恐竜ですよ、ダイナソーですよ。正直言ってかじられるのがあんなに悔しかったとは、むしろオレがラプトルになってレジーナをかじりてえと・・・失敬。とにかく最初はチャカの弾丸が少なくて、奴らを倒すのにメチャクチャ苦労しました。
しかし、中盤以降になると、麻酔弾も各種武器も上手いことそろってくるので、恐竜が来ても「ぎゃああああっ!怖い!来るな来るないいいいやぁぁぁ!!」って、従来のゾンビさんへの恐怖よりも、「へっへっへ、来たぜプチ脳味噌の図体でかいだけの爬虫類め、吹っ飛ばしてやるぜうはははは」というようなグレートハンティングの様相を呈してきたのは単にオレのプレイスタイルが一般人と違うだけでしょうか?
個人的にはもちっと恐竜の数多くして、ダッシュしながら撃ちまくって敵陣突破とかやりたかったです。あと足りなかったかなあ、と思ったのが生理的嫌悪感。「バイオ」の時は怪しい草とか鮫とか蜘蛛とかが、とにかく気持ち悪かった。だから「ディノ」でも三葉虫とかカブトガニとかをぞろぞろ〜と、床に這わせてみれば、マダムもポックリのナイスなパニックホラーになったのでは・・・って、妄想もコレくらいにしておきます。
あ、あと、おまけの原始レジーナは最高だったので、もっとやってくださいカプコン様。
いやもう、ガンブレードを見た瞬間から不安だったんですよ。オレはね。スコールってのも、熱帯の俄雨 じゃねえかとかずっと思ってたんです。あ、言っちゃった。あと、モンスターから金品強奪できないのが、凄く悔しくて。そりゃ世代的には同じだけどさあ、高校生クイズの一回戦みたいな昇級試験だけで、あんなに高い給料貰えるSeeDってうらやましいぞ。
それから、ストーリーと世界観ですけど、学園とラブとSFとファンタジーといい男の中落ちあたりを、魔女という糸でくくりつけた力技は流石です。究極の幻想にふさわしいです。これなら夢見がちな少女はイチコロですね。
酒で酔い潰すより簡単な女の落とし方を学んだ感じです。かと言ってマネが出来ないのが非常に悔やまれますが。
少々話が脱線しましたけど、これをRPGと呼べるかどうかなんですけど、オレとしては今回だけはOKとさせていただきます。これは、過去にあれだけ楽しませてくれた思い出の貯金の成せる技です。だから、ちょっとくらいヤンチャさせてもいいかな、と思ったからです。なんつうか、深窓のお嬢様が出来心でたれぱんだのキーチェーンパクった程度の、ささやかな出来事です。忘れましょう。
あ、でも、やっちゃった事には変わりはないから、この落とし前は是非次回作でつけて欲しいです。必ず。とりあえずオレが小学生の頃、親に「いい加減メシを食え」と後頭部を殴られながらも、果敢に挑戦していった、あの地獄ダンジョンの復活を希望します。ノーセーブポイントで。基本です。あと一言、魔法を装備できる考え方ってのは、ある裏技中の裏技を思い出させてくれました。オレはそれでデータ飛ばしました。いやあ、シリーズのどれとは言いませんが。本物のゲーマーであればニヤリとするであろう小ネタを一方的に投げかけておいて、今回はこれまで。駄文にて失礼。
暑さで身が焦げそうだった7月も終わろうかという頃、君は僕の家に突然転がり込んできたね。初対面だってのに、君はやけに馴れ馴れしく、僕に挨拶をした。その時は、僕は顔じゃ笑っていたけど「失礼な奴だな」って、そう思っていたんだ。
おまけに君は酷く世間知らずで、僕に何でも尋ねてきたよね。僕が色々と教えてあげると、オーバーなくらいうなずいていたよね。僕がちょっとしたいたずら心で間違った事を教えても、君はそのまんま受け止めちゃったりして、僕はあわてて本当の事を言い直したこともあったなあ。
君は凄く純粋な奴だった。何にでも感動して、ちょっとしたことを気にとめて、いちいち僕に言ってきたよね。僕も仕事で疲れていたけど、君が毎日笑顔で色々としゃべってくれることが嬉しくて、心が休まる感じがして、ついつい夜更けまでつき合ったりもしたっけ。
そうそう、あれはいつの夜だっけ。君は僕も気づかないような気配におびえていて、「そばにいてね」なんて甘えてきたこともあった。まったく、何も心配する事なんかないのに。ホント、臆病者だったよな。大丈夫、君には僕がついているから、ずっと守ってあげるから。
