2歳です!

 去る11月18日、のぶりんが2歳になりました。ミッキーマウスと同じ誕生日★ って、そんなの誰も聞いてないか・・・笑。この日は、どこへ行くでもなく、家でみんなで普通の夕食食べて、あとでケーキを食べました。翌日は、おじいとおばあも誘って、近くのレストランへ夕食に・・・。こういうところへ外食にくると、飽き性のさとりんは、全然時間がもちません。しかも好き嫌いが多いので、あれはイヤ、これはイヤとうるさいのなんのって〜怒。それに引き換え、のぶりんはなんでもよく食べる。難点は、新しいものに目移りするのか、今食べているものをおいといて、次々新しいものを食べようとすることでしょうか。まあ、結局は全部食べるのでいいのですけど、見ててあまり美しくありません・・・涙。それと、いつまでたってもスプーンとフォークがうまく使えず、手づかみになってしまうことです。うーむ、なんとかしなくては。。。
 そして、一番の難点は、2歳になってもしゃべらない! 10月からヤマハに行ってますが、そろそろみんな慣れてきて、最初の名札渡しのときに、自分で名前と年齢をいえるようになってきました。落ち着いてみれば、人数も最初からちょっと減って7組で定着し、そのうち男の子はのぶりんを含め2人だけ。そして、その2人が話せないんですよね〜。やっぱり、男の子って口が遅いんでしょうか?! それと、女の子の中で一人、好き勝手やってる子がいるのですが、その子を見つつ、「さとりんよりは、マシだな〜」と、心の中で思ってる私。ところが、やっぱりお母さんは心配らしく、この前もおけいこが終わった後、先生に、「うちの子、ちっともみんなと同じように出来なくて・・・」と、困り顔で相談されていました。真面目なお母さんだ!! 私なんか、1年間、テキトーなさとりんを、そのままほっといたけど・・・汗。ま、親なんて、出来れば出来たで、出来なければ出来ないで、それぞれに悩みがつきないもんです・・・苦笑。


 さて、せっかくの誕生日・・・どこかに連れて行ってやりたいと思っても、もう今月はもぐらどんのお休みがありません。いや、お休みの日はあるのですが、その日は私が外出・・・。そんなわけで、どうしようかな〜と、思っていたのですが、そんな折、家に回ってきた回覧板に1枚のチラシが入っていました。見れば、この家に引っ越してきたときに、ちょうど家の裏で工事をしてて、ごく最近まで続いていたバイパスが、とうとう今月末に開通するので、その記念イベントをバイパス上で開催するというものでした。1日限りの道の駅とか、トークショーとかそんものは、どうでもいいのですが、ひとつ目を引いたものが・・・。それは、特設ステージで行われるという「仮面ライダーファイズショー」! うちでは、仮面ライダーの番組を見せたことがあまりないし、本当はのぶりんはウルトラマンのほうがすきなのですが、遊園地などに行かないと見られないショーが、家の裏を歩いていけば見れるので、せっかくだし連れて行ってやろうと思いました。面倒くさがりの私にしては、かなり珍しいことです。イベント開催時間は、午前10時〜午後3時半ごろまで・・・、まさか、その間ずーっと行ってるわけもなく、嫌々ながらイベント事務局へ電話してショーの開催時間も聞きました。そしたら、午後12時からって! 何、その変な時間!!
