東京に出て来てからびっくりしたこと幾つかの内に「竹やぶや空き地が少ない! 場所によってはまったくない!」というのがあった。下手すると七夕の笹や月見のススキが「花屋で売っている」なんてのは、初めて見た時はそりゃーカルチャーショックな光景だった。(※東邦学園の近辺はそこまで都会ではない。空き地はともかく、竹やぶくらいは何とかあるし、ススキだってそこらにボーボーと生えている)
 金を出して笹? ビニールでいちいち包装されて売ってるススキ!?
 ───都会の人達ってカワイソウ……。
 
 というような話を何となくしていると、食堂のテーブルに頬杖を付いていた反町が本気で羨ましそうに呟いた。
「……いいなあ……」
「ええっ お前そこまで都会っ子!?」
「おう! ガキん時に田舎のバーちゃんちに泊まりに行って、そこの小学校で初めて土の校庭見て驚いちゃったもんねッ」
「土じゃない校庭って──ウソ、まさか当時から芝ァ!?」
「ちゃうちゃう。コンクリ、じゃねえよなアレなんつーの、ほら競技場トラックみたいな弾力ある鋪装がされてんのよ」
「校庭中に?」
「そう。23区内はそのほうが多いんじゃね?」
「あー、そうかも。見覚えはあるわ」
「変な金のかけ方すんなあ」
「土のまんまより金かかんないんじゃないの」
「え、そうなん?」
「いや分かんない。すまん、テキトー言った」
 
 ダラダラと麦茶のコップを片手に喋っていたら、「いい加減に出て行け!」と食堂を閉めたいオバチャンに怒られてしまった。ふえーいスンマセーン、と答えて立ち上がり、食器返却口に麦茶のヤカンをお返しする。そして食堂を出たはいいものの、今日は別に談話室で見たいほどのテレビ番組はないし、第一まだ冷房が入ってないこの時期に人数多い談話室は暑苦しいので行きたくないし、…と行く場所に困って、結局はみんなで階段の途中に腰掛けたりなんかして。
 消灯時間まであと1時間。シャワーは浴びた、蒸し暑いんで風呂はパス。期末テスト直後の一週間なので、全員に真面目に自習する気がまったくないのもダラダラしているポイントのひとつ。
「七夕なあ……。書けと言われりゃ死ぬほどあるけどなー。キリねえっつか」
「ドンと大きくtotoビッグ3億希望!」
「夢がねぇーっ!」
「あるでしょ夢! ある意味サイコーに夢あるよ!」
「若人らしさがカケラもない」
「若人らしい夢っつったら、アレか。やっぱ下半身問題に偏るんですか?」
「やめろ。みじめさで泣けるから」
「もう何かっちゃすぐ生臭ぇなあ、お前ら」
 
「───俺は割とどうでもいいこと、いつも書いちまうんだよな」
 ふいに日向が呟いた。ん?、と思って、若島津は反町らとの掛け合いをやめて日向のほうを見た。
「そうなん? なんか日向って家族のこと真っ先に書きそうなイメージだけど」
 小池に訊かれて、「あ、それは書く書く」と慌てて日向は言い足した。
「でも弟たちと一緒に、だな。電話したついでに、俺の分も名前書いとけー、みてえな感じ」
「ああ、兄弟全部の名前で『家内安全幸せ祈願!』みたいなヤツ? おお、いかにも日向イメージ」
「どんなイメージだ」
「まんまっしょ」
「若島津は?」
 いきなり振られて、また若島津は「ん?」と片眉を寄せる。
「俺は…俺も結構どうでも…よくはないけどフツーのやつだねえ。大抵は目先のことか」
「だからどんなんよ」
「空手の昇級受かりますよーにとか、インハイで予選突破しますよーにとか?」
「なるほど。ホントにフツー」
「全国本番じゃなく予選ってのが、リアルに時期を感じさせてスゲ目先っぽい」
「だよな。自分でも今そう思った」
 みみっちいというかグローバルでないというか、身の丈ほどほど過ぎて我ながらつまらん。せめてユースを入れて年間三冠…なんていうリアル願望はともかく、いっそtotoだのドリームジャンボだのとホザいたほうが、ウケを取るという意味ではまだマシな気も。
 ───ふうん、にしても『割とどうでもいいこと』ねえ……。
 
