短刀捕り
武器は人間の手足の延長である。しかも、武器はそれが有効に使用されると、手足とは比較にならないほど強大な攻撃力を持っている。たとえ体力的には貧弱なものでも、武器を持てば、自分よりはるかに強力な相手を倒すことができるのである。したがって、われわれが武器にたいして、いかに忍術の応用をすべきかを考えるときにも、まず、この武器の本質をしっかり認識しておく必要がある。もし路上などで、武器による攻撃を受けた場合、まず、
三十六計逃げるにしかずである。如何しても逃げられないときに、はじめて武器と相対することになるが、このときは総合的な知恵の力が勝敗を決めることになる。
例1 短刀を持つ相手に対し、その虚をついて飛びこみ、下腹部に蹴りこむ。←やれるもんならやってみぃ
例2 全身を短刀にかけて突っ込んできた相手に対し、体を開いてその弾道から身をはずし、顔面を攻撃する。
この練習はけっこうみんなやってるけど、ぜってー本番は無理。