 当日、10時半ごろからブランチを食べさせ、11時には家を出て行く予定を立てたのに、こういうときに限って、支度が遅い! 早食いのぶりんは、あっさり食べ終わり、出かける準備も万端なのですが、さとりんは11時すんでも食べ終わらない・・・、「早く食べろ」というと、半泣きになる・・・、もう出発前からぐったりです。。。 結局、11時半前にやっと食べ終わり、なんとか出発。のぶりんは、外が好きなせいもあり、どんどん軽快に歩いていくのに対して、さとりんはだら〜っとついてきて、やる気ナシナシ! 会場はバイパスの道路なので、本来は車が上がっていく坂道を歩いて上って行くのですが、数歩歩いただけで、さとりんは、「はー、はー、疲れたな〜、もぉー」って・・・、若さが足りない!! まあ、それでも、なんとか11時45分には会場へ到着しました。こんなイヴェント、きっと人も少ないやろー、という私の甘い予想を覆すように、かなりの人人人・・・苦笑。運良く、特設ステージは、目の前・・・と、思ったら、これも、もうかなりの人だかり。ステージ上では、トークショーが終わりかけていましたが、どう見ても、観客は次のショー狙いの親子と子どもばっかりです。トークのゲストもかわいそうに・・・苦笑。
 ところで、いきなりですが、みなさんTDLのショーやパレードを見たことありますか? 観客・・・かなり心得たもので、前で立ったりはほぼしないでしょ? このステージも、かなり高い位置に作ってあって、座れば全員が見れるはずなのですが、前は、抱っこや肩車した親がびっしり立っていて、私たちの位置では、かろうじて私はステージが見えますが、さとりんとのぶりんの高さでは全く見えません・・・涙。一人で2人抱っこはできないし、どうしようかと思っていると、案内のお姉さんが、全員座って、(バイパス道路なので)分岐用の壁に乗ってる人も降りるように指導がありました。ほーっ、これで一安心! と思ったのもつかの間、始まった途端に、なんと私たちの前の親子が立ち上がって、子どもを肩車!! おいっ、何聞いててん!! しかも、子ども一人なんだし、肩車した親だけ立ってればまだしも、手ぶらの母親も一緒にのっそり立ってるし〜!! 、そして、脇を見れば、もうすでにまた分岐壁は、人の山・・・がっくり。なんちゅー、マナーの悪さやねん・・・、全員座ってれば、見えるじゃん。。。 おりしも、少し雨もぱらつき、前で高々と傘差してるし〜!! 私は、あわてて、着てきたコートを脱がせてレインコートに着替えさせました。フードもついてるし、これくらいの雨なら大丈夫よね♪
 そうこうしているうちに、ショーはどんどん進みます。悪いやつが出てきて、人間を魔物?に変えていったりしつつ、今度は客席から子どもを選んで、ステージに上げようとし始めました。なるほど〜、こういう風になるのねー、と感心しつつ見ていると、私の斜め前で見ていたさとりんがくるりと後ろを振り向いて、去っていこうとします。「ちょっと、さとちゃん、どこいくの?」「あのね、私ね、もう帰ろうと思って・・・」「はーっ? 始まったばっかりやんか?!」「だってね、あのね・・・」 ステージは、悪の親分が手下に向かって、「がはははは、その子もさらって来い!」とか命令しています。それを、聞いたさとりん、私の影に隠れるし〜。「何? もしかして、あの人、怖いの?」「うん、もう、帰ろうようー」 がっくり! そういうことかいな・・・。のぶりんは、立てひざしている私の足に立ち上がって、真剣にじーっとステージを見ています。そして、横で繰り返されるこの会話とさとりんをチラッと横目で見て、またステージに集中。なんじゃい・・・この姉弟・・・苦笑。しかし、ここで帰るわけにはいきません! せっかく来たのに、まだ仮面ライダー出てきてないし〜!! 「さとちゃん、まだ、仮面ライダーに会ってないやん。もうすぐ出てくるよ」「えっ? 仮面ライダー出てくるの? どこ?」 ・・・オイオイ、仮面ライダーショーって言ってるやろ! しかも、言ったとたんに、「どこ?」って、ちょっと気が早いよ・・・苦笑。まあ、一応、続きを見る気になったようで、よかったのか?! でも、そこからが、またうるさい。「ねーねー、仮面ライダーは? ねーねーってば!」 これを、また、のぶりんが、「あーうー」といって、手で押しています。どうやら、うるさいらしい・・・笑。ステージでは、上げられた子どもたちが、悪いやつを相手に訓練?の最中。同じような子どもがやってるのを見て、のぶりんはやりたそう・・・笑。ほほー終わるとお菓子ももらえるのか〜、なんと親切な悪の組織だの〜爆。
