そして、アレだ、揚げ鶏の香味ソースだ。
と、まあだいたい予想して頼んだんだけど、コレがそのアレだよ、アレ。
カリッと食感、ホワーッと香味。ほんのり甘酸っぱいこのソースがなんとも・・・・
いや、この香り・・・・これは・・・・
香菜だよ〜〜!
これがこの、実に合う!香菜が油のしつこさを打ち消すから、純粋に旨みだけが残るんだよ!
これが、俺の今日のハイライトだな、絶対。
と、思うなよ、途中で!
このあと、控えていた真打ちが凄いぞ〜!
これだ、三色鶏。
言うなれば鶏コロールだよ。
3種類の肉が、醤油味に炒め煮されているぞ。
肉、内臓、そして、最後の一つ、内臓よりもコクがあってモチモチした食感の、この黒い塊はなんなのだ?
俺達がその正解を得たのは翌日の昼なのだが、諸君には前倒しで教えてしまおう。
これ、血のソーセージなのだ。鶏の血を、ビーフンやなんかと一緒に固めたもの。次の日、市場前で豚の血のソーセージを売ってる屋台を見かけて、初めて気がついたの由。
3つの食材それぞれの個性が互いに引きたて合う、実に素晴らしい逸品であったよ。
ああ、旨かった。素晴らしい店だ。
しかし、店にとって俺達は素晴らしくない客だったことだろう。
だって、鶏づくしの桃源郷から我に返って気がつくとすでに11時半。俺達以外の客は誰一人としていない。でも、ちいとも嫌な顔をしない店の人たち。
なんと素晴らしき鶏家荘。
さて、腹を満たして気分が大きくなった俺達が街を見まわすと、以外とまだ起きてる街、台北。なんで、食い物屋だけあんあに早くしまるのかね?
アメリカかぶれのカフェーで軽くお茶して、さてホテルに戻らんとするところでしかし、何故かお茶屋さんを発見してしまったのは何故だろう?
裏目だよなー
とか言いながらただでお茶試飲しまくって、中国茶道のいろいろな作法を優しく教わってきました。
あんまりムードが良かったので、食べまくりの本旨とは関係ないけど、宣伝しておくぜー。
台北市長春路52號1樓 「昇洋銘茶」
ちなみに、「高山茶」がオススメだ。俺も毎日飲んでる。
で、店のおねいさん。
カタコトの日本語で優しくお茶のマナーを教えてくれるぞ〜〜。
そして、茶器茶器。
→食べまくりバカ一代