 そこへ上の階からサッカー部の先輩が下りて来た。バラけて階段に座り込む若島津たちに「ジャマッ お前ら広がってんなよジャマだろー!」と叫んで、わざと反町の足を踏んずける。
「イテ! 先輩ひでえっ」
「だからジャマだっつの」
「ちいっーす、どきまーす」
 言って、若島津が率先して立ち上がる。「おー」と返して、先輩は横を通り際に若島津の髪をクシャッと一回かき混ぜて行った。それを手櫛で直していたら視線を感じ、何となく予想は付きながらも後ろを見る。はたして、まだ腰を上げていない日向が複雑な視線でこっちを見ていた。
 知るか。馬鹿じゃないのコイツ。
 不必要なまでに機嫌の悪い顔をしそうになって、慌てて若島津は頬をこすった。
 
 

「ああいうのさ、ヤめて欲しいんだよねホント」
「………何が」
 二段ベッドの上でマンガ雑誌を広げていた日向が、気のなさそーな声を返してくる。でも反応が早かったので(しかも何かを読んでる時の日向ってのは、本来は声をかけても気付かないほど集中するクセがあるので)、若島津の独り言みたいな声に反応したってだけでも、日向が本気でそれを読んでなんかいなかったのはあからさまだった。
「さっきのだけじゃなくってさ。練習中でも、そりゃフィールダーとキーパーじゃ基礎練が別なの当たり前じゃんかよ。それを馬鹿みたいなガン見してやがって…」
「ガン見なんかしてねえよ。だいたい目が合ったんなら、お前もこっち見てたってことだろうが」
「はあ? バカじゃねえ!?」
 若島津は思わず座っていた椅子を回して、視線の届かない高さにいる日向に向かって吐き捨てた。
「俺はお前が見てるのに気が付いたからそっち見んだよ! それもまぁ毎度毎度、ヨッちゃん先輩とツルんでる時ばっか睨んでんだもんな。先輩だってあれはいい加減キモがってるよ」
「知らねーよ」
「へー、じゃ無意識? お前は嫉妬深い旦那ですかっての。ここまでくるとストーカーだね。あーもーマジキモい。サイアクー」
 ぶち。
 と切れたのは、若島津ではなく日向の血管だったらしい。
「何なんだよッ」
 上から雑誌が開いたまんま飛んで来た。
「さっきからネチネチネチネチ…! 俺が嫉妬深ぇ旦那ならてめぇは欲求不満の嫁さんか!」
「誰が欲求不満だ!」
「言いたいことあんならハッキリ言えッ」
「言ってんだろ! 余計な場所で余計なリアクションすんなって俺はさっきから言ってじゃねえかよっ」
「それゼッテー違うだろうが!!」
 ───う、うお。
 ベッドの柵から乗り出して睨む日向に、若島津は迂闊にも気押された。しかもちょっぴり図星なようなそうじゃないような!
「ち、がわな、」
「違うね、ゼッテー違う!」
 反論しかけた若島津を、自信を持ってキッパリと日向は切り捨てた。
「……違うだろ。お前、他に言いたいのは別んことだろ。何怒ってんだよ。分かんねーよ」
 ヤバい。意外と日向は鋭い。いや「意外と」も何も実は知ってたけど。時々、動物的勘・チョージョーリュク的勘とでもいうもので、日向は素晴らしく察しがいい。…時もある。
「八つ当たりするくらいならちゃんと言えよ。わけ分かんねー絡まれ方するより、正面きって喧嘩売られたほうが俺はマシだ」
 ああ、日向はそうなんでしょうねえ。直球勝負が身上だもんねえ。
 思えば口説かれた時もかなり直球勝負で逃げようがなかった。──なんていうどうでもいい懐古はともかく。
「八つ当たりってわけじゃ……」
「じゃ、原因も俺かよ」
「原因……て、言うか…」
 さらに煮え切らないでモゴモゴと呟く若島津に、待ちきれなくなったのか日向が梯子段を下りてくる。そしてどうするのかと思ったら、おもむろに若島津のベッド(下段)のカーテンを開けて腰掛けて、
「ほら」
 ポンポン。隣を掌で叩いて若島津を促す。
「えー…?」
「いいから来い。───ほら!!」
 駄目押しで怒鳴られ、何だか負けた気持ちで若島津は日向の横にトスンと腰を下ろした。
「ヨッちゃん先輩のは…俺も悪かったからよ。お前が他の先輩より懐いてっからさ。やっぱ見ててイラっとくる時があんのはホントだと思う。気ィつける」
 ズリぃなあ。と、こういう時の日向にはつくづく思う。飴と鞭かい。何をスパっと男らしく先に謝っちゃうんすか。俺の怒りの鉾先は……。
「で? お前は何怒ってんだよ?」
 肩に回されるのかと思った腕は、予想を裏切り若島津の頭を抱え込んだ。ウゼえよ暑いじゃねーかよと悪態付きたいのは山々なのに、なぜかここで若島津はペコっと額を日向の肩に押し付けた。その行動は自分でも不可解なり。
「………」
「おぉーい。どしたー」
 うう、やっぱ暑いです。
「………どーでもいいこと、かよ」
「ああ?」

