このページでは,「素朴な疑問」のQ&Aをお届けします。「素朴な疑問」も募集しています。また,内容等に不備やお気づきのことがあればお知らせ下さい。

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「素朴な疑問」リスト

Q1 ナメクジとカタツムリはどう違うのですか?
Q2 カタツムリは生まれたときから,からがついているのですか?
Q3 そもそもカタツムリは,どこからどうやって生まれてくるのですか?
Q4 アリは,どこからどうやって生まれるのですか?
Q5 海の水はなぜしょっぱいのですか?
Q6 波が起こるのはなぜですか?
Q7 太陽の大きさが日中と夕陽とで見え方が違うのはなぜですか?
Q8 空が青いのはなぜですか?
Q9 血液は赤いのに,血管はなぜ青く見えるのですか?
Q10 呼吸をしたとき,空気はなぜ食道に行かず気管に行くのですか?
Q11 本で,かたつむりの息をする穴とフンをする穴が同じだということを読みました。では,ふんをするときに,息はどうするのですか?
Q12 鳥の目はなぜ夜見えないのでしょうか?

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 サイエンスQ&A


Q&A コーナー

Q1 ナメクジとカタツムリはどう違うのですか? (中3女子より)

A1 ナメクジはカタツムリに近い仲間です。ナメクジは,カラを持っていないので,いつもじめじめしたところで暮らし,主に夜間活動します。[戻る]

Q2 カタツムリは生まれたときから,カラがついているのですか? (中3女子より)

A2 生まれたときから,カラを持っています。カタツムリのような陸の貝は,海と違って水からカルシウムを取れないので,石灰質の岩などをなめてカルシウムを取り入れます。コンクリートの溝にカタツムリが群れているのはそのためです。[戻る]

Q3 そもそもカタツムリは,どこからどうやって生まれてくるのですか? (中3女子より)

A3 カタツムリは雌雄同体(オス・メス両方の生殖器を持っていること)ですが,交尾をします。それぞれオスの役目とメスの役目をするのです。交尾した2匹は,どちらも約2週間もすると,卵を生むのです。卵は首の横にある穴から20〜60個生みます。1個生むのに,10〜20分もかかるからかなり大変ですね。 [戻る]

Q4 アリは,どこからどうやって生まれるのですか? (中3女子より)

A4 羽を持つオスアリと女王アリが空中に飛び立ち交尾をします。交尾を終えた女王アリは,羽を落とし,地中にもぐって卵を生みます。卵はやがて幼虫になり,さなぎの入ったまゆができ,成長していくとやがてアリが生まれます。生まれたアリのほとんどは働きアリ(産卵能力のないメスのアリ)になり,特定の選ばれた卵のみが女王アリになります。ミツバチの世界ととても似てますね。[戻る]

Q5 海の水はなぜしょっぱいのですか? (中3女子より)

A5 地球をつくっている岩石に中には,塩分の元になる成分が含まれています。そこに雨が降ってくると,少しずつ水の中に溶けます。それが川の中に入り,川の水は海に注がれていきます。たくさんの川の水が集まり,凝縮されてしょっぱくなったようです。これは,地球誕生のはじめの頃のことです。[戻る]

Q6 波が起こるのはなぜですか? (中3女子より)

A6 主に月と太陽の引力によります。月や太陽が地球を引っ張っているので,動きやすい海の水がもりあがったり(満潮),低くなったり(干潮)します。これが繰り返されているので,波はいつでも起こっています。この他に風や温度差などいくつかの要素がからみあって,今のような波があるのです。[戻る]

Q7 太陽の大きさが日中と夕陽とで見え方が違うのはなぜですか? (中3女子より)

A7 地球の大気によるレンズの効果です。しかし,詳しい計算によると,レンズの効果だけでは説明できないという人もいます。[戻る]

Q8 空が青いのはなぜですか? (中3女子より)

A8 地球の大気には小さなチリなどがたくさんあります。そこに太陽に光が当たると,主に青色系の光が散乱し,その結果空が青く見えるのです。なぜ青色の光が散乱してしまうのかというと,青色の波長が短く障害物のチリにすぐにあたってしまうからです。光の色が違うのは,光の波長がそれぞれ違うためです。[戻る]

Q9 血液は赤いのに,血管はなぜ青く見えるのですか? (中2男子より)

A9 皮膚(黄色)を通して赤いものを見ることになるので,青っぽく見えるのです。[戻る]

Q10 呼吸をしたとき,空気はなぜ食道に行かず気管に行くのですか?(中2女子より)

A10 圧力の差で呼吸しているから,圧力の変化のない食道には空気は行かないのです。[戻る]

Q11 本で,かたつむりの息をする穴とフンをする穴が同じだということを読みました。では,ふんをするときに,息はどうするのですか?(小1男子より)
A11 カタツムリの,息をする穴とフンをする穴は,実は同じではなくて別々なんです。フンを出す穴を「こう門」といいますが,呼吸をする「呼吸口」という穴と並んで殻の入り口付近にあります。呼吸口は呼吸をするたびに開いたり閉じたりしていますが,こう門は普段は閉じていて,用事のあるとき(フンを出すとき)に開くだけなので普通は穴に気がつきません。フンを出しているときに見れば,2つの穴が見られるかも知れませんよ。[戻る]
Q12 鳥の目はなぜ夜見えないのでしょうか?(工務店さんより)

A12 ものが見えるというのは,光が目の奥にある網膜に写り,その情報を大脳の視覚野で処理することで,物が見えます。その途中の視細胞には,色覚をもち明るい光を感じ る「錐状細胞」と逆に色覚をもたず暗さを感じる「かん状細胞」があります。この2つの細胞のバランスによって,暗いところでも見えたり,見えなかったりします。つまり,鳥の仲間は,この「かん状細胞」が少ないから夜は見えにくいということになります。でも,夜行性のフクロウやミミズクなどは,「かん状細胞」が多いので夜でも良く見えているようです。[戻る]


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