・・・僕がそんな思いを抱き始めたころ、君は突然旅立つと言い出した。その言葉を聞いたとき、僕は今までに無いくらいショックを受けたんだ。頭が真っ白になりながらも、君に何があったんだ?それとも僕のせいか?じゃあ何が悪かったんだ?って、必死で考えた。今まで生きてきた中で、一番頭を使ったんだ。僕は必死だった。
言いたいことは沢山あったのに、口から出てくる言葉は「行かないでくれ」の一辺倒で、何か格好悪かった。でも君はもう決めていたんだよね?譲れない夢があったこと、そして今がその夢を叶える瞬間だから、行かなきゃならないって。君は涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらも、僕の目をじっと見つめていた。僕も、君の目を見て、あわてるのを止めたんだ。
だってさ、僕は気づいてしまったんだ。僕との別れを惜しみながらも、その瞳の奥底には、夢に向かって生きようとする、キラキラとした思いがあるってことに。そんなカッコイイ奴の旅立ちを、どうして僕なんかが止めることができようか。だから、僕は最後に笑顔で君を見送ったんだ。君が後悔せずに、旅立てるように。凄く辛かったけど、凄く淋しかったけど。
あれからもう2ヶ月、あっという間だった。冷たい秋風に吹かれる度に、君がいたあの夏を思い出す。だけど、僕はもう悲しんだりなんかしないよ。ちゃんと前を向いて、鼻歌でも歌いながら歩いて行くから。そうじゃなきゃ、今頃がんばっている君に失礼だもんね。大丈夫・・・ホント・・・大丈夫だから・・・。
とりあえずクリアしましたんで、ええ、早速レビューですよ。でもライトモードでクリアですけどね。ちゃんと理由があるんですってば。テッポウが、テッポウが、テッポウがー!!ほぼ打ち放題です。
オレとしては弾丸が無くってヘロヘロ逃げ回るってのは性に合わないので、出会ったゾンビ全員皆殺しです。「ディノクライシス」で溜まった鬱憤は完全に解消できて満足です。このゲームの主旨を完全に履き違えてますね。
今回の並みいるクリーチャーの中でも、まあ、誰でも話題にするでしょうが、追跡者の存在の大きさです。久しぶりにゲームの中で本気で 殺したい奴に出会いました。冒頭の一言コメント、某漫画のセリフをパクったんですけど、追跡者と戦うときは、このセリフが全てを物語っています。もしくは「最初の出会いは突然で、それなのに、彼ったらとっても積極的なんです・・・」など、レディースコミックの有閑マダムの寝言がしっくりきますね。とにかくムカついたの何の。でも、新アクションの回避行動のおかげでなかなかエキサイティングなガチンコを味わえましたけどね。
それ以外のバケモンと謎解きなんかは旧作とあまり変わらない印象を受けました。ストーリーの面でも、私設軍隊が投入された理由、「2」で現れたカプセルの謎の解明がかなりサラッと語られており、プレイヤーの推理に委ねるような形をとっているせいか、重厚な物語って感じはあまり受けませんでした。ジルとカルロスのラブロマンスもちと足りないぞ。ジルったら
ゾンビとイチャイチャしてばっかりだし、カルロスはカルロスでか弱い女の子を一人でほったらかして、貴様それでも男か!ってツッコミ所満載でした。
ま、それをマイナスしても、スリルと爽快感の緩急の使い分けはやっぱり上手いわけで、きっちり楽しませていただきました。あとは「ラストエスケープ」とか書いてあるけど、絶対終わりじゃねぇよな。このままどんどんシリーズを続けてもらって、アンブレラをちゃんと壊滅させて欲しいものです。しかし、「7」あたりまで続いたら「サバイバルホラー」の概念なんかどっか行っちまって、爽快ゾンビ殲滅バトルアクションになりそう。今回のライトモードを見る限り。
オレはどっちでもいいけどな。
「ときめきメモリアル」でとことん腐りきったコナミが男気を見せた潜入型アクションの決定版です。このゲームに対して「つまんねぇ」「難しい」「オヤジだらけで萌えない」と言っているような連中は全員オレの敵です。やったことの無い奴は今すぐゲーム屋行って来い。店閉まってたら開くまで待ってろ。まぁそのくらいオススメのゲームなんです。
やったことの無い人の為に説明。一度しか言わんから良く聞けコラ。テロリストに占拠された秘密兵器の眠る某国の基地に凄腕の軍人が単独で潜入して、その兵器の悪用をくい止めるといった内容です。かなり省略です。でないとストーリー紹介だけで批評が終わってしまいますので。
