地下鉄に乗っていこう。
俺達の約束の地へ、地下鉄に乗って。

台北市内には完成したばかりのキレイな地下鉄がある。
最終日、ホテルをチェックアウトした俺達は3日間俺達のベースキャンプであった「金星大飯店」をあとにした。
歩いて3分の雙連駅から乗り込み、台北駅で乗り換えて忠孝新生駅で下車。
金山南路を南下した俺達は、いろいろ迷ったりしたが開店15分前に鼎泰豊に辿りついたのであった。
以上の記述は事実に沿っており、「金星大飯店」に泊まって鼎泰豊に行くときは役に立つのでプリントアウトしておこう!
そして、そのときは俺も誘うように。
さて、行列である。
日本人もちらほら。ちなみに、その行列の真横に面白いものがあったので乗っけておきます。
血の滴るスクーター
実に台北的。
しかし、どうやって乗って帰るんでしょう?と悩んでる間に開店。動き出した行列は・・・あっという間に全て店内に呑み込まれた。
なにッ!行列のできる店って、開店前に勝手に待ってるだけの話?
それを受け入れるキャパシティと回転能力が台湾飯屋にはある。どの店でも注文して待たされた憶えがないもんなァ。
店外に分不相応な行列を作らせて悦に浸っている日本の一部の飯屋にも見習ってほしいものよ。
必死に点心を包む職人の集団の間を通って2階3階の客席に案内される俺達。
なるほど、小龍包を包む時は皮の端っこを爪先で引っ張り伸ばしてから上で捻るのね。
早速勉強になった。
慌しくお茶が振舞われる中、卓上立てかけ式のメニューに頭を集める俺たち。
どれだ?どの点心がお好みだ?
ソバや飯やちょっとしたオカズもあるが、今日は俺達点心を喰いに来た。
点心だけでも8種類ほどある。
「ええと、これを2つと・・・」
言いかけたすの字を制して、注文とりながらお姉さんが
「全品、10個入りです」
え!10個?10個なら・・・・・・・
「5人で割りきれるじゃん」
悩むことァないんだ。
すの字の指が点心のメニューの一番上を指す。そのとき、全員のこころが一つになった。コンバインOKである。
「ここから・・・・・・」
指が、メニューを下までなぞった。
「・・・・・・ここまで、全部ひと籠づつ」



さあて、いよいよ世界最高の小龍包にチャレンジだ〜〜!

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