PRELUDE Si4WS


10年近く前のハナシそのまま貼ってあります。

プジョー・5thプレリュードと同時期(1999年7月〜2001年3月)に3rdプレリュードも乗っていました。
通勤用のアシ車として、解体行き下取り車を譲ってもらったのが始まりです。
信頼性の低いプジョーのセカンドカーとして手に入れたのですが、なんだかんだとお金をかけてしまいました。

青プレ日記 BA5プレリュードのレストア日記2年間
青プレギャラリー BA5プレリュードギャラリー
2台になってしまったいきさつ
プジョーをマニュアルに買い換えた頃、どこぞのモーターショウで発表になった現行型5代目プレリュードを初めて見ました。
周りの「なんだこりゃ」の声をよそに「いいんじゃない?」と思ってはいましたが、プジョーの方が素敵だったのであまり気にとめていませんでした。
しばらくたったある日、何となく眺めたプレリュードのカタログの赤い内装に一目惚れ。プジョーを手放すつもりはなかったのでセカンドカーとして入手をたくらみます。しかしそんな金銭的余裕があるわけが無く、迷っているうちにマイナーチェンジ。ATのSiRにしか赤内装が無くなったのですっぱりあきらめました。
しばらくして、深夜勤務のため車通勤をせざるを得なくなり、5万キロを超えたプジョーをそのまま通勤に使うのも怖いので通勤車として中古車を物色。いくつかの候補車のうち、手に入れられなかったプレリュードの旧々型ならタダ同然で手に入ることに気が付いてしまった。幸か不幸かすぐ見つかったため購入。これが青プレです。

そしてプジョー車検。しかし先立つものがない。ちょうどタイミングベルトの交換時期や、クラッチの交換の必要も出始め、見積もると50万円。悩んだ末、3年間車検の来ない不安の少ない国産新車に買い換え決意。もちろんプレリュード。どうしてもMTがよかったので赤い内装はあきらめましたが、見たことのない赤いボディで笑いを取ったつもりです。
これが赤プレ。

ちなみに、青プレを中古現行プレリュードに代替えも考えましたが、高くて没。オートテラスの人曰く、3代目を好む人は5代目もいいと言うそうです。そんなこんなでいつの間にかプレリュードが2台になってしまいました。
2001年3月、自動車税の関係とビート購入を期に青プレは廃車になりました。部品を切り売りしたので、一部分だけどこかで生きています。


  いいところ 悪いところ
スタイル 今でもかっこいいと思うんですけど。
直線基調で日本人好みだよねえ。
ない!ないと言ったらない!!
でも後期型のすっきりした方が好き。
リトラクタブルヘッドライト 男のロマンだ! シールドビームは暗いよ。
4WS いつでもどこでも、の機械式。
面白いよ。
爆弾抱えてます。オイル洩れてます。
パワステが死んだら重いだろうなあ。
サンルーフ 絶対あった方がいいよね。
ボディ剛性?なにそれ?
もともとへにゃへにゃです。
雨漏りしました。
排水溝を掃除したら直りました。
素通しガラスは夏はめっちゃくちゃ暑い!
なんちゃって革シート いい感じです。
運転席側から助手席が倒せるレバーが
付いていますがやっぱり使い道はひとつ・・・?
ひび割れだらけ、ほつれだらけ。
12年も経てばこうでしょう。
オートエアコン 生意気にフルオートです。 内気循環・外気循環切り替えまでオート。
これはいらない。温度調整も不満。
ラジオアンテナ ロッド型。何と電動ながらスイッチ式手動(?)!!
トランクを開けると勝手に格納されます。これは面白かった。
ドアロック 「ロックしましょう」って書いてあります。 集中式じゃない。左右別々。ちょっと面倒。
エンジン 絶好調!まだ走れるよ。 速くはないよね。今のシビックくらいかな。
足周り 普通には乗っていられます。 笑っちゃうくらい腐ってます。
「ゴキュ!」って言ってます。
クルーズコントロール 無いよりはあった方がいいかな。
120km/hまでききます。
赤プレにはついていません。
ステアリングが変えられない。
でかいですよ、昔の車ですから。 
トランク 思ったよりは広いです。でも積むものがありません。 
ホイール 買ったときは鍋蓋みたいなキャップでした。
インテグラのアルミに変えましたが後期型もおんなじの履いてるね。色が違うかな。 
視界 窓は小さい割には見やすいです。  乗らなくてもウインドウ内側が真っ白けに
曇るのはなぜ? 
フォグランプ 「無いよりはマシ」程度。ヘッドランプが暗いからいつも点けてます。  
オーディオ 手動イコライザ付き!FMが3局しかセットできません。カセット使用不可。
フロントスピーカーは腐ってたので即交換。
リアスピーカーもいまいちですがそのまま乗ってます。
本体の上に小さなランプがついていて、うっすら照らしてます。おしゃれ?
灰皿 オーディオ変えたら非常に使いにくくなりました。  
アームレスト 購入時にオプション品らしいのが付いていましたが
シフトチェンジの時に非常に邪魔なので撤去しました。
小物入れ付きで便利そうでしたが、どう考えてもAT向きです。
はずして出てきたエアコンのセンサーは埃まみれでした。  
メーター 普通です。距離計が夜は全く見えません。  
収納スペース 少な目。ダッシュボード上が広いですが、ガラスへの写りこみもすごいです。
コンソールにはなにも置けません。
グローブボックス・コインケースは開けると照明がつきます。  
エアコン吹き出し口 いまいち。ドアから出てくるのはちょっと向きの調整が難しめ。
カップホルダー付けたら、急に効きが悪くなった気がする。 
ドアバイザー ほしい!入手は困難らしい。 
電動格納ドアミラー これも欲しい。オプションだったのかな、付いているのもあるらしい。移植は難しいだろうなあ。  

