最近流行の女の子向けのゲーム知ってますか?
「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」っていうものです。
100円を入れると衣装のカードが出てきて、
そのカードを筐体のカードリーダーにスキャンさせることにより
自分のキャラクターを着替えさせることができるらしいのです。
カードには「帽子」「服」「靴」などの種類があり、それぞれに何通りものデザインの
カードがあるらしいのです。
(あまり細かいところは知らないので、突っ込まないでくださいね)
持っているカードの枚数が多ければ色々なオシャレを楽しむことができるということでしょう。
そして、手持ちのカード枚数が増えてきた人用に、
専用のカードフォルダーなどというものまであるのです。


虹のママには
「行列ができて、すごい人気なんだから・・」
って聞いていたのですが、いやすごかったですね。
見てみると本当に子供たちが一列になって並んでいるんですよ。
なんだか一世を風靡した頃の「スペースインベーダー」や「ゼビウス」等を思い出しましたね。
いや、あの頃は100円玉をゲーム機に積み上げてしまって、
次の人が列を作って待っているなんていうことは無かったと思いますけどね。
少し話がそれましたがその「ラブベリ」(というのだそうです)に
虹の子たちもすっかりはまっていて、
専用カードフォルダーなるものもいつの間にかもっていたりするわけでして・・・


 ある日、虹の家族と親戚の夫婦とで近所の総合ショッピングセンターに行ったときのことでした。
そのショッピングセンターにも当然のごとく設置してある「ラブベリ」の筐体。
そして当然のごとくそこに並ぶ虹の子たち。
長い待ち時間の後ようやく訪れた虹の子2がゲームをしている最中にその事件は起こりました。
現場に居合わせたのは、虹の子2(ゲームをしている当事者)と親戚のおじさん(見学者)でした。
ラブベリのゲームの流れとしては「着替えフェーズ」と「ダンスフェーズ」があるようで、
その着替えフェーズのときに、虹の子2がキャラクターに着せたい服があったのでしょう。
「あ、あの服のカード何処にあるかなぁ?」
といいながらカードの入ったフォルダーをぺらぺらとめくって探していました。
しかし、なかなか目的のカードが見つかりません。
「あれ?あれ?どこ?どこ?」
といいながら次第にあせり始めました。
「ない、ない、どこ?どこ?も〜〜〜!!!」
あせりの次にきた感情は苛立ちだったようです。
丁度このときに、見かねた親戚のおじさんがこうアドバイスをしてくれました。
「帽子は帽子、ドレスはドレスだけで集めて一つのページにまとめておくと探す時に探しやすいよ。」
ごもっともな意見です。当然の意見です。
大人からしてみれば、そして普通の心理状態のときであればあきらかに正しい意見です。
しかし、虹の子2はおじさんのそのアドバイスにたいしてこう答えました。
「うるさいなぁもう!ガタガタ言ってるとおまえの頭でスキャンするぞ!」


幼稚園の年長組の極道の女ですな。これは・・・
親戚のおじさんは笑ってくれていましたが、
なんとなく気まずいような気がしたのは私の気のせいでしょうか・・・