていって、2人でもみ合いに!! なんか、最近、毎日のようにこういう光景が繰り返されているような・・・?! で、結局、注意されたさとりんが泣き出して、のぶりんが笑っているか、なぜかのぶりんに取られてしまったさとりんが泣いているか、どっちにしても、さとりんがいじけておしまいになります(ぐったり。。。)。今回の場合は、汽車に乗ったさとりんを、のぶりんが押してあげるというので、終了でした。まだ、いいほうなのかな。

 こう書くと、のぶりんのほうが、傍若無人というか、強いような感じもしますが、彼は、いかんせん軽い! さとりんの体重の3分の2しかないので、押されると、コロッとこけてしまいます。たまには、のぶりんの踏ん張りにさとりんが押し切られて、上に乗っかられて泣き叫ぶ場面も見られるのですがね。そのほうが、小兵が体重だけの技のないヤツに勝ったときのようで、見ているこっちは面白い! なんだか、まるで、相撲の世界のような・・・?! ちょうど、昨日大相撲も終わったこの出だし、タイムリーな話題かな(笑)。

 まあ、それは置いといて、のぶりんは今歯が、上下8本生えているのですが、それで、なんでもかんでもカジカジカジカジかじって大変です。前回の日記で、紙などを山羊のようにむしゃむしゃ食べるお話をしましたが、この頃は、それもモチロン好きですが、ボタンとかジッパーとか、ビデオテープとか机の角とか、椅子の肘置きとか硬いものも好きになってきたようです(なんか違う気もするが・・・)。こういう時期には、よく世間では歯固めビスケットや、歯並びをよくするようにおしゃぶり(だっけ?)とか与えるようですが、うちにはそんなものはありません。勝手にあっちこっちで、歯を鍛えるのぶりん。さぞや、立派な歯になることでしょう?! どうせ、乳歯なんて抜けてなくなるのにな〜。
 それは、いいのですが、歯軋りを頻繁にするようになってきたのです。以前、さとりんも歯軋りをしていたときがあったのですが、その時うちの母は、「かわいそうに、さとちゃん。家でいじめられて欲求不満やねんなー」などと言って、私はいわれもないいちゃもんをつけられたことがよくありました。そのときは、「欲求不満になるようなことしたかなー?」「欲求不満だと、歯軋りするのかー」と、初めての子育てということもあり、よくわからないなかで、納得していたのでした。
 ところが、先日、とあるところで書かれていた育児関係の文章をよめば、そんなの真っ赤な嘘! 別に歯軋りするのは、欲求不満が原因じゃなかったんですよー! この頃の歯軋りは、生理的現象なので、問題ナシなんですよ。あごが発達する過程で起こる自然なことなんですって。歯軋りが原因で歯並びが悪くなったりすることはないそうです。ホッとすると同時に、だ、だまされた!! ちくしょーっ、人が何にも知らんと思って!!
 ちなみに、虫歯防止には、あごの発達が大事とか・・・。あごが発達して、物をよくかんで食べるようになると、唾液の分泌がよくなり、それが虫歯防止に役立つんだそうです。さとりんのときは、カテキンのお話をしましたが、それもモチロン大切。のぶりんも今は、食後はミルクじゃなくて、お茶を飲ませています。そしたら、いっちょ前に、お茶を飲んで「あ〜っ」なーんて言ってため息ついたりして、おじさんみたいです(苦笑)。

 この頃では、夕食の後は、自分で歯磨きもするのぶりん・・・。歯磨きといっても、歯ブラシ持て、カジカジかんでるだけなんですけどね。さとりんも、未だに自分で歯磨きといいつつ、歯ブラシかんでるだけなので、どっちも似たようなもんです。そう考えると、のぶりんってかしこ〜い! というか、さとりんのときは歯ブラシなんていうものを考えてなかったから、始めるのが遅かったのよね。1歳6ヶ月検診に行って、歯磨きするように言われて、本格的に始めたくらいかので、単にのぶりんが賢いというよりも、私の意識の問題って気もしますが・・・(汗)。世間ではよく最初の子どもは、気合入れて頑張るけど、2番目以降は手抜きになるといいます。確かにそういうところが多分にありますが、たまには2番目の子どもの方が、勝手が分かっていて、いいってこともあるんですよねー。なーんて、自己弁護しつつ、今日も手抜き離乳食を食べさせるよりりんでした。
(2002.11.25)