心して待て。
泣いても笑っても、これで最後なのだよ。
この店はうまかった。
菜肉蒸餃とか豆沙小包とか、ビックリする喜びを教えてくれた。
だが、俺達は“世界一の小龍包”の名に必要以上の期待感を抱いていたようだ。
確かに、世界一。しかし、それはかつて喰ったことのある世界一であった。
王貞治が755本打った時と、756本打った時。君等はどっちに熱狂したかね?(25歳以上限定質問)
さて、俺達を驚かしてみろ!
いやさ、俺達を驚かしてくれ!小龍湯包!!
コレだけ20個入り。小ぶりの小龍包だ。
これだけではまだ判らん。土日の朝9時から10時までの限定メニューとしている、その凄みは見えてこない。
そこへ・・・・・・なんと、スープだ〜〜!!
小龍湯包の“湯”とは、小龍包を入れるスープのことだったのかッッ!(白々しいですか、俺?)
取り分けられたスープにこの小ぶりの小龍包
・・・待てよ、小龍包の皮の中にはスープが詰まっている。
外からはスープが染みてくる。つまり、
挟み撃ちってコトになるな・・・・・・
汁がブチュルルッッッ!!
コレだッ!
コレなんだよッッ!!
やったッ!やっぱり鼎泰豊本店は世界一の小龍包の店だったんだ!
終劇