えん罪名張毒ぶどう酒事件の
公正審理・再審開始と証拠開示を求める要請書
名古屋高等裁判所刑事第1部(小出ソ一裁判長)は、2005年4月5日付で奥西勝さんの第7次再審開始請求事件で再審開始決定を出しました。その趣旨を尊重し、一日も早く再審開始・無罪を確定させることが、司法の役割と考えます。
第7次再審請求審において、@犯行の機会は奥西さん以外にもあること、A唯一の物証といわれた王冠は、本件ぶどう酒瓶の王冠ではない疑いがあること、B自白の信用性が大きく揺らいだこと、などが明らかにされ、奥西さんの無実は明白となりました。
同時に、弁護団が要求し、裁判所も提出を勧告した検察官が持つ未提出記録を、一日も早く提出することが、この事件の全容を明らかにする上で、極めて重要であります。
貴裁判所におかれましては、弁護人の主張に十分耳を傾け、国民が納得する裁判が行われるよう強く要望し、次の事項について要請します。
〔要請事項〕
一、公正厳粛な審理のために再審申立の審理を公開の法廷で行い、再審開始決定を行うこと。
一、検察官手持ちの未提出証拠物の開示手続きを行うこと。
1 | 氏名 |
住所 |
2 | 氏名 |
住所 |
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住所 |
名古屋高等裁判所 御中