このゲームの最たる特徴は、ミリタリー色が濃厚であるにも関わらず、戦闘よりも隠密行動を重視している点にあります。厳重な警備の隙をついて、基地の奥深くまで潜り込んでいくのです。そんな地味なゲーム何がいいんだって?いや、要するにかくれんぼなんですよ。物陰に隠れて「やっべーよココじゃ見つかるかな。うわ!こっち来たヤバイ早く別の所へ逃げなきゃ!」って、ガキの頃ドキドキしながら遊んでませんでしたか?このゲームはその時の気持ちをやたらとリアルに思い出させてくれるのです。
隠れるだけじゃストレスが溜まるので、強制イベントやボスとの戦闘が設けられています。このイベント等もまた曲者で、調達した武器とアイテムをうまく組み合わせないとメチャクチャ辛い目に遭います。素早く相手の弱点を見抜き、それに対応した装備を考えていくのもこのゲームの醍醐味なのです。
そして作品全体を包む重厚なストーリーがたまりません。謀略と裏切りが幾重にも交差して、次第に明らかになる巨大な陰謀。最後の最後に訪れる大ドンデン返しには、ただ驚くばかりです。また、反戦・反核という強烈なメッセージがクリア後にも胸に突き刺さり、平和ボケしたオレ達を色々と考えされてくれます。ここまで主義主張がはっきりしたゲームも珍しいのでは。
でも、バカな部分は徹底的にバカです。中ボスが変態の集まり(リボルバー銃に弾を込めるのにいちいち興奮するジジイとか、殴ると喜ぶニンジャとか)だったり、段ボールに隠れてすぐ見つかって蜂の巣とか、デュアルショック対応のコントローラーの使い方とか、数えたらキリがありません。ま、そんな点も含めて、ユーザーに面白いモノを提供しようとしたコナミの姿勢が凄く嬉しい一品です。
願わくば次回作も、この調子でやってもらいたいものです。もちろん中ボスは変態(殴られると喜ぶニンジャ)で。
このゲーム、オレの中では1999年ベストコンシューマーゲームです。バンダイのアクションゲームというと何かと評判がよろしくないのですが、コレの出来はマジモンです。オレが保証します。
ゲームの世界観は、遠い未来、惑星を破壊するほどの威力を秘めた超巨大宇宙戦艦に爆破のプロフェッショナルである主人公が潜入、たった一人で戦艦を破壊するというなかなかの男っぷりを発揮できる内容です。まぁ実際には数人の仲間が存在して、そいつらと色々とチープなドラマを繰り広げるのですが、心底どうでもいい話なのでゲームの中身を語っていきます。
ゲームはステージクリア型のアクション。タイトルの通り、主人公のメイン武器は爆弾です。足下に設置したり、ロックオンで敵に貼り付けたりして爆破させます。ついでに一部の敵弾をかき消すこともできます。爆弾の数とロックオンの距離、そして主人公の耐久度は各ステージのパワーアップアイテムでどんどん強化される仕組みになっています。主人公の操作感は極めて良好であり、移動して爆弾のセットから起爆、敵の攻撃の回避行動等、全ての動作がストレス無しで行えるのがアクションゲームとして二重丸の出来になっております。
でもって何より驚かされるのが、爆破エフェクトの細やかさです。
ボンッ(起爆)
…バチィッ!(内部で延焼が広がっている)
チュドーン!!!(大爆発)
こんな感じです。真ん中の「タメ」の時間がいい感じです。この「タメ」があるからこそ、爆発をよりリアルに感じることができます。ゲーム的にも「タメ」が行われているうちに回避行動を取ることで主人公は爆発による無用のダメージを避けることができるし、敵を誘い出して爆風に巻き込むといった戦術も可能になります。
そして数多く現れる各ステージのボスとの戦闘は結構キツイです。ボスは基本攻撃力が高いので、一発の弾が命取りになる場合が多々あるのです。勝つためには相手の行動パターン、弱点の解析が非常に重要になります。特にラスボスの攻撃の凶悪さは目に余るものがあるので、自分の培ったテクニックを全て駆使して戦闘しないとあっという間に殺られちゃいます。この辺のパターン覚えが、昔ながらのアクションゲームに通じるものがあり、オレとしては評価したい部分です。
アクションゲームの面白さの根本である動かすことの気持ち良さに加えて、爆破することの気持ちよさを存分に楽しませてくれる「サイレントボマー」は、近頃カタルシスが足りないとお嘆きの貴方にオススメしたい一品です。何分マイナーな作品なので購入はお早めに。
THE 地球防衛軍(D3パブリッシャー/サンドロット)
−世界を賭けたアリ退治−
ゲームの面白さとは何だ?
