子ども部屋 その後

 先日からの子ども部屋騒動。今度は、さとりんが床にのぶりんがベッドに寝ることにしました。まあ、今あるベッドはのぶりんの分なので、妥当といえば妥当なのですが・・・。昼間に遊びに来た?おじいとおばあにも、「さとちゃん、なんでここで寝えへんの? せっかく部屋作ってもうたのにー」というのに、触発されたか、一応子ども部屋で寝ようとしています。
 少なくとも、子ども部屋を楽しくしなけば! と思い立ち、もぐらどんと昼間、スーパーへ買い物に行きました。この部屋の片方の側面は、黒に銀色のまざった細かい砂のようなものの塗り壁になっています。最初にさとりんはこの砂を手でざらざらかいて、砂がぼろぼろ剥がれて、壁は土がでてくるし、下には黒い砂がまかれるしで大変だったのです。こういうのをかくさなくては、というわけで、布を買いにいったのです。部屋の色を明るくするために、黄色いプーさんの総柄の布地を購入しました。10cm120円だったので、〇〇mも買うと、その高いこと! 布といえどもあなどれません・・・涙。それでも、ロールカーテンなどをつけることを思えば、かなりの安さですよね。ついでに、ねじとフックを購入。
 帰って早速作業です。壁には一面布を押しピンで貼りました。一枚布に縫うわけでなく、単に天井から床の長さに切って、数枚を重ねて貼るだけ(笑)。いかにも、ずぼらな私がすることです。でも、そしたら、この布が必要なくなったら、洗ってアイロンかけて、何か子どものものが縫えるでしょー? ・・・って、誰が何を縫うのかは謎。私が縫うのでないことだけは、確実ね〜爆。
 さて、お寺から帰ってきたさとりんとのぶりんは、プーさんに気づいて大喜び♪ ふーっ、よかった・・・。次は、ねじとフックの登場です。何をするかといえば、子どもがこんなになる前、もぐらどんと私は、ジグソーパズルをよく作っていました。それが、3枚は壁にかけたものの、他は全部、床に置かれたりタンスの上に置かれたりしててもったいない! 子ども部屋にも2枚くらいかけようではないか、ということです。さとりんとのぶりんを呼んで、もぐらどんが「このパズルの中で、どれが一番いい?」と聞くと、何回聞いても、さとりんの答えは「これ〜!」。しかし、さしている先は、座布団・・・ガックリ。意味わかっとらんのか?! のぶりんも「これ〜」というけど、全くどれかわからん! しかたなく、私が今度は、「このなかで、どのミッキーが一番好き?」 見せたパズルは全部ディズニーなのです。すると今度は、一枚のパズルの前で「これ〜、私、このミッキーが好き」と、やっとまともな返答が・・・ホッ。じゃ、次は2枚目。「次は、どれが好き?」 「次はね、これ〜」「あきのぶも、これ〜」 オイオイ・・・、同じパズルの中で、違うミッキー指すんじゃねぇ〜! 違うパズルを指して欲しいのよー。あー、そうですよ、好きなミッキーって聞いた私がわる〜ござんしたよ。。。 それでも、一応2枚をきめて、ネジとフックで天井近くの壁にパズルを展示。「わ〜い、わ〜い」と喜んでいるので、なんとか、子ども部屋のイメージは改善されたか?!

 夜になって、着替えて子ども部屋に移動。そのまま、静かに寝るかと思いきや、「ねーねー、本読んでよー」「ほん、ほん、ほ〜ん!」と二人ともうるさい・・・苦笑。のぶりんのほうは、単におねえちゃんの意見に便乗して、「ほん、ほん」叫んでいるだけだけどね・・・。しかし、お寺には昔話や童話の子供用の本がいっぱいありますが、うちにはほぼない! 絵本もあったのですが、ハードカバーの絵本にもかかわらず、全部のぶりんにビリビリにやぶられてしまって、読めない(涙)! そんなわけで、自分のお気に入りの絵本は本箱に避難させています。子どもには絵本をさわらせられないわ・・・爆!! でも、私が読んであげるわけで、別に子どもがさわるわけじゃないので、しかたなく、さむ〜いくら〜い本箱の置いてあるところへ1冊取りに行きました。取って来たのは、私の大好きな『ぐりとぐら』の一番最初のお話です。ご存知の方も多いでしょうが、野ねずみのぐりとぐらが、大きなタマゴを森で見つけ、おおきなきいろいカステラを焼く話です。むか〜し、さとりんがもっともっと小さいときに、読んであげたのですが、多分記憶にないでしょうから、2人とも初めてのお話。。。 これなら、読んでる途中でわけのわからんチャチャを入れられることもなく、読めるはず・・・。
 私は、ベッドと床に敷いた布団の間に横になって、読み始めました。「ぼくらのなまえはぐりとぐら このよで一番好きなのはお料理すること 食べること ぐりぐらぐりぐら・・・」ぷぷぷ、後半だけは私と一緒♪ なかなか静かに聞いています。だけど、低いとはいえベッドに寝ているのぶりんは、絵が見づらいのか、途中からすっかり起き上がってしまいました。そしたら、寝てるほうが断然見やすいさとりんまで、座ってしまって、全然寝そうにありません・・・トホホ。のぶりんは、普通でもたまごが好きなので、大きなタマゴの絵になると、「あ、まごまご〜。たまごまごまご〜♪」と、うるさいこと、うるさいこと! オマエ、話、聞こえてへんやろ(苦笑)! やっと黙ったと思えば、今度は、森の動物たちが集まってきて、ページいっぱい動物の絵・・・。「あ、ライオンさん! ガオーのライオンさん、ちゅっちゅっちゅーのねずみさん♪」 ただのヤマハでならった歌になっとるやんか・・・。私は、途中、腹ばいになったおなかの下のホットカーペットの熱さと戦いながら話しているのに、さっさと終わらせてくれ〜爆。そんなこんなで、なかなかお話は進みませんが、それでもなんとか終わりはやってくるもので・・・、実際、たった十数ページの絵本なんだから、終わって当たり前だけど(涙)。
 ところが、お話が終わっても、まったく寝そうにない2人。えぇ〜い、寝たふり作戦だ!! 「はい、絵本おしまいね。そろそろ寝なさい。ママも寝ようっと〜」と、言って、腹ばいのまま頭を伏せてしまいました。のぶりんのほうは、まだ起き上がってごそごそしてる音が上から降ってきますが無視。さとりんは横で、指を吸ってる音や、意味不明の独り言が聞こえてきましたが、これも無視! 無視し続けること約1時間・・・ようやく2人とも寝息が聞こえてきました。ふーっ、疲れた・・・。ようやく居間にもどったよりりんでした。あ〜、でも、煌々と電気をつけて、普通の声の大きさでもぐらどんと会話して、テレビの音もついてて・・・こんな夜の生活を待っていたのよ〜笑。うれしい〜!! これで、心置きなく夜中にネットできるわ〜♪ って、いつもやってるやんか・・・という声が聞こえてきそうだけど(汗)。

