問題
「極悪レスラー デストロイ毒島
リング中央で バイソン塚本を
持ち上げ そのまま・・・・・・」

・・・・・・に入るセリフを答えよ

 

 ブルースは愛国者ではない。2択で「愛国者」か「売国奴」か、どちらか?と言ったら6:4で売国奴であろうか。
 船木よりシャムロックを応援するし、武蔵よりレイ・セフォー(まぁ、これは当り前か)なのである。
 しかし、こんな男が、郷土愛は強い。埼玉を軽んじる者とは常に死命を決する覚悟があるという。(ホントかよ)
「山手線沿線以外は東京とは呼べない」という豊島区民のタキオンや、横浜嫌いの川崎市民の肉弾頭には理解できぬ県土愛に満ち溢れているのだ。

 ブルースの案内で埼玉紀行。奇行ではない。まずは満洲家庭料理の店へ。国道16号線沿いの岩槻と大宮の間あたりの店。「満州」ではなく「満洲」なところがシャレてるね。
 まずは水餃子。これ、皮が粉っぽいのね。でも、ウマイ。皮はモチモチさせるものと思い込んでると違和感があるが、でもなんか新鮮な食感。面白いよ、これ。
 あと、「満州サラダ」とか、「鶏の煮込み」とか、何故か葛がいっぱい使われてるのが面白い。
 味もおとなしめについてて食後感もグッド。
 値段も三人で親の仇のように食べまくって8千円弱。ボリュームもあるし、まあまあのところかな・・・と思ってたら、店を出たところで呼びとめられて・・・「計算間違ったから、もう一度精算を」
なに〜〜〜
・・・で、三千円返って来た。
なに〜〜〜
 一人頭1700〜1800円だって。小食なら1000円かからない。つーか、小食なら一人で一品食べきれないだろうね。

そして、舞台はブルースのド地元川越市へ
「時間あるなぁ。世界一の養豚場と、好き者の肉屋の親父が個人でやってる武具の博物館とどっちに行く?」
「近いほう」
「んじゃ、博物館だ」
「その後、遠い方」
「・・・・・・なるほど」

 実に実戦派の博物館であった。1メートル以上はある錆の浮いた打ち払い十手を説明する館長(ヒマそー)が実にイキイキと、
「これは戦国末期に使用されたもので、十手が捕り方の身分証明程度になった江戸時代とは実用性が全く違う。実際に刀と戦った武器で、鍛鉄だから、打ち合ったら刀なんて折れちゃうんだよ」
 実戦に使ってない道具は置いて無いんじゃないのか?
 我々も武器好きなんで思わず興奮したが・・・
   皮製の馬用鎧と龍頭を模した馬用兜
「ド、ドラゴンだ!ドラゴン重騎馬隊!!」
   鞘に毛皮をつけた太刀
「傾(かぶ)いてる〜。傾奇者だよ〜」
 中でも、スゴイのが後藤又兵衛の兜。他にも変わり兜ということで、念仏入りとか天狗っぽいのとか、超カッコいい面頬とかあったんだけど、又兵衛のは圧巻。
 1メートル半くらいの2本の角がついてるんだぜ〜
 一体どうやって戦ってたんだ、こいつら。
 大坂夏の陣で獅子奮迅の活躍をしたが、鉄砲隊に囲まれて蜂の巣にされたらしい。徳川方にしてみれば必死だったろうね。なにしろ後藤又兵衛と真田幸村に合流されたら戦局がひっくり返るんだから。
 一騎当千どころじゃないからね。二騎当二千万だし。又兵衛のパワーが1000万、幸村の技が1000万。2人が合流して、又兵衛が幸村の背中に乗ったらもう、ロングホーントレインで徳川方皆殺し。

 ちなみに、館長の説明によると、その角はじつは皮製のダミーであった。漆を何度も重ね塗りして鉄製の兜と一体化してるように見せているとのこと。
 ハッタリだったんだ。でも、だからいい。戦国時代のみなさん、ほとんど全員でかぶいてます。さすがです。
 ちなみに当日の傾奇者大賞はその館長だな。近所の肉屋の親父が道楽でやってるそうだが、「定期的に展示物を入れ替えるのでまた来て下さい」とのこと。一体、どれだけあるんだ〜?

 そして世界一の養豚場へ!
 ここのサイボクハムブランドはドイツのハム・ソーセージ品質競技会で金賞を受賞したベーコンなど、とにかくすごいらしい。
 養豚場、市場、売店。とにかく豚、豚、豚だ〜。
 レバー焼、骨付きソーセージ、フランクフルト、ポークステーキ。とにかく食べまくったね。うわ、書いてたらまた喰いたくなってきた。大量に買って帰ったベーコン。これもなんてーか、「ウマ〜〜イ!!!説明不要!!!」ってところかな。

 そして、ブルースお薦めのスペイン料理店へ。
「実は、俺も入ったことないんだけど」
・・・おいおい、薦めんなッッッ!
 ところが、度肝は抜かれたね。店の前に直径4メートルはあろうかという巨大なパエリア鍋。
 店内には、所狭しと大小のパエリア鍋。
・・・これは期待できる。ここはパエリア自慢の店なのか〜

 全然ダメでした。だってパエリアが皿に乗って出てくるんだもん。おコゲがないんだもん。なんのためのパエリア鍋よっ?
 他の料理も、可も無く不可も無くってーか、ちょっと不可あり。あの巨大パエリア鍋はハッタリかよ・・・ハッ!
後藤又兵衛の角か?
傾いてやがるゼ!この店!
 でも、デザートは良かったよ。5種類のデザートが選べるので、「ここから・・・・ここまで」全種類三人でいただきました。
 ヨーグルトの酸味とジャムの甘味の効いたのとか、タルトとかスペインせんべいとかね。まぁ、ちょっとは救いがあったかな。

 うん、ま、川越はいい街だった。また来たいね。川越で遊びたい人はブルースに連絡すれば、大喜びで歓迎してくれるぞ。

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