うさぎの健康診断を病院でしてもらっている方も大勢いらっしゃると思います。 その健康診断の項目に尿検査がありませんでしたか。 尿検査は、腎機能や泌尿器の疾患を見つける検査です。 これらの病気でうさぎによくある疾患として、膀胱炎、尿結石症、子宮腫瘍などがありますが、どれも症状として血尿が出る場合があります。
ところで年に何回くらい病院で健康診断をしてもらっていますか。 もし、子宮腫瘍ができ、3ヶ月以上も気がつかずにいたら、かなり進行してしまいます。 かといって毎月病院でうさぎの健康診断をしてもらう人も少ないと思います。
家庭でも尿試験紙による潜血テストを行うことで、膀胱炎や子宮腫瘍などの泌尿器関係の疾患を早期発見できると思いますので、ここにその方法を紹介します。
| 尿試験紙 | |
|---|---|
| 製品名 | 会社名 |
| ウリエースKc | テルモ |
| メディテープ | シスメックス |
| N-マルティスティックス SG-L | バイエルメディカル |
| ライフスティックス | 三共 |
| ウロピース | 藤沢薬品 |
| ウロペーパー | 栄研化学 |
| BMテスト | BM東宝 |
| プレテスト | 和光純薬 |
| U−テスト | 三和化学 |
| ユリチェック | 合同酒精 |
| テステープ | 塩野義 |
| ユリフレット | 京都第一化学 |
| ラピグノスト | ヘキスト |
尿の採取と検査
人間なら尿をコップに採るわけですが、うさぎの場合そんなわけにもいきません。
たいていのうさぎさんならトイレのしつけくらいはできていると思いますので、
トイレに工夫をして採尿しましょう。
一部にビニールを敷くか小さな器を仕掛けておき、うまくその上にしてくれたら
すかさず試験紙をひたします。
判定
試験紙の判定方法に従って判定してください。
たいていの尿試験紙は、指定時間後に色調表と比較して判定します。
反応時間は、約20秒なので素早くチェックしないと正しい結果が得られません。


診断と対処
潜血反応が陰性であることを確認します。
ただし、今回陰性であっても100%病気でないと断言できるわけではありません。
前回の排尿時に血液成分が流されて、たまたま今回反応しなかったという場合もあり得ます。
100%安全とまでは言い切れませんが、膀胱炎や子宮腫瘍などの尿路系、生殖器関係の病気である可能性は低いでしょう。
陽性であった場合は、
赤血球反応(点々と反応)かヘモグロビン反応(全体に反応)かを確認し、
陽性の強さ(+〜+++:ワンプラス〜スリープラス)を判断します。
すぐに病院へ行ける場合は、病院で事情を話し再検査を受けましょう。
夜間であったりして、翌日以降にならないと病院へ行けない場合でもあわてず、
次の排尿を待って、もう一度再検査してみても良いかも知れません。
また、陰部を外から見て異常がないか、
お腹を触ってみてしこりがないか確かめることも大切です。
尿への血の混じり方で、疾患が尿路系か生殖器系か判断できる場合もありますが、
これ以上は素人判断せず、診断は獣医さんに任せましょう。
