爪を折ってしまった



ピーターがトイレの金網で爪を引っかけて折ってしまいました。 かなりの出血で驚きましたが、結局、病院へ行くほどでもなく済んで助かりました。 簡単ではありますが、その時の様子の記録です。

1999年12月11日(土)午後3時20分ごろ

 ガタンと音がして、ぱたぱたとピーターがケージから走り出してきました。 見ると血が点々と落ちています。ピーターを見ると右手からぽたぽた血を流しています。 ケージのどこかで手をひっかけたのか?手のどこを怪我しているのか? 見てやろうと手を伸ばすと、「ぶっ」(さわらないで)と威嚇します。 威嚇するほど元気ならそんなにひどくはないはずですが、血の出方が多すぎます。 この血の出方は以前に爪を折った時の出方に似ているので、 また爪を折ってしまったのかと思い、ケージの中をよく見ると、 トイレの金網に引っかかって折れた爪(写真1)が見つかりました。

事故現場写真

写真1 事故現場
事故後、爪が引っかかるような隙間をペンチで押さえておきました。

 かなり根本から折れている(写真2)ので、出血がひどいのは当然です。 (爪を切って採血する場合があります:コラム参照

自己現場写真

写真2 無惨に根本から折れた爪

 病院へ行くべきか迷いましたが、爪が折れただけのけがなら、 出血さえ止まれば他に処置することはない (用心するなら化膿止めに抗生物質の投与が考えられますが)ので、 血が止まることを祈りながらピーターの様子を見ていました。 ピーターは、しきりと手を舐めています。 また時折、顔を洗うときにするようにバッバッと手をふります。 幸いにもしばらくして血は止まりました。(出血は数分だったと思います) ただ、痛むのか、しきりに手を舐め続けています。 気をまぎらわせてやろうと思い、 大好物のラフランスを与えると飛びついてきました。 元気になってねと思いをこめてたくさんラフランスをあげましたが、 あっと言う間に食べてしまいました。 しばらくすると牧草まで食べはじめるので、どうやら大丈夫のようです。
 結局1時間もしないうちに平気で部屋の中を歩き回るようになりました。 出血も完全に止まりましたので、もう病院へ行く必要もありません。 手の先ですので薬をつけても舐められてしまいますので、かえってよくないでしょう。 しばらくは、なるべく動き回らせないように注意するだけとしました。 ただし、傷の化膿は怖いので、数日は特に注意深く観察するつもりです。
 今まで病気も大きなけがもなく無事に過ごせてきましたが、 今回のけがもたいしたことなく済んで本当に助かりました。 また、うさぎの自己治癒能力の高さを改めて認識させられました。

そして2週間あまり経った頃

 傷が化膿することもなく、無事に2週間ほど経過しました。 折れた爪も伸び始め、もう心配はいらないと安心していました。 しかし、思ってもみなかったことに悩むはめになったのでした。 それは、ピーターがトイレを外すようになってしまったことです。 この続きは、飼育コーナーのトイレの設置としつけをご覧ください。

コラム:うさぎの採血法

 うさぎの場合、一般的には耳介から採血します。 また、犬猫と同様に前足から採血されるお医者様もいらっしゃいます。 ところが、血が思うように採れない場合に、爪を切ることで採血する場合もあります。 ただ、爪を切る方法では、麻酔されていないとかなり痛がりますので、 血液検査がどうしても必要な場合に行われるようです。 また、今回実際に血液を見てよくわかりましたが、爪からの出血は動脈血の方が多いようです。 静脈血のように赤黒い血でなく、動脈血の明るい赤い血でした。

参考文献

 うさぎ学入門
 斉藤 久美子 著
 出版 株式会社インターズー

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