 小坊の時。商店街の七夕、みんなで吊るしに行ったじゃねーかよ。お前と一緒にオリンピック!、とかって殴り書いたのがあったじゃねえよ。あれまだ叶ってないし。去年に駅前のデパートで渡された短冊のだって、お前、こっ恥ずかしいこと書いてたじゃんかよ。
 あの時は隠して見せてもらえなかった短冊だけど、後で俺は見ちゃったんだよ。あ、別にこっそりわざわざ探したってことじゃなく! 本屋に行った時にまたあそこを通りすがって目に入ったんだ。お前の字はカイメツ的に汚ぇから、うっかり、目に飛び込んで来ちゃったんだよ。
「見たのかよ!? うわ、お前それは反則だろー!」
「わざとじゃないって!」
「うわー…、それはお前……俺が相当に恥ずかしいだろう…」
「う、…うん」
 思った。かなり。おまけにこっちまで赤面するほど恥ずかしかった。これを若島津から必死に隠して、備え付けのボックスに突っ込んでいた日向を思い出せば思い出すほど。
 
 デパートの中心、エスカレーターのある吹き抜けの空間のド真ん中に、そのどでかい笹は設置されていた。配られた短冊は書いたら箱に突っ込み返す形式だったので、どこに自分の短冊が吊るされるかは普通なら本人にだって分からない。
 なのにたまたま──エスカレーターからひょいとそっちを見たら、若島津の視界にそれが飛び込んできやがったのだ。自慢の視力では内容までバッチリ見えた。署名もなかったのに日向の字だとすぐに分かった。
 制服で学生鞄を小脇に、口許押さえて耳まで赤くなっただろう自分が、他人の目にどう見えていたかは想像すると冷や汗が出る。でもその瞬間は本当にショーゲキで、ショーゲキ受けた自分にもびっくりで、エスカレーターが上り切ったのに気付かず靴のつま先引っ掛けてコケかけたほどだ。
 いやー、あれは無いよ日向。
 直接言われたら笑い飛ばせるのに、こそこそやられたほうが恥ずかしさは倍増です…。
「くそー、何だこの羞恥プレイ」
「……俺に言われても。だいたい話が逸れてるし」
「え? そうか。あれ、…え? それでお前怒ってんのか?」
「違うだろー! ああいう恥ずいのを自分で書いといてだよ?、『どうでもいいこと』なんつっちゃうのは、日向、俺に随分と失礼なんでは!?」
 ああ、とやっと日向の中でも話が繋がったらしい。
「えー! お前、そこにこだわるかあ!?」
 こだわっちゃマズイですか、そーですか。
 くそう、今メチャクチャに猛烈にこいつを一発殴りたい。思って若島津が決意と握りこぶしを固めようとしていると、「待った!」とややテンパって日向は叫んだ。
「言い訳! 聞け!」
「……一応、聞きましょう?」