 だけど、もう、わたしゃ、疲れたよ〜。こっちが、帰りたい・・・涙。そして、ショーも佳境に入り、いよいよ仮面ライダーの登場です。仮面ライダーが出てきたら、さっきまで帰りたがってたくせに、さとりん、今度は周りから見られるような大声で、「仮面ライダー、頑張れ〜!」とか叫んでるし・・・苦笑。のぶりんは、か細い声で、「(仮面ライ)ダー、(がんば)れ〜!」って・・・、但し、()の中は言えてません(笑)! まあ、そんなこんなでショーも終わり、一応楽しんだみたいで、ヤレヤレ・・・と、思ったのですがー。またまた、進行のお姉さんが出てきて言うのには、「じゃー、ここで、みんなに嬉しいプレゼントがあります。みんな、仮面ライダーと一緒に写真撮りたいよねー? 今日は、特別にみんなと一緒に写真を撮ってくれるそうです! 撮りたいお友達は、スタッフの所へ一列に並んでくださ〜い」と、きたもんだ。「写真、撮る?」 試しに聞いてみると、「うん、撮る〜!」 「うん」 ・・・、撮るのか、やっぱり。。。 そして、長蛇の列に並ぶことになったのでした。自分で撮るといったのに、そこで並ぶということは、頭にない2人であった(トホホ)。10数分・・・2人をあやしながらよくも待ったもんです。ここでも、ヘーキで順番抜かしする親子を発見! ま、こうして、めでたく写真も撮って、ステージから降りてくる2人を待っていると、横でよそのお母さんが、子どもに何か小言を言っています。「もぉ、なんでファイズのほうへ行くのよ! ○○の方と写真撮ったほうがええのに!」 その横のお母さんも似たようなこと言ってる・・・苦笑。ちなみに、うちの2人は、その○○の方と撮ったんですけどね(笑)。まともに見たことのない私は、どういう話の展開かも知らないのですが、今放映中の仮面ライダーは、2人いるんですよ。主人公と、それにやや敵対気味の仮面ライダー。そっちが、噂の○○・・・これを、書くために検索すると、「仮面ライダーカイザ」というらしい。そういえば、以前、ウルトラマンコスモスの俳優が捕まって放映打ち切りになったとき、お母さまたちからの反対投書が多くて、結局放送が続いた話がありましたが、仮面ライダーでも同じような現象なんでしょうか?! 子どもより、お母さまたちのほうが、熱心なのか? でも、かぶりものしてるんだし、人間のときの俳優とカンケーないじゃん! と、かなり馬鹿らしい気分になったよりりんでした。
 その後、会場を1周して、佃煮と、白菜1玉買ったところで、フリマで売られてる、ディズニー商品やアンパンマングッズに釘付けになる2人を、ひきずって帰ることにしました。降り口付近まで来ると、「いやー、いてやったで! ほら〜」という、聞いたことのある声が・・・。見てみると、なんと前方からおじいとおばあが歩いて来るではありませんか。散歩に来ないので、うちへ来てみたら閉まってたので、もしかしてと思いやってきたらしい。よく会えたもんだ。でも、考えようによってはよかった! みんなで坂道を降りて、途中から私は家の方へ、2人はおじいとおばあと一緒に、お寺へ去って行きました。ふふふ、私はお払い箱、ヤッター!! ついでに、小腹も空いたので、ちょっとローソンへ寄って帰ると、やんでいた雨が降り出し、一気に本降りに・・・。あ〜、よかった! 途中、もぐらどんから電話があって、帰ったとのことなので、2人で家で肉まんと、インスタントラーメン食べて、の〜んびり♪ うるさい子どもを押し付けるのも、親孝行の一種ってことで・・・爆。 でも、2時間半はあの会場にいたことになるんだな〜と、時間のわりにちょっと疲れた1日でした。まあ、安上がりなお誕生日のおでかけだけど、のぶりんが楽しんでくれたならそれでいいんだけどね。
 でも、今日のおでかけは、どうもお父さんお母さんのマナーの悪さに辟易しましたね。自分の子どもがかわいいはわかるけど、なんか自分のとこだけっていう感覚があまりに多いような?! それに、お母さんの趣味によるところも大きいことが発覚したし・・・苦笑。こういう風景を見ていると、「最近の子どもは・・・」という愚痴も、はっきり言って大人が悪いのでは? という気分になります。いやー、人の降り見て、我が振り直せ・・・、自分がそんな目で見られるような行動をしていなかったことを願います。

 ちなみに、夕食のとき、もぐらどんにその話をしようとしたのか、さとりんが、「あのね、今日ね・・・」まではよかったが、結局どこへ行ったのか、誰に会ったのか思えだせず仕舞でした(涙)。ええ、ええ、どうせそんなもんでしょうよ。のぶりんもかな〜(ガックリ)?!
(2003.11.27)