無事にレヴィアスを倒し、ロザリア姫を救出した4人。場面は変わって王の間へ。
 
 
パーティーメンバー
戦士=オスカー 赤魔術士=オリヴィエ 白魔術士=リュミエール 黒魔術士=クラヴィス
その他
コーネリア王女・セーラ=ロザリア コーネリア王=ジュリアス
コーネリア城王の間
 
王「よくやってくれた。光の戦士達よ。約束通り、北の大陸への橋を架けよう
 
戦「感謝いたします」
 
赤「(小声)別にギブアンドティク、ありがたがる必要もないと思うけど、ここは、素直に感謝しておくか…。
約束を守ってくれて、ありがとう。物堅そうに見えたのは、外見だけじゃなかったんだね〜」
 
白「(小声)オリヴィエ、それでは、皮肉のように聞こえますよ…」
 
王「(こほんと咳払い)このジュリアス、一度した約束を破ったことなど、いまだかつてない。
橋の修復にはすぐに取りかかる。それまで、ゆっくりと休養をとり、旅の支度など整えるがよい」
 
戦「ははっ」
 
姫「クラヴィス様…」
 
黒「姫…」
 
姫「クラヴィス様、どうぞ、このリュートをお持ちになって下さいませ。これは、わたくしを連れ出すときに、
レヴィアスが一緒に持ちだした物…きっと、何かのお役に立ちましょう…」
 
黒「それでは、お預かりする…」
 
姫「でもお約束してくださいませ。全てが終わりましたら、きっと、クラヴィス様ご自身がこれをもって、わたくしの
所へ帰ってきてくださると」
 
黒「…必ず、約束しよう…これを姫の元へ返しに来ることを…(じーっと見つめ合う)」
 
姫「…お約束…ですわね…(頬染めて見つめ合う)」
 
赤「ちょ、ちょっとー!いきなり、熱い展開になってる!」
 
白「クラヴィス様、よろしゅうございました…お心が通じ合うお方と巡り会えて…(ほろり)」
 
王「まて!橋を架ける約束はしたが、姫をやる、といった覚えはない!
 
戦「は、ジュリアス様…額に、青筋が…」
 
黒「人の色恋に口を挟むとは、無粋な…」
 
姫「お父様は、長年独り身ですので、カリカリしておりますの。どうぞ、お気になさらないで…」
 
黒「ふ…姫の瞳を目の前にすれば、どの様な障害があろうと、目をそらすことなど出来ぬ…」
 
姫「…まあ…(ぽっ)」
 
赤「クラヴィスって、意外と口説き上手!オスカー顔負けじゃない?」
 
戦「いちいち、俺を引き合いにするな!」
 
白「お后様、いらっしゃいませんでしたっけ?」
 
赤「うーん、いたような、いなかったような…影が薄すぎて、全然覚えがない…」
 
王「…そなた達…(怒)」
 
白「王様が切れそうです…」
 
黒「ふ…姫よ…いずれ戻るその日まで…(王様のことはしらんふり)」
 
姫「ええ…いつまでもお待ちしておりますわ(こっちもしらんふり)」
 
王「待つ必要などない!今、ここで、私の手で成敗してくれるわ!そこになおれ!」
 
赤「ひえー!ついに王様が切れた!」
 
白「クラヴィス様、ここはひとまず退出いたしましょう!」
 
黒「姫よ…必ず約束は守ろう(リュミに引っ張られながら)」
 
姫「お待ちしておりますわ…」
 
王「そなた達!私を無視するのではない!」
 
戦「気をお鎮め下さい、ジュリアス様!殿中でございます〜〜〜〜〜!!!
 
コーネリア城下
 
 
戦「大変な騒ぎだった…」
 
白「オスカー、お疲れのようですね」
 
黒「ふ…(他人事のように)」
 
戦「クラヴィス様、誰のために揉めたと思ってるんですか!」
 
黒「娘の恋路の邪魔をする、狭量な父親のせいだ(きっぱり)」
 
白「…クラヴィス様がここまで仰るとは、本気でいらっしゃるのですね。それでしたら、わたくしもできるだけ、
応援させていただきます!(握り拳)」
 
戦「止めてくれ、リュミエール!ジュリアス王に恩を仇で返す気か?」
 
赤「なんかさー、嫁と姑に挟まれた婿さんみたいだね…あっちを立ててれば、こっちが立たず」
 
白「むろん、ジュリアス王には感謝しております…今も、わたくし達のために、この地の人々が
一生懸命に橋を修復してくださっております…。その期待に応える事…それはすなわち、無事にこの地に
戻ってくるという事です。そして、クラヴィス様の恋を応援するという事は、それこそ、無事にこの地に戻ってくる
という事。何ら反することではありません!」
 
戦「う…言われてみれば、その通りではあるが…」
 
白「わかって下さいますか?オスカー」
 
戦「何か釈然としない物を感じるが…お前が言うのなら、そうなんだろう…」
 
白「ありがとうございます、オスカー!では、クラヴィス様の恋を叶えるため、皆様の期待に応えるために、
精一杯頑張りましょう!そして、大地にクリスタルの光を取り戻しましょう!」
 
戦「判っている、リュミエール!共に戦おう!」
 
白「嬉いです…あなたなら、わかって下さると信じておりました…」
 
戦「リュミエール…」
 
黒「話は、ついたみたいだな」
 
赤「つーか、オスカーが一方的に、リュミちゃんに丸め込まれた気がするよ…」
 
 
いよいよ、真のオープニング間近。
使命感に燃え上がる4人組!…ちょっと勘違いしてる風ではあるが、大丈夫か?