 ちなみに、子ども部屋を作ろうと思った、最大の理由?は、私たちのベッドに夜な夜なのぶりんが忍んで来るので、安眠できない! ということだったのですが、これも解消よね〜笑。だって、もぐらどんと2人で別室に寝てたときは、ちゃんと朝までそこで寝てたしね〜。いやー、よかった、よかった!
 ところが、翌朝、朝、ねぼけ眼で見た記憶では、なんだかもぐらどんがのぶりんを自分の寝る場所に寝かしていたような? まさかねー苦笑。その後、「今日、ゴミの日やろ!」と、もぐらどんに起こされ、ふと横を見ると・・・のぶりん。もぐらどん曰く、明け方、何かあたるなー? と思って手をのばしてつかむと、顔の横にのぶりんの足があったそうな・・・。見たら、子ども部屋も居間の入り口も、ほそ〜く自分が通れるだけ障子があいてたらしい(ガックリ)。だけど、この日は、私の上を通ってベッドにあがったんじゃないのか? 全然気づかなかったから、足のほうからもぐらどんと私の間をうまい具合によじ登って、上までやってきたのか・・・それは未だに謎。
 そして、昨日、とうとう2段ベッドの上がやってきました。早速組み立てて、はしごをつけると、今度は2人とも上で寝たいらしくはしごのところで、激しい攻防戦が・・・苦笑。「バ〇は高いところが好き」っていうからね〜笑。結局、体重差?で、さとりんの勝ち。当初の予定通り、さとりんが上で寝ることになりました。結局、昨夜も「ねーねー、ねずみの本読んでよー」といわれ、前日と同じような状況に・・・。前日と違うのは、もう私が寝そべって本を読めないということ。2段ベッドになってしまったので、横で立って、絵を見せながら読むはめになりました。不自然な体勢で体が痛い・・・涙。その後の寝たふりも、ただの絨毯・・・寒いよう。ホットカーペットの熱さと戦ってるほうが、この時期マシだったかも。。。 そんなときに限って、さらにながい時間寝入らないさとりん。居間にもどったのは、すでに10時半でした。
 翌朝、ついつい起きたら、「いないよね?」と、横にのぶりんの姿がないか確認するのがくせになりそうです。今朝は、OKだった〜。でも、もぐらどんの朝食が終わるころ、そーっと居間の障子が開き、顔色をうかがいながら入ってくるのぶりんの姿が・・・。そのまま、ベッドへ行ったらしいですが、それを見てもぐらどんが笑うと、ニコニコしながらもぐらどんのほうへ近寄ってきたらしい。「まだ、寝てなさい」というもぐらどんによって、私たちのベッドに寝かされたのぶりん・・・その後、1時間くらいは寝てくれましたが、さとりんのほうは8時前には「おはよう」と居間へやってきました。そうか! 早く寝る(寝てないけど・・・苦笑)ってことは、早く起きるってことなのよね〜涙。4月から幼稚園にいくさとりんには、やっぱりこれでよかったのかもしれないけど、のぶりんはまだもうちょっと寝てて欲しいのにな〜。
 なかなかうまく運ばない子ども部屋計画ですが、1週間たってようやくちょっと軌道に乗り出したかな?! だけど、よくよく考えてみると、夜寝るまでついてないといけないってことは、好きなことできないし、朝早く起きるってことは私も朝寝できないので、夜更かしもできないってことで・・・、ん? 私には、あんまりいいことなんじゃないの〜?!
(2004.2.25)

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