入れ歯は、顕微鏡拡大観察下で作られている
虫歯菌 = ミュータンス菌(ストレプトコッカス・ミュータンス菌)
口腔内には、大きさは約1μm(1/1000mm)の球状の虫歯菌がいます。
硬いエナメル質、象牙質を、こうした菌にむしばまれて虫歯となりますが、治療によって削除された歯質はより簡単に蝕られます。
被せる歯との間にはできるだけ隙間の無いように精密に作られています。
歯科技工士は、顕微鏡拡大観察下の作業によって、肉眼では見られないミクロの世界を把握しより精密な作業をする必要があります。
適合
こうした歯科技工物をミクロの作業によって歯に被せるクラウンをピタリと合わせることを「適合」と読んでいますが、 数μmの誤差を求めて、コントロール作業するため、肉眼では見えにくい部分を顕微鏡拡大観察下にて、精密、正確、確実な作業をします。
ゆえに
こうしたより良く適合させ、口腔内の二次的歯質欠損、虫歯などを予防しています。このような繊細な入歯づくりには高度の熟練度を求められ、 上手な歯科技工士の手技はコンピュータ〔CAD/CAM〕も適いません。 さらにミクロの空間にはセメント材、接着剤などにて密封し、かつクラウンなどの脱落、剥離のないように口腔内での維持管理を施します。