「あれは、どーでもいいってのはだから、そこまで俺はマジで書いてねえんだって意味で!」
「はあっ? 今それ余計に墓穴掘ってねえ!?」
「あ、マジでは書いた! 違う、だからお願いしたってのとは違うって言いたい!」
「──…?」
「願掛けだろ? 七夕ってお願い事をカミサマ?、に頼むんだよな? 俺、あれは願掛けしたのとは違ぇんだよ。健康とか家内安全とか三食飯が旨いといいなとか、お願いっつーとホントに俺はそういうのしか思いつけなくてさ」
「……それはそれで大事なことな気もすっけど」
「そっか? まあ、そうかな…。うん、怪我とかはなあ、運やカミ頼みのこともあるよな、多分」
「うん。…で!?」
「あのデパートの時はさ、急に紙渡されてたし…。珍しくお前と二人で外出だったんだよな。───珍しく! ここ重要な」
「あー? だっけ?」
「帰省の途中とかそういうんでもなくさ、二人でマックなんか寄ってさ、寮だとそれもなかなか機会ないだろ。だから、……」
 言いかけて、言葉を探すように日向は一旦切った。本気でうまい言い回しが見つからないらしい。若島津が黙って待っていると、
「告白? 決心? 決意?」
「は?」
「ああ、決意表明! そんな感じだ。お願い事じゃなく、俺はこーするぜ!、みたいなのをこう…見せびらかしたかったと!」
「見せ、──誰に!」
 日向はここでまた黙った。しばらく真剣に悩んだあとで、
「……カミサマに?」
 ガクーッと若島津は肩を落とした。日向、それは七夕の意義と違う。『お願い事』短冊の使い方そのものを間違ってる。
「な、そういうことで、あれは俺にとっては願い事にカウントされてねえわけだ。ガキん時のもそう。お願いしたわけじゃねーから。ノーカウント! お前が気にしてたのは全然次元が違う短冊っつうことで!」
「そんな日向次元の理屈で語られても……」
「でもあれだな、そんなんで拗ねるお前もちょっと乙女だよなあ? やべぇ、俺今、変な感動したくなった」
 お前にだけは言われたくねーよ、と心の底から若島津は思った。誰にそれを言われたくないって、たまに乙女回路全開で若島津のド肝を抜く日向にだけは言われたくない。
 あー、でもなんかもうメンドくさい。凄い勢いでご機嫌になってる日向の横では、自分が脱力してることすらアホらしい。嬉しそうに若島津の耳に鼻づら押し付けてきて、笑い出しちゃったりしてる日向は世界一に頭がおかしい。暑苦しさとくすぐったさのあまり、こっちの頭までイカれてくる。
 くそう、もういいや。俺らが二人して馬鹿ってことで。
 ハイハイ、すいませんね乙女ですとも。恋する乙女の花園にかっ飛んでいますとも。ひらひらチョーチョも満開お花もてんこ盛りよー。
 
