海遊館
 のぶりんは、親の欲目かもしれませんが、どこへいっても人気者です。家の中ではそうでもないときもありますが、だいたいにおいて、ニコニコ笑っておとなしいからというのが、その理由のようです。

 6月の終わりに1歳6ヶ月検診、今月の初めに予防接種に病院へいったのですが、そこの先生も、なぜかにこやか。さとりんのときは、いつも泣き叫んでいたからかもしれません。でも、今回、予防接種はなかなかったのに、検診は全然痛くもないのに、大泣きでした。後半には、ちょっと笑ったりもしましたが、それだけなのに、「お姉ちゃんは泣いてばっかりやったけど、昭宣くんはいい子やなー」などと褒めてもらっていました(謎)。
 しかし、検診の結果自体は、背も小さいし、体重も少ない・・・というものだったのですがね。
先生「ちょっと、背は標準内だけど、体重が少ないねー。ちゃんとご飯食べますか?」
私「ハイ、食べすぎです」
先生「そうなの? じゃー、よく動きますか?」
私「ハイ、じっとしていません」
先生「ふーん、それだけじゃーねー?」
私「よく、便もします」
先生「あー、そうなの。食べたら全部出してるのかなー。やわらかいものばっかり食べさせてるんじゃないの?」
私「いえ、さとりよりも硬いものを食べます」
先生「あー、そう。じゃー、どうしなさいとか指導することないねー。まあいいかー」
えっ? まあ、いいの?! 結構頼りない・・・。とはいえ、指導されても、どうせ私のことだから、その通りにしないからいいけど・・・爆。
先生「はい、もういいよ。おとなしくてかわいいね〜」
のぶりん「ばーばーい!」
人気取り・・・。

 そういえば、法事の席でも、そうでした。最初はさとりんものぶりんも、見知らぬ人ばかりで緊張ぎみでしたが、そのうちだんだん慣れてきて、お勤めの間も、お焼香が気に入ったのぶりんは、何度もお焼香しにいって、その度ににこにこして、みんなの笑いを誘っていました。反対に、さとりんはお焼香するしないでだだをこねて、大泣き・・・こちらは失笑をかっていました(がっくり)。法事の後の、お食事会でも誰にでも抱かれて、にこにこして人気者ののぶりん。さとりんは、ガツガツ食べてるだけで、カメラを向けられても無表情・・・。そりゃー、かわいがってもらえるわな。。。しかし、にこやかさも女性に対してのほうが発揮されるようで、おじさんたちといても、あんまり笑わない。ちっ、こんな小さいときから、所詮男なのね〜って感じです(女好き!)。

 7月は、今思うとよくおでかけしました。しかも、のぶりんだけ連れてというのもあったりして・・・。お寺好きなさとりんはどうせ帰ろうといっても帰らないし、のぶりんは私が帰るというと、一緒に帰ろうとするので、必然的にのぶりんだけ連れて買い物に行ったりすることに・・・。それに、おとなしくしてるし、誰を見てもニコニコしているので、楽チンだしね。
 特にそういうことを思ったのは、先日の海遊館でした。もぐらどんがお参り休みの日に、めずらしくみんなで出かけようかというので(まあ、休みになる前に、私が勝手に壮大な計画と称して「海遊館&大塚家具ショールームへ行こう!」と前もっていっていたためかもしれませんが・・・笑)、車で海遊館に行くことになりました。夏だというのに、どうせうちはどこへも連れて行かないし、お盆のときはなおさら行けないので、ちょっと子どもサービスしようかな〜という軽い気持ちだったのです。うちから大阪へ行くのは、だいたいは法隆寺ICから高速にのっていくのですが、今回はちょっと違う経路で、第二阪奈を通って行きました。のぶりんは車に乗っているのが好きで、すごく静かに車窓を眺めています。
 道は市内に入るまでは快調でしたが、その後天保山まで渋滞・・・。途中で降りて地道を行くことにしました。直進すれば海遊館ということろで、大きな看板ででていて駐車場は満車なので、臨時駐車場へ行くことに。ところが、それが遠いのなんのって! しかも、そこからは送迎バスがでているようなのですが、私たちが駐車場へ至るまでにほぼ見かけない。見たら超満員! ようやく長い列をガマンして車を止めて、バス乗り場を見ると・・・いつ乗れるのだろうか?! というわけで、歩くことにしました。でも、暑いし、何の変哲もない道だし、子どもも私たちも飽き飽き・・・のぶりんは途中から「こー、こー!」と抱っこを要求。しかたなく抱っこして歩きましたが、これがまた暑いのなんのって!! 子どもって体温高い上に密着してるので、汗がだらだら。。。それでも、なんとか到着。
 時間的に微妙な感じだったのですが、とにかくお昼ご飯を食べることにしました。ところが、ここ天保山の食事場所はショボイ!! しかも、予想通りどこも満員。まあ、運良く席がGETできたので、3人でまっててもらって、私がケンタッキーへ買い物に。なるべく安くなるようにセットにものを付けまくり、単品をさける・・・笑。おなかもいっぱいになって、いざ海遊館へ! チケット売り場へ行こうとすると、なぜか人の列が・・・。えぇ〜、チケット買うのに並んでんの〜?! こんなの初めて・・・・。後ろの家族の言葉に聞き耳をたてていると、「朝より減ってよかったなー。これやったら、並ぶ気になるなー」 なぬ〜? 朝はもっと混んでたのか! 私なら帰ってる・・・苦笑。しかし、入場料が高いのよね〜。大人¥2,000ですよー。子どもは半額だったかなー。3歳から有料だったら、さとりんの年齢はサバ読もう! と心に誓っていたら、有難いことに4歳から有料でした(笑)。
 めでたく中に入っても、人人人・・・魚を見にきたのか人を見にきたのか、大いなる謎・・・。それでも、のぶりんはたくさんの魚に大感激! 「うわ〜! ○△◆ね〜♪」を連発しています。おぉー、連れてきてよかった! さとりんは・・・意外と無表情・・・楽しくないのか・・・。しかも、のぶりんは小さいので、大人の足の間を器用にするぬけて水槽まで進んでいって、はりついています。回りの子ども連れの人やカップルにまで、「かわいい。こっちにおいでー」などと言ってもらって、機嫌よく前面で見ている始末。横の人に手をかけてお得意の「○△◆ね〜♪」で話かけて、笑っています。で、満足したら水槽と回りの人に向かって「ばーばーい!」と手を振ってでてきて、私のところで「こー、こー」と抱っこ請求。うまい! そんなのぶりんなので、最後に写真もちょっとだけ撮ってもらって、ジンベエザメ風船も買ってもらいほくほく顔。ただし、その風船は、ほどなくやってきたさとりんに取り上げられてしまいました・・・苦笑。しかーし、天罰(?)が下ったのか、風船に気をとられてたさとりんは、帰りに階段から1回転落下・・・あちこちすりむいて血を流していました。。。アホ
 こんな具合なので、大塚家具のショールームへ行くこともなく、目の前のサントリーミュージアムのブルーナ展でミッフィーを見ることもなく、タクシーで駐車場まで戻った私たちは一路家に急ぐことになりました。でも、帰ってから夕食を作る私をあわれんでくれたもぐらどんの提案で、夕食も食べて帰ることに。あ〜、よかった! いや〜、長いような短いような1日でした。だけど、もぐらどんと私の意見が一致したことろによると、のぶりんはまたどっかに連れて行ってあげてもいいけど、さとりんとは一緒に行きたくない!! こんなことを考えている親でした。。。
(2003.7.26)