そう、ここが刀削麺の店。泊まっているホテルのすぐ裏にあるのです。
2年前も同じホテルに泊まったのだが、「食事の回数に限りがあるのに、麺だけで腹一杯にするのはもったいない」などの理由で結局食べなかった、心残りの店なのだ。
刀削麺とは、練って固めた生地の塊を、麺包丁で削り飛ばして鍋に連続で叩き込むという荒業が要の、伝説の麺料理。
この、シャキシャキ削り飛ばすパフォーマンスが見物なのだが、タイミングも悪く、写真は撮れませんでした。
どーしても見たい人は、神田に刀削麺の店があるので、一度行ってみてはどうでしょうか?

もともとは、本当の刀で削っていたのでこの名前がついたという。
なんと無骨な・・・・・・この俺にこそ相応しい料理ではないか。


そして、無造作に作りかけの餃子。
なんと飾らない店だろう。ま、台湾じゃあ当り前みたいですが。
すると、伝票を押しつけられました。「勝手に書け」ってことらしいです。それが注文の替わり。
これも、台湾的手法かなと思ってたんですが、
いえいえ、あとから店に入った中国人の親子も、伝票渡されてなんだか驚いている模様ですが?
飾らな過ぎです、アナタ達!
それならば、こちらからも真っ向勝負といくぜ。看板にでっかく「牛肉刀削麺」って書いてあるくらいだ。さぞや自信があるんだろうな?まずかったら看板をいただくぜ。
牛肉刀削麺と水餃子に丸をつけて伝票を返す俺。
さあ、勝負だッッ!

この味、飾らな過ぎるッッ!
不均一な太さの麺が醸し出す、不揃いな食感を楽しめるか否か?俺は大いに楽しんだが、アナタはどうだろうか?
機会があったらお験しあれ。いずれにせよ“珍しい経験”はできるハズだ。

判り切っていたことだが、餃子がウマイ。ハッキリ言って、看板料理よりも数段ウマイ。
台北でマズイ水餃子を喰らうことは果たして物理的に可能なのだろうか?

俺は、置いてけぼりを食らわした(ワケではなかったことは杉並のレポートを読んでいただきたい)連中への恨みも忘れて上機嫌でホテルに戻った。
ビバ!!水餃子!!!
・・・・・・あ、いかん、刀削麺の話だったっけ。

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