相変わらずコロナの猛威は留まることを知らず、東京や大阪などでは緊急事態宣言が延長されることになった。登山は屋外スポーツでコロナ感染の危険性は薄いと思われるが、やはり慎重さが求めら
れる。今回は近場の箱根山(神山)へ行き、一つでも三百名山完登の目標に近づくことを考えた。
箱根山は中央火口丘と外輪山からなる山域の総称で、その最高峰は神山であり、他に駒ケ岳や冠ケ岳などの高山が有る。
[行程]
2021年5月8日(土)
自宅10:10→溝ノ口→箱根湯本→強羅→箱根ケーブルカー→早雲山12:54→箱根ロープウェイ→大涌谷13:20→登山道ゲート閉鎖地点14:42→早雲山16:30→強羅→箱根湯本→溝ノ口→18:30自宅
[山行日誌]
3年前に駒ケ岳ロープウエー山頂駅から神山を登ることを計画したが、チケット売り場で,、神山への登山道は閉鎖されていると聞き取りやめた。次に大涌谷
からのコースを考えたが、グレートトラバースを見ていたら、同様に閉鎖されていて、田中陽希さんは登山道の閉鎖ゲート前で写真を撮って、「これで登った
ことにする。」と言っていた。我々も同様に「登ったことにする」ことを考えた。勿論、登山道の閉鎖が解除されたら登るつもりだが。緊急事態宣言の最中な
ので人出は少ないと思ったが、やはり土曜日、大涌谷は家族連れで賑わっている。 噴気は多少少ないようだが硫黄の臭いが漂い、前方には冠ケ岳の異形
が聳えている。
神山はこの冠ケ岳に隠れて見えない。曇り空で強風が吹き、あちこちで帽子やスカーフが飛ばされている。早速、登山道ゲート閉鎖地点に行き、写真を撮ってもらう。他にも同様の人達が来ているようだ。
その後、ジオパークで箱根火山の成り立ちを学習した。数万年前の噴火により多くの外輪山と神山、駒ケ岳などの中央火口丘が誕生した。3千年前には神山の大規模な山体崩壊が発生、早川がせき止
められて芦ノ湖が形成され、神山の火口内に冠ケ岳ができたそうだ。
行きと同じ経路をたどって18時過ぎに帰宅した。今回は車を使わず電車、ケーブルカー、ロープウエーで往復した。たまにはこうしたのんびりツーリズムも悪くないと思った。
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