綺麗なグラフィックか?
美しい音楽か?
壮大なストーリーか?
否!!そんなモノはすべて映画やアニメに任せておけば良い。我々ゲーマーが欲して止まないもの。それは,人間の根底にある闘争の本能を余すこと無く満たせるゲームである。
いくら口で平和を叫ぼうとも,人間の心はドス黒い。何かを壊し,燃やし,吹き飛ばしたその瞬間,興奮を覚えなかった奴がいるならお目に掛かりたいくらいだ。現に,過去「良ゲーム」と呼ばれているものの多くは何かしらの破壊行為を行っている。いかに気持ちよくこれを行えるかはゲームの本質に大きく関わっているのだ。
さて,今回紹介する「地球防衛軍」は,破壊という行為を行うゲームとしては横に並ぶものは無い傑作であるとオレは断言できる。そのブッ壊しっぷりといったらもう神が遣わした何かじゃないかと思うくらい素晴らしい。簡単にゲームの概要を説明すると,「インベーダーが地球を侵略にやって来た!奴らは巨大アリやらUFOやら怪獣やらで攻めてくる!地球防衛軍出動!武器を集めて奴らを殲滅せよ!地球の平和を守れ!!だけど隊員は一人しかいないぞ!!」という小学生のゴッコ遊びのレベルのストーリー。
しかしゴッコ遊びを開発者が本気で突き詰めて作っているので大変なことになっている。武器はマシンガン,ロケットランチャー,スナイパーライフル,ハンドグレネード等百種類も用意されている。各武器はそれぞれに特徴があり,弾数は多いが威力が無いとか破壊力一辺倒の必殺兵器だったりと様々。武器は敵を倒すことによって次第に増加かつ強化されていく。最初はパラパラドーンと頼りないが,終盤に近づくにつれズガガガガガガガガボガスカドズゴーンと胸がすくようなバトルシューティングが楽しめるようになる。ただし威力が強いと爆風に自分も巻き込まれて即死というリスクが伴う。誰が言ったか忘れたが,バカとハサミと破壊兵器は使いようなのだ。
ちなみにこのゲームでは,ステージにあるビルやらタワーやらの建造物は99%破壊可能だったりする。仕方がないのだ。インベーダーの侵略を食い止めるためには多少の犠牲は伴うものだ。下手をすると主人公の方が色々ブッ壊しているが気にしてはいけない。あと時には逃げまどう一般市民が居るが,彼らの真後ろには侵略者達が迫っている!!ならば君は迷わずトリガーを引け。爆炎とともに宙を舞う市民達を見ることになるだろうが,地球平和という大義を背負っている以上,多少の犠牲は伴うものだ。まぁ要するにそんなのはどうでもいいから目に映る全てをデストロイするんですよ!!気持ちいいぞ!!
何よりも驚くべきはこんな素敵な内容のゲームが何と税込み2100円で手に入るという事実だ。それなのに7000円近く払うそこら辺のゴミみてぇなゲームより面白い。楽しさは金の多い少ないではないという普遍的な事を思い出させてくれる作品である。なので君たちも今すぐゲーム屋に走ってコレを買うこと。そして共にこの青い星を防衛しまくるのだ!!