赤プレ(BB6)よりもいいところ
いつでもどこでも4WS これははずせません。
交差点を曲がるたびに笑ってしまいます。
リトラクタブルヘッドライト 何度も言いますが、男のロマンです。
スタイル 5thより好きです。
5ナンバーサイズなのも良いです。
各部照明 キーリング、ドア鍵穴、コインケース、グローブボックス、オーディオ上に照明付き。
こういういやらしい装備ははずしちゃいけないと思います。
クルーズコントロール なんで5thには付いていないのでしょう?
シート調整 シートに調整レバーがいっぱい付いています。
視界 視界を広げるために、ピラーが細くなっています。
確かに見通しはいいのですが、不安も感じます。
サンルーフ 大きさ、開口部ともに大きいです。





3rdプレリュードを買おうという、勇気のある方へ
つたないバイヤーズガイド

本気ですか?止めませんけど。プレリュードに限らず、古い車買う上での注意事項は同じです。
お店で普通の値段(20万円くらいから上)で売っているものは、補償付きならまず心配はないと思います。
インクス・ステイツ・TCVあたりならこの位の値段でしょう。
現状販売または解体行きを引き取る場合、これは大変です。
エンジンとボディはそこそこ見てわかると思いますが、補器類がイキます。絶対。
注意した方がいい点だけ並べますね。
  • パワステ 4WSの場合、死ぬとめちゃくちゃ重いそうです。オイル漏れ、ポンプの動作を確認しましょう。
  • エアコン サンルーフが素通しのガラスですから、夏は地獄を見ます。イクと高いです。
  • ラジエーター オーバーヒートも怖いです。やはり、LLCの漏れを注意しましょう。
  • ATミッション イクととんでもない額がかかります。シフトショックと音位しか素人にはわかりませんが、チェックはしておきましょう。
  • MTミッション クラッチは消耗品です。買ったときに交換するくらいの勢いでいましょう。ミッション自体の入り方にも注目しましょう。
  • サンルーフ 雨漏りが怖いです。ピラー内の水抜き穴のつまり程度ならいいですが、そうじゃないと高くつきます。
  • そのほか、デフ・オルタネータ・リトラの開閉モーター・ブレーキ関係も気にしておきましょう。
どの場合も、イッたら車両価格を軽く超える修理代がかかります。全損ですね。
クラシックカーを買うつもりでいた方がいいです。
10万キロ一歩手前の車は、タイミングベルトの交換が必要です。20万キロ近いものは直近にやった形跡がなければ交換必須です。ついでにエンジンのチェックもできるし。
JAFに入って、携帯を常備するのは当たり前です。信頼できる主治医(修理工場)ももっていましょう。
私の車はディーラーの下取り車で、前歴がわかっていたのであまり気にしませんでした。
購入時に言われた「バッテリー」「パワステオイル漏れ」は、のちにみごとにイキました。
完全にイッてしまう前に気がついて、手を入れた方がまだ安く済みます。
それでも手に入れれば楽しい車です。
元が安いですから、壊れて当たり前で楽しみましょう。
本当に買った方はメールください。楽しい苦労を分かち合いましょう。健闘をお祈りいたします。

主要諸元(ホンダプレリュード 2.0Si 4WS BA5)
全長/全幅/全高(mm) 4460/1695/1295
ホイールベース(mm) 2565
トレッド 前/後(mm) 1480/1470
最低地上高 0.145m
車両重量 1150kg
エンジン形式 B20A
水冷直列DOHC4気筒横置
総排気量 1958cc(内径81.0mm×行程95.0mm)
最高出力(PS/rpm)(ネット値) 145/6000
最大トルク(kg-m/rpm)(ネット値) 17.8/4500
最小回転半径 4.8m
タイヤ 195/60R14 85H
クラッチ形式(5速マニュアル車) 乾式単板ダイヤフラム
フル電子制御(PGM)2WAY
かじ取り形式 前:ラック&ピニオン式
後:ダブルクランク式
懸架方式 前/後 ダブルウィシュボーン式独立懸架


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