 
「ん、…ちょっ…、狭っ」
「床下りるか?」
 いやそれ以前の問題でどこまでするのよ。明日は……明日はそうか、朝練ないのか。
 分かってて日向がここに自分を呼んだんなら、それはそれで凄くヤだなあ、なんていう思考が若島津の脳裏の片隅をよぎった。が、ジーンズの内側の腰骨をなぞり下ろす指先に息が詰まって、すぐにそれどころではなくなってしまう。
 気付くと日向に誘導され、斜めにベッドに突っ込んでいた体勢は(や、並んで座ってる姿勢からなし崩しにもつれ込んじゃったもんだから)いつの間にか両足ともベッドに乗っていた。しかもガッツリ両足とも押さえ込まれるように絡んでた。
 こうなると自分の抵抗は無きに等しい。と言うか、正確にはこの体勢まで許しちゃった時点で負けなんだがねー。
 合わせた唇を時々はズラして息継ぎ、なのに日向がわざと若島津のタイミングを外して舌をからめてきたりするので、若島津の呼吸ばかりが荒くなる。
「な、おい、…ちょっとっ」
「…何だよ」
「…ひゅう、ン…ホント待っ……」
「ん」
「鍵っ と、でん、き…ッ それぐらい、聞けバカ…ッ」
「うるさい」
 うるさいじゃねー!
 涙目になりかかりながら、若島津は「この角度とこの目付きに日向は弱い(ハズ)」の計算で懸命に日向を見上げ、日向がデレッと一瞬力を弛めた隙に足の自由を取り返し、
「───蹴り上げるぞ…ッ」
 どこをって、もちろん。
 あそこを。膝で。
「待った待てッ ごめん待った!!」
 さすがに日向も声が引きつった。
「…だから電気っ 消して来いよ……っ」
 どーしてもヤだとは今は言ってねえんだから。それぐらいは俺の主張も聞き入れろッ
 そこでようやく渋々と日向は身体を起こした。この状況まで持ち込んでおいて、今さら一秒一刻を争いたがる日向は完全にノーミソが沸いている。そんでもって、自分から指示しておいて、日向の体温が離れた一瞬に引き留めそうになった自分も確実にどっかが沸いている。
 日向が電気を消しに行くのを監視するつもりで、若島津はベッドから肩を起こした。左手は布団について、右手は無意識にシャツの前を握り込む。ボタン三つも外されてたのがいたたまれなかったからだが、ちょっと俺どんだけ乙女だよ、とセルフ突っ込み入れたいポーズになったのは失敗だった。
「お前、……」
 電気を消す直前、振り返った日向と目が合った瞬間にそれは確信に変わった。
「───もー、ヤバい。そのへん一人で歩かせたくねぇ」
「バッ…カじゃねえの…!」
「そんなウルウルな目で言ってもな。…余計ヤバい。すげーくる」
 勝手にどこにでも来てろ、馬鹿。
 言い返したかったが、速攻でまた口を塞がれたのでままならなかった。若島津は半分はヤケクソで自分も腕を回して、日向の後ろ髪を掌に握り込む。
 
 水色の短冊に書き殴られた、あの癖のある字が頭を掠める。
 
 『好きな奴とこのまま一生ずっと一緒! 何があっても離れないで絶対に一緒!』
 ───告白。決心。決意表明?
 どこ方向に向けてんだよ。肝心の俺に伝わらないと意味ねえじゃんかよ。
 
 ごめんなさい、七夕のカミサマ。やきもちはナシで。
 バカップルの戯言だと思って、どうかお願い、読み流して。

















08.07 (再録;09.01)
頑張って少しは色っぽい方向に挑戦。…して、軽くザセツ。微エロにとどまってしまいました。

『七夕の神様に読み流されちゃってもいいのか?』というメッセージを友人他から後に頂きました。実は私も書いててちょっとそこは思わないでもなかったのですが、若島津的には読み流して欲しい物件らしいです。んで、日向的にはきっと「自分でナントカしますんで大丈夫っす!」という話らしいです。


余談。私が以前に住んでいた都内某所の花屋では、七夕の季節になると本当にススキが恭しく売ってました。そして近所に空き地なぞないので、そこでススキを買うしかなかったのでした。
神奈川某所に住む今はそのへんでブチブチと千切ってお供えしてます。そこら中になんぼでもあります、なんぼでも。よく考えると、そこら中でワサワサ揺れてるのが当然の植物を、なんでまたわざわざ活けてお供えしなきゃならないんだろう…(笑)
 

戻る