出たッ!これが韓国刺身!
・・・いいえ、ただの御造りです。
タイやヒラメの白身魚を中心に、サザエとかも入っているけど、ごく普通のお刺身盛り合わせです。 確かに旨そうだけどね。
まぁ、ここまでいろんなおかずで楽しませてくれたことだし、ここはオーソドックスに刺身を楽しみますか。
辛みそで喰う白身魚の味にも興味あるしね。

さて・・・
「あ、ちょっと待ってください」
兄ちゃんの制止が入る。なに?まだ、喰っちゃいけないの?




サンチュと、エゴマと、にんにく、青唐辛子、そしてごま油と味噌のタレ。
これは、いうなれば豚バラ焼きのセット。鉄板で焼いた豚バラ肉を巻き込んで食べるとうまい、あのセットじゃあないですか。

これ以上、説明は要りますまい。
旨かったのですよ。
味噌ダレと一緒に巻き込んだ刺身が、こんなに旨いだなんて!!
葉っぱがなくなっても、味噌ダレ、辛みそ、醤油でいろいろ食べまくる刺身には、口が飽きず最後まで新鮮に味わえるバラエティーがある。
肉のうまみを引き出す韓国食の奥義。魚肉にも、十二分に通用するこの迫力。
帰るとき、俺たちは言ったものだ。
「質、量、ともにこの満足感。一人4千円は安い!」

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