箱根山(神山)は2015年、大涌谷周辺で火山噴火があり通行止めになっていたので、登ることはできなかった。2021年5月8日、大涌谷の登山口まで行ったことで、鹿児島県の二百名山の1つの桜島と同じく、登っ
たことにしていた。ところが、今年(2025年)3月25日、大涌谷には入れないが、神山までの登山が解禁となったので、4月22日、駒ケ岳ロープウェイ経由で神山登山を試みたが、山頂はガスで視界ゼロ、ロープウェ
イもいつ止まるか分からない状況だったので、駒ヶ岳の元宮(もとつみや)にお参りしてすぐに引き返した。その後、天気アプリ「登山天気」を見ながら天候の良い時を狙っていたところ、6月5日(木)が梅雨入り前の最後
の晴天となるということで、準備を始めた。
箱根は神山、冠ケ岳、駒ケ岳などの中央火口丘と金時山や明星ケ岳などの外輪山で構成されており、芦ノ湖東岸に位置する神山が最高峰である。駒ケ岳山頂には箱根元宮が祀られており、神様が白馬に乗って降
臨されたという伝説があって、しめ縄が張られた馬降石が置かれている。
[行程]
2025年6月5日(木)
自宅7:00→東名川崎IC→東名高速・小田原・厚木道路→9:30箱根・駒ヶ岳ロープウェイ10:18→11:22神山11:58→13:18箱根・元宮13:25→13:32ロープウェイ13:40→東名・小田原・厚木道路→川崎IC→17:10自宅
[山行日誌]
朝7時過ぎに家を出発、東名川崎ICから東名に乗ったが、事故渋滞で1時間遅れ、駒ケ岳ロープウェイの駐車場には9時半に到着した。すぐに準備をしてロープウェイの
列に並んだ。前回とは打って変わって大勢の人がロープウェイを待っている。外国人も多数並んでいる。10時発車のロープウェイに乗り、7分後に山頂着、神山に向けて
歩き始めた。富士山は雲に隠れて見えないが、ほぼ快晴の天気で、相模灘や駿河湾なども見えている。神山までのコースタイムは1時間強だが、昨年10月以来の登山
で、足腰の筋力の衰えが心配だ。7月の朝日岳に向けて鍛えなおさなければ。まずは防ケ沢からの登山道との合流点まで下っていく。雨が降った後で道がぬかるんでいる
。スリップに気をつけて25分ほど下り、合流点に到着、ここから方向を転じて神山に向けて登っていく。。新緑が目に眩しい。
トウゴクミツバツツジの花があちらこちらに落ちている。上から下りてくる登山者多数。大涌谷方面はまだ通行止めなので神山から引き返すしかないからだ。45分ほどで
神山山頂に到着。樹林帯の中で展望は全くない。写真を撮ってもらい、あとは他の登山者と世間話。約30分山頂に滞在した後下山開始。防ケ沢合流点まで下り、そこか
ら今度は登りとなる。道がだいぶ乾いて歩きやすくなっている。急登を何とかこなし、分岐点で今度は元宮に向かう。駒ケ岳山頂部のササ原に出ると、富士山が優美な姿
を現している。左に富士山、右に神山、絶景である。元宮で参拝し、ロープウェイの駅に戻った。少し待った後ロープウェイに乗って駐車場へ。帰りは渋滞無しで順調に走
り、海老名SAで遅い昼食を摂って、17時過ぎに帰宅した。