特訓のかいあり、無事にレベルアップ&アイテム購入をすませた4人組。
いざ、姫を救うべく出陣の時がきた!
 
パーティーメンバー
戦士=オスカー 赤魔導士=オリヴィエ 白魔導士=リュミエール 黒魔導士=クラヴィス
その他
騎士ガーランド=レヴィアス
 
コーネリア城下
 
 
戦「いざ、出陣!今こそ、我らの真価が問われるとき!」
 
赤「おーおー、格好いい!そんじゃ、出かけますか」
 
戦「ところで、どこへ行くんだ?」
 
赤「がく!あんた、王様の話聞いてなかったの?」
 
戦「…い、いや、聞いた覚えはあるのだが」
 
赤「はいはい、覚えてないんだね。いいよ、それは、神様の得意技…あんたの責任じゃないさ…」
 
白「行き先はカオス神殿ですね。ここから、北西の方角にあります」
 
赤「お、リュミちゃん、詳しいね」
 
白「はい、クラヴィス様が、水晶球で調べてくださいましたので」
 
黒「…この遠見の水晶球に見えぬものはない…別名を攻略本というのだがな…」
 
戦(むっ)「そうですか、では、参りましょう」
 
赤「おや、なんか、挑戦的な態度だね」
 
白「どうかしたのですか…?何か気に障るようなことでも…」
 
赤「あ、いいのいいの、リュミちゃん。オスカーってば、クラヴィスに張り合ってるだけだから。気になるなら、
ちょーっとだけ、おだててやってあげて」
 
白「オスカー、頼りにしております…」(目をうるうる)
 
戦「ふ、リュミエール、任せておけ!どんな敵であろうとも、俺の剣で蹴散らしてくれる!」
 
白「なんと、頼もしい…さすがはオスカーですね」
 
戦「当然だ、はっはっは」
 
赤「…簡単に機嫌が直ったね…ちと脱力」
 
黒「…まあ、良かろう…」
 
カオス神殿
 
戦「さて、ついたぞ、ここに来るまでの敵は全て俺の剣でなぎ払ったのだ!」
 
赤「鼻息荒い〜〜」
 
白「ですが、けして誇張ではありませんでした。すばらしい戦いぶりでした…」
 
戦「どうした、リュミエール…、そんな目で見て。ふ、惚れ直したか…?」
 
赤「こんな所まできて、色気だしてんじゃないの、さて、神殿にはいるよ」
 
戦「痛い!こら、耳を引っ張るな、オリヴィエ!」(ずるずると引きずられていく)
 
黒「…道が分かれているな…」
 
白「まっすぐ、中心部に向かうべきでしょうか?」
 
赤「ちょっと、行くまでにその辺探索しておきたいね。何か役立つアイテムも、あるかも知れないし」
 
戦「じゃ、まずは右の廊下を行ってみるぞ」
 
白「はい…」
 
戦「安心しろ…どんな敵が来ようとも、俺が全て追い払ってやる…」
 
赤「…だから…って、いちいち言うのも、面倒くさくなってきたよ」
 
黒「…放っておくがいい…私の水晶球は、今は左側へ行ったのち、中心に行くべきだと告げているが…」
 
赤「んじゃ、左を調べてから、中心ね」
 
戦「おい、なんで、そうなるんだ!」
 
赤「できるだけ、無駄は省きたいじゃないか」
 
白「そうですね、ここは、クラヴィス様の水晶球が導いてくださる通りに、参りましょう」
 
戦「お前が言うなら、それでいい」
 
赤「単純…って言うか、あんた、相手によって態度変わりすぎ!」
 
黒「…行くぞ」
 
(何度か戦闘)
 
黒「…この部屋に何かある…」
 
赤「お!皮の帽子発見!これ、まだ売ってないんだよね!」
 
白「…役に立つ物がいろいろ置いてあるのですね…」
 
戦「さあ、リュミエール、これはお前が装備しろ」
 
白「え…?いえ、あの…」
 
赤「ちょーっとお待ち!気持ちは分かるけど、ここは、一番体力が低い、クラヴィスに装備させるべきだと思うよ」
 
白「わたくしもそう思います…わたくしは皆様のケガの治療しかできませんが、クラヴィス様の黒魔法は、
きっと戦いの役に立ちます…万が一のことを考えれば、クラヴィス様に装備していただくのが順当かと…」
 
戦「…く…お前がそう言うのなら、仕方がない…ではクラヴィス様、帽子を装備してください」
 
黒「では…」
 
戦「リュミエール、お前のことは俺が全力で守るからな」
 
白「オスカー、ありがとうございます…嬉いです…」
 
赤「なんかもう、見ちゃいられない…とにかく、あとはもう探索の必要はなし?」
 
黒「…いずれ、また、ここへ来ることもあろうが、今は他に出来ることはない…では、レヴィアスの元へ行くとするか…」
 
白「…はっ!…クラヴィス様、少しお待ち下さい!」
 
赤「え?急にどうしたの?」
 
戦「どうした、リュミエール!」
 
黒「…(無言)」
 
白「いえ、たいした事はないのですが…今、ふと気が付いたことがあるのです…」
 
戦「なんだ?一体どうした?」
 
白「…黒魔導士の帽子を被ったクラヴィス様…なんとなく、吸血鬼●ンターDに似ておりませんか?」
 
戦「…ばた
 
赤「…なに、それ…(ばた)
 
白「あ…オスカー、オリヴィエ!どうされたのですか?」(おろおろ)
 
黒「…ふ…戦わずして無力化するとは、…敵であったら、恐ろしい相手となりそうだ…(なんとなく脱力)」
 
赤「突然、思いつきで脱力するようなこと、言わないでーーー!」
 
 
 
敵の元へ行く前に思わず脱力する3人。
深い意味はないが、なんだか、妙に気になってただけなんだ、黒魔帽子のクラヴィス!
気